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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - January 4th, 2009 -

Sunday, January 4th 2009


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  Jan 4th, 2009
〜 best of 2008 〜
 
 

Jon Cleary & The Absolute Monster Gentlemen “People Say” 6.38
Mo’ Hippa Mo’ Hippa/FHQ 003所収

  今回は2008年の年間ベストを紹介します。順番は特にありませんが、まず、年間ベスト・コンサートも兼ねたジョン・クリアリーです。長年ニュー・オーリンズに住んでいるイギリス生まれのピアニストで歌手、今のニュー・オーリンズのミュージック・シーンには欠かせない存在です。このオーストラリア録音のライヴ・アルバムは実にゴキゲンでした。
 
 
 

Marc Cohn “Giving Up The Ghost” 3.45
Join The Parade Join The Parade/Decca B0009906-02所収

  マーク・コーンは91年のヒット曲「ウォーキング・イン・メンフィス」以外ではほとんど知られていないシンガー・ソングライターです。ぼくも同じでしたが、10年前から彼と一緒にギタリストとして活動しているぼくの弟がこの久々の新作を送ってくれました。血のつながりとは関係なく、素晴らしい作品です。優れたミュージシャンも参加していますし、曲はとにかく良い!
 
 
 

Amos Garrett “Fading Love” 5.50
Get Way Back - A Tribute To Percy Mayfield Get Way Back - A Tribute To Percy Mayfield/Stony Plain SPCD1330所収

  テレキャスターの名人エイモス・ギャレットは50~60年代のR&Bの世界で一流のソングライターとして高い評価を得たパーシー・メイフィールドの曲を特集したアルバムを発表しました。こんな作品は話題にはなりませんね。しかし、これは聴いたら一生の友になるようなものです。
 
 
 

Jack Teagarden’s Chicagoans “Stars Fell On Alabama” 2.58
Merle Haggard & The Strangers “Mama Tried” 2.10
Theme Time Radio Hour with your host Bob Dylan Theme Time Radio Hour with your host Bob Dylan/Ace/MSI MSIG0463-4所収

  現在のラジオ界でダントツの面白さを誇るボブ・ディランのTheme Time Radio Hour。その第一シーズンの50回の番組から50曲を選んだ2枚組のコンピレイションも必聴です。40年代のジャズ・ヴォーカルと60年代のカントリーをつなげてかけても何ら不思議はないと思います。この2曲はべつにボブの番組で続けて放送されたわけではないけれど、毎週まさにそのようなことをやっています。
 
 
 

Joan Osborne “Holy Waters” 4.05
Transatlantic Sessions 3/ Transatlantic Sessions 3/Whirlie DVD01 (PAL only) 所収

  スコットランドやアイルランドのフォーク系のミュージシャンと、アメリカのカントリー/ブルーグラス系のミュージシャンが一堂に会し、テレビ番組のためのセッションを10日間ほど行ったこの企画は出来ればDVDで観て欲しいです。残念ながらPAL規格でしか出ていないので、それが再生できるプレイヤーかコンピュータで観ることになりますが、観る価値は十分あります。
 
 
 

Shelby Lynne “Anyone Who Had A Heart” 3.33
Just A Little Lovin’ Just A Little Lovin’/Lost Highway B0009789-02 所収

  ベスト・ワンを敢えて選ぶとしたら今年はこれでしょう。かつてダスティ・スプリングフィールドが歌っていた曲を選曲して徹底的に切ない雰囲気の編曲を施したこの作品は「違いがわかる人」には愛されるレコードだと思います。
 
 
 

Rokia Traore “Koronoko” 4.33
Tchamantche Tchamantche/Tama/P-Vine PCD93197 所収

  マリの女性シンガー・ソングライター、ロキア・トラオーレはシェルビー・リンに負けないような、抑制されたヴォーカルと最低限の楽器編成の美しいアルバムを出しました。静かに中毒になる…
 
 
 

Issa Bagayogo “Dunu Kan” 6.07
Mali KouraMali Koura/Six Degrees 657036 1151-2 所収

  やはりマリの歌手/ミュージシャン、イサ・バガヨゴは柔らかなプログラミングとジャズの要素を交えたユニークな現代アフリカン・ミュージックに成功しました。めちゃくちゃに気持ちがいいサウンドです。
 
 
 

Taksim Trio “Güle Yel Degdi” 4.17
Taksim TrioTaksim Trio/Doublemoon DM040 所収

  トルコのタクシム・トリオはクラリネット、弦楽器のバグラマ、そしてダルシマーのようなカヌーンで即興(タクシムは即興という意味)の要素もかなりあるアクースティックな中東メロディを優雅に奏でます。
 
 
 

Stuff “Oh Happy Day” 6.59
Live At Montreux Live At Montreux 1976/VideoArts VABG1249 所収

  76年のモントルー・フェスティヴァルに出演したスタジオ・ミュージシャン集団スタッフは飛行機の都合で開演ぎりぎり前に到着、リハーサルも何もないままステージに上がりました。彼らのインストルメンタルR&Bをこんなに感動的に捉えた録音は他に知りません。音質は今一つですが、満足度は120%!!
 
 
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