天才歌姫、松井優子にメール・インタビュー!
Monday, March 2nd 2009
松井優子インタビュー
「一言、一曲、お伽噺を紡いでいく感覚」
--HMV ONLINE、初登場という事で、簡単な自己紹介をお願いできますでしょうか?
地元大阪でのバンド活動を経て、07年の冨田恵一氏監修「Track back audition」の優勝をきっかけに上京し、
優秀なアレンジャー、ミュージシャンと知り合い、楽曲を製作し、ライヴ活動を行い、
今回ミニアルバムを発売する運びになりました。
--これまで、どのようなアーティストに影響を受けてきましたか?
また目標とされているようなアーティストはいますか?
沢山いますが、敬愛して止まないのは、冨田恵一さん、作詞家としては松本隆さん。
最近はミシェル・ルグランの素晴らしさに遅ればせながら驚愕しました。
--生涯で初めて見たアーティストのライブ、初めて自分で買ったCDなど覚えていたら、ぜひ教えてください!
初めて観たのはヴァイオリニストの古澤巌さんのコンサートです。
11歳位の時、当時習っていたクラシックピアノの先生の知り合いが古澤さんで、母と一緒に行っていました。
「ひばり」という曲が大好きでした。
弦の音色は声に一番近いので、当時から歌が好きだった私には親しみやすかったのだと思います。
初めて買ったのは「セーラームーン」のCDだったと思います(笑)。
--アルバムに関してなのですが、今作「アンティークレース編み」の制作期間はどのくらいかかりましたか?
そしてこのアルバム・タイトルの由来などありましたら教えて下さい!
製作期間は半年くらいですね。
タイトルの由来は、アンティークレースが一針、一針、編まれるように、
一言、一曲、お伽噺を紡いでいく感覚で作っていったので、このように名付けました。
--今作の制作過程において苦労された点など、何かエピソードがありましたら教えて頂けますでしょうか?
苦労した事は特に無く、楽しく製作しました。
レコーディングの時は、その曲のお話の世界に入り込んで、相応しい歌い方が降りてくるまで、繰り返し歌います。
そうしたらいつもふっと舞い降りてくる瞬間があり、それを捕まえて歌います。
「おとなの国のアリス」という曲では、念願の笑い声を入れる事が出来、楽しかったです。
--アルバムのジャケット写真ですが、まさにアルバムの内容を象徴されているように、
とても可愛らしくて美しい写真が使われていますが、これはどこで撮影されたものなのでしょうか?
これは都内にあるフランスのアンティークの家具を扱う家具屋さんをお借りして撮影しました。
本当に素敵な所で、楽しく撮影させて頂きました。
--今作の歌詞の内容に関してなのですが、本当に美しくて、可愛らしくて、それでいてとても色っぽい歌詞が印象的です。
いったい、これらの歌詞はどのようにして紡ぎ上げられていったのでしょうか?
何かインスピレーションになるようなものはありましたか?
一番心にくる言葉を元に、ストーリーを考えて歌詞を書きます。
インスピレーション源はそこら辺に転がっている物をを拾う感じです。
--最近注目しているアーティストや映画などがあればぜひ教えてください!
アーティストは日本画家の松井冬子さん。
本当に素晴らしくて、まだ生で観た事が無いので、個展があれば是非行きたいです。
映画はジャン・コクトー版の「美女と野獣」をまだ観た事が無いので、早く観てしまいたいです。
古い名画とされている物をきちんと観ておきたくて。
--今後のご自身のライブ予定などありましたら教えてください!
2009年4月12日に下北沢mona recordsで初ワンマンライヴをします。
是非遊びに来てください。
--最後にファンの方々にメッセージをお願いします!
松井優子のお伽噺集「アンティークレース編み」が完成しました。
敬愛する冨田恵一さんと作らせて頂いた曲や、素晴らしい方々と出会い経験して書き上げた曲達。
それをひとつ、ひとつのお話を読むように楽しんで頂けたら嬉しいです。
--ありがとうございました!
インタビュー:古屋 雄裕(HMV 銀座)
さらに!ご本人による楽曲解説もいただきました!
Track 1 「bonbon」
「ボンボン」はフランス語で、飴の意味。
早く自分の曲たちが、お菓子のように可愛らしくお店に並び皆様に最後までゆっくり、
中に入っているジャムまで味わって頂けるようにとの願いを込めて作った曲です。
歌詞は電車で思いつきました。
Track 2 「人魚姫の爪」
夢と現実の狭間にいつも居ていたいという気持ちがあって、その中間の世界の歌です。
現実に居なくたって想像できる脳が大事なんだと思います。
Track 3 「おとなの国のアリス」
言葉遊びをしながら歌詞を書き始めました。
デモもメロディーをピアノでなぞって遊びながら弾いた感じです。
ピーターパン・シンドロームというのがありますが、
アリス・イン・ワンダーランド・シンドロームというのもあるそうです。
自分の身体の一部が、大きくなったり、小さくなったりして感じたりするそうです。
詩世界は、そこからインスピレーションを得ました。
おとなとこどもの間。淑女と少女の間。年をとっても可愛い物が好き。
いつまでもときめきを忘れないようにと作った曲です。
Track 4 「カフェ・クレームの告白」
カフェ・クレームはカフェ・オレの事です。
朝の日差しの中、寝ている耳元でカフェ片手にする告白をいつか面と向かってできたら、というお話です。
この曲は3年前くらい前に書いたものです。
Track 5 「一角獣と処女」
初めて冨田さんのデモを聴いた時、悲しくて嬉しい、楽しいけれど、少し寂しい。
そんな感じを受けました。
冨田さんにそれを伝えるとまさにそのテーマで曲を作っていると言ってくださいました。
なので、思春期の少女のあやうい気持ち、恋を題材にしました。
一角獣は処女の前にしか、現れないそうです。
例えば、その二人が関係を持って、少女が少女で無くなったら、
一角獣は消えてしまうのか?というストーリーを考えました。
敬愛して止まない冨田恵一さんとの、レコーディング作業は私の一生の宝物になりました。
Track 6 「私の神様」
本当はこの曲は入る予定に無かったんですが、ピアノだけの小編成で、
メロディー、言葉、声がより全面的にでる曲を出来るなら入れたいと思っていて。
直前にいい曲ができたので、土壇場で入れる事が出来ました。
マスターリングの前日にレコーディング、ミックスまで行い、ギリギリセーフで入れる事が出来ました。
とても気に入っている曲です。友人の結婚を祝う為に作りました。
今まで詞先で曲作りをしていましたが、この曲はピアノを弾きながら
詞とメロディーを同時に作った初めての曲です。
