Jason Champion / Reflections
男性R&Bシーンの2008年の勢いは下半期も衰える事はないようですが、なにも新人ばかりではありません!!昔にデビューしたものの最近すっかりご無沙汰していたアーティストもしっかりと活動しているんです。その中でもオススメしたいのが、90年代にビッグヒットを飛ばし、シーンの中心を担っていたMen At Large。Gerald Levertなどが好きな人には懐かしい名前のはずです。そんなMen At Largeも昨年1枚復活作を出してますが、個人的にはこちらの方が完全に好み!!プロデュースにKanyeやBeyonce、Rihannaなどを手掛ける敏腕Warryn Campbellを迎えたソロ。爽快なダンスナンバーからゴスペル出身のJason Championの歌声を活かすバラッドありと王道ですが、どこか癒しを感じる作品。一つ飛びぬけた曲と言うよりも全体を通して完成度が高い何度でも聴けるアルバムではないかと思います。
Bennson / Let The Love
90年代に一大ムーブメントを起こした「ACID JAZZ」。UKを筆頭にGilles Petersonが立ち上げた<TAKIN LOUD>、<ACID JAZZ>などのレーベル、Jamiroquai、Incognitoと言ったアーティストを中心に広がったシーンですが、21世紀の2008年にこのシーンの盛り返しを感じさせるようなアーティストがデビューしちゃいました。北欧JAZZレーベル<RAW FUSION>からデビューを果たしたファンクバンドBamboosのキーボーディストBennson。モロに前著のACID JAZZを通ってきているかのような、流麗で聴きやすいメロディと透き通るような歌声は、今のテイストも入っていますが、完全なる「21世紀版 ACID JAZZ」と言って良いと思います。UKから産まれる独特のスムースさは日本人の耳にスッと入る筈です。是非!!!!