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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - November 9th, 2008 -

Sunday, November 9th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  Nov 9th, 2008  
 

Sam Cooke “A Change Is Gonna Come” 3.09
Jesus Of Cool/Demon FIEND CD 131 Portrait Of A Legend 1951-1964/ABKCO 0602498074466所収

  めでたく当選したバラック・オバマは勝利演説でサム・クックのこの名曲から引用した時は感動しました。公民権運動がピークに達していた時期に発表されたこの曲はアメリカ中のアフリカン・アメリカンの希望を表現したものでしたが、その希望がようやく実現した思いがしましたね。
 
 
 

Yma Sumac “Taita Inty” 3.04
The Very Best of Yma Sumac/Capitol TOCP50037 The Very Best of Yma Sumac/Capitol TOCP50037 所収

  先日、86歳で亡くなったイマ・スマックはペルー人の歌手で、50年代にアメリカでかなり人気があったそうです。5オクターヴに及ぶ彼女の声の音域には驚かずにはいられません。
 
 
 

David Byrne & Brian Eno “Home” 5.08
Everything That Happens Will Happen Today/Beat BRC218 Everything That Happens Will Happen Today/Beat BRC218所収

  80年代初頭のMy Life In The Bush Of Ghosts以来の共作を発表したブライアン・イーノとデイヴィッド・バーン。久々に食事した時の会話の中で、イーノは最近書きためた曲が色々あって、歌詞を書くのが苦手だということから、バーンはとりあえず何か書いてみようかというさりげない話から出発した作品ですが、予想外にポップな面と、二人の「らしい」部分とがとても面白く合わさっています。
 
 
 

Sensational Nightingales “Morning Train” 2.23
The Best of the Sensational Nightingales/MCA MCAD22044 The Best of the Sensational Nightingales/MCA MCAD22044 所収

  ブライアン・イーノは彼とデイヴィッド・バーンのアルバムを「エレクトロニック・ゴスペル」に例えています。歌中心であるところがゴスペルのようだということですが、イーノは昔トーキング・ヘッズのアルバムをプロデュースしていた時にたまたま耳にしたゴスペルから受けた衝撃によって、自分のその後の音楽活動はそうとう変わったと語っています。 このセンセイショナル・ナイティンゲイルズのリード・ヴォーカル、ジューリアス・チークスはゴスペル界の中でとりわけ影響力が強かった強烈な声の持ち主でした。
 
 
 

B.B. King “Get These Blues Off Me” 4.27
One Kind Favor/Geffen B0011791-02 One Kind Favor/Geffen B0011791-02 所収

  BBはこの新作ではブルーズの昔の名曲をカヴァーしていますが、この曲はTボーン・ウォーカーのものです。プロデューサーはTボーン・バーネット…紛らわしいね….このアルバムでドクター・ジョンが全曲でピアノを弾いていますし、他のミュージシャンも優れた人ばかり、最近のBBキングの中で目立つ聞き応えのあるアルバムです。
 
 
 

Alton Ellis “Can’t Stand It” 6.50
Cry Tough/Heartbeat CD HB 106Cry Tough/Heartbeat CD HB 106

  先日亡くなったオールトン・エリスは60年代のジャマイカで大変人気の高かった歌手で、ロック・ステディという60年代後半の新しいビートをもたらしたとも言われています。この曲はちょっとダブ風でUロイのように聞こえるトースティングもフィーチャーされていますから、多分70年代に「リミックス」されたものかと思いますが、とにかくゴキゲンです。
 
 
 

Grupo Folklorico y Experimental Nuevayorquino “Choco’s Guajira” 6.14
Concepts In Unity/Beans BNSCD748
Concepts In Unity/Beans BNSCD748 所収

  ニュー・ヨークに住むラテンのミュージシャンたちが集まって75年に作った有名な作品です。アフリカのルーツを強く反映した作りは当時画期的でした。最近また再発されたので、ぜひこの機会に…。
 
 
 

Nitin Sawhney “Shadowland” 3.28
London Undersound/Traffic TRCP44 London Undersound/Traffic TRCP44 所収

  ニティン・ソーニーは自分が生まれ育ったロンドンがこの10年の間に著しく変化してきたと言います。しかもそれはいい意味ではない、ということです。9/11を境にどんどん怖い方向に進んでいるというそのロンドンのことをテーマにまとめたこの新作音楽的にいつものニティンと大きく違うわけではありませんが、曲の合間に短い語りが入っているのはそのせいです。いずれにしても力作です。
 
 
 

The Who “Substitute” 3.47
My Generation - The Very Best of The Who/Polydor POCP1614 My Generation - The Very Best of The Who/Polydor POCP1614 所収

  間もなく初の単独来日を果すザ・フー。デビューした頃は大好きなグループだったにもかかわらずいまだにライヴを観たことがないので、今回は絶対に見逃さない!
 
 
 

Jackson Browne “Far From The Arms Of Hunger” 5.15
Time The Conqueror/Sony SICP2004 Time The Conqueror/Sony SICP2004 所収

  ジャクソン・ブラウンも今月来日します。彼は何度も観ていますが、今回もやはり行きます。もしぼくの姿を見かけたらぜひ声をかけてくださいね。
 
 
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