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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - October 26th, 2008 -

Sunday, October 26th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  Oct 26th, 2008  
 

Booker T. and the MGs “Booker-Loo” 2.25
The Very Best of Booker T. & The MGs The Very Best of Booker T. & The MGs/Stax UCCO4042所収

  10月28日、ナシュヴィルにあるミュージシャンの殿堂に迎え入れられることになっているプレイヤーたちを特集します。まずブッカーT&ジMGズです。初期のスタックス・レコードではほとんど全てのレコードで演奏しているのが彼らです。色々な歌手たちによる偉大なヒット曲が無数にありますが、再結成して11月に来日するブッカーTたち自身の曲から行きます。
 
 
 

Albert King “Down Don’t Bother Me” 2.08
detail/2553097
"> Born Under A Bad Sign/Stax SCD24 723-2所収

  これもMGズをバックにしたアルバート・キングの極上ファンキー・ブルーズ、66年当時は最先端のサウンドでした。
 
 
 

King Curtis “Memphis Soul Stew” 7.36
Don’t Fight The Feeling/Rhino Handmade RHM2 7890 Don’t Fight The Feeling/Rhino Handmade RHM2 7890 所収

  MGズと一緒に殿堂入りを果すメンフィス・ホーンズもスタックスを中心に活動したトランペットのウェイン・ジャクソンとテナー・サックスのアンドルー・ラヴです。これは71年、サン・フランシスコのフィルモア・ウェストに出たアリーサ・フランクリンの前座を勤めたキング・カーティスのバックで、大活躍する彼らがフィーチャーされています。
 
 
 

Otis Redding “Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)” 3.59
Live In London & Paris Live In London & Paris/Stax UCCO4051 所収

  こちらもライヴです。67年のスタックス/ヴォルト・リヴューがヨーロッパへ出かけた時の録音で、オーティスのバックを務めるのはブッカーTたちとメンフィス・ホーンズです。
 
 
 

Elvin Bishop “Struttin’ My Stuff” 3.41
Be Altitude / Respect Yourself The Muscle Shoals Sound/Rhino R271517 / Be Altitude / Respect Yourself 所収

  これもメンフィス・ホーンズがフィーチャーされていますが、録音はメンフィスではなく、アラバマ州のマスル・ショールズです。そこで活動したマスル・ショールズ・リズム・セクションもミュージシャン殿堂入りをします。キーボードのバリー・ベケット、ギターのジミー・ジョンソン、ベースのデイヴィッド・フッド、ドラムズのロジャー・ホーキンズがメインのメンバーです。このステイプル・シンガーズの名曲には全員が参加しています。
 
 
 

Aretha Franklin “I Never Loved A Man (The Way I Love You)” 2.46
I've Never Loved A Man The Way I Love You The Muscle Shoals Sound/Rhino R271517 / I've Never Loved A Man The Way I Love You 所収

  アリーサのアトランティック・デビューとなったこの曲もマスル・ショールズで録音されたものです。一部のメンバーは今回殿堂入りするのと異なっていますが、ご了承ください。
 
 
 

Wilson Pickett “Hey Jude” 4.01
Definitive Wilson Pickett
The Muscle Shoals Sound/Rhino R271517 / Definitive Wilson Pickett 所収

  そしてこれもマスル・ショールズ録音の名盤。当時全く無名だったドゥエイン・オールマンがリード・ギターで参加しています。
 
 
 

The Crickets “I Fought The Law” 2.10
Rock Around The Clock/MCA MVCM22064 Rock Around The Clock/MCA MVCM22064 所収

  バディ・ホリーのバック・バンドとして知られるクリケッツも殿堂入りをします。メンバーはドラムズのジェリー・アリソン、ベースのジョー・モールディン、ギターとヴォーカルのサニー・カーティスの3人です。バディのレコードにはサニー・カーティスがほとんど参加していませんが、後にボビー・フラー・フォーのカヴァーで大ヒットしたこの曲のオリジナルは彼が作曲し、またヴォーカルをとっています。
 
 
 

Buddy Holly “Rave On” 1.47
The Best of Buddy Holly/Geffen UICY91033 The Best of Buddy Holly/Geffen UICY91033 所収
ダウンロードは「Colour Collection」所収

  そしてバディ・ホリーの曲も一丁…
 
 
 

Bob Dylan ”I Want You” 3.05
Blonde On Blonde/Sony MHCP10005-6 Blonde On Blonde/Sony MHCP10005-6 所収

  アル・クーパーも殿堂入りします。60年代初頭からニュー・ヨークでソングライターとして活動し始めていた彼はボブ・ディランが「ライク・ア・ローリング・ストーン」を録音する日にスタジオにいたのでたまたまあの曲でオルガンを弾くことになりました。そのお陰で一気に知られるようになったのですが、その頃のディランのレコードから一曲…
 
 
 

Lynyrd Skynyrd “Gimme Three Steps” 4.30
Pronounced Leh-nerd Skin-nerd/MCA 20P2-2108 Pronounced Leh-nerd Skin-nerd/MCA 20P2-2108 所収

  70年代にはアルはアトランタを拠点に自分のレーベルを設立しましたが、その代表的なアーティストは彼が発掘し、プロデュースしたレナード・スキナードでした。
 
 
 

Charlie Rich “A Woman Left Lonely” 3.12
Feel Like Going Home: The Essential Charlie Rich/Epic Legacy E2K 64762 Feel Like Going Home: The Essential Charlie Rich/Epic Legacy E2K 64762 所収

  最後の殿堂入りは70年代のナシュヴィルで洗練されたカントリー・サウンドを作り出したプロデューサー、ビリー・シェリルです。彼が手がけた3つの作品を紹介します。まず、チャーリー・リッチュ、ジャニス・ジョプリンのヴァージョンが有名ですが、この曲はチャーリーが最高です。
 
 
 

Ray Charles with Johnny Cash “Crazy Old Soldier” 3.12
The Complete Country & Western Recordings 1959-1986/Rhino R2 75328 The Complete Country & Western Recordings 1959-1986/Rhino R2 75328 所収

  レイ・チャールズが80年代半ばに作ったFriendshipというアルバムにはカントリー界の様々な歌手たちとのデュエットが入っていますが、レイ自身はこの曲をかなり気に入っていたようで、以前インタヴューした際にリクエストしたのです。もう一度ご紹介します。
 
 
 

Elvis Costello & The Attractions “How Much I Lied” 2.42
Almost Blue/Demon DPAM7 Almost Blue/Demon DPAM7 所収

  最後に80年代初頭にエルヴィス・コステロがカントリー系のカヴァーを中心としたアルバムから、これもビリー・シェリルが手がけた作品です。曲はグラム・パーソンズです。 
 
 
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