Super Cat

Thursday, October 23rd 2008

Super Cat



Bボーイ需要も高き
伝説のラガマフィン。
Super Catに今こそ一票を!


 インド系ジャマイカ人の父親と、アフリカ系ジャマイカ人の母親の間に生まれ、ジャマイカのゲットー地区でも最も厳しい現実を目の当たりにさせられる、キングストン11のコックバーン・ペンというところで育ったWilliam Maragh(ウィリアム・マラグ)。  

Super Cat
 1976年、13歳の頃に、「Cat-A-Rock」という名でDee Jayとしてのキャリアをスタート。その後、Super Catと名乗るようになった1980年代から、ジャマイカ有数のシステム「Killamanjaro(キラマンジャロ)」の専属Dee Jayとなり、快進撃が始まりました。ちなみに、「Cat」とは、インド系の人間を指すジャマイカのスラングで、さしづめ、Super Catとは、「超人」というところでしょうか。1986年に、Technicsから発表された「Boops」が大ヒットとなり、いよいよCatのキャリアは、絶頂期を迎えることとなります。

 1988年、Catは、活動の場をアメリカに移し、自らのレーベル=Wild Apache Productionを設立。後に、Shaggyを手掛けた凄腕プロデューサー、Robert Livingstonのプロデュース及びセルフ・プロデュースのもと発表された『Sweets For My Sweet』は、Catの人気を不動のものにしました。 1991年には、いよいよColumbiaとメジャー契約を果たします。 メジャー第1弾となった1992年のアルバム『Don Dada』は、さほどヒップホップ・テイストを練り込んでいない内容ながら、レゲエ界のみならずヒップホップ界でも絶大な人気を博し、30万枚以上の売り上げを記録するメガ・ヒットとなりました。

Super Cat 『Dolly My Baby』12インチ・シングル
 この当時、Catがヒップホップ・シーンに与えた影響・衝撃はかなりのもので、ヒップホップ・サイドからの客演・出演オファーが殺到したのもこの頃でした。ビルボード1位を記録した、Kris Krossのデビュー・シングル「Jump」への客演や、自身の「Dolly My Baby」のBad Boyリミックスに、デビュー前のNortorius B.I.G.が参加したり、Hip Hop Mixでは、Mary J Bligeがフックを歌ったり、「Dem No Worry Me」では、Heavy Dと共演したりと、まさに「ヒップホップとダンスホールの架け橋的」役回りを図らずも行なった、クロスオーバー・オーソリティーでもあったわけなのです。

 95年の通算5作目『The Struggle Continues...』を最後に、オリジナル・アルバムのリリースには至ってないものの、ロック・グループ、Sugar Rayとの「Fly」や、R&Bグループ、112との「Na Na Na」など、近年も数多くのラヴコールを受けた客演仕事をこなしています。 2002年には、Catへのプロップスを公言していたPharrell WilliamsのNeptunesによるStar Trakレーベルと電撃契約(即・契約破棄)を果たし、「Dons of Dons」で共演も実現しました。

 1994年以来、実に13年振りとなる来日公演も昨年8月に行われ、ブランクを感じさせないエネルギッシュで、キレのいいステージで、新旧ダンスホール・ファンをマッシュさせたことは、記憶に新しいところでしょう。そんな、再評価著しいSuper Catの92年の名アルバム『Don Dada』が、現在700円程度のお値段で手に入れることができちゃうっていうのだから、こちら的にもプッシュしないわけにはいかないでしょう。ヒップホップ・ファンにも特にオススメなのです★  


Don Dada 『Don Dada』

 N.Y.に活動の場を移し、92年にColumbiaから発表したメジャー・デビュー作。Heavy Dをフィーチャーした「Them No Worry We」をオープナーに、「Ghetto Red Hot」、「Them No Care」、「Dolly My Baby」、「Don Dada」、「Nuff Man a Dead」といった、今でも現場のサウンドには欠かせないダンスホール・クラシックが数珠繋ぎ。


愛知 Reggae Breeze 2K7 DVD 『愛知 Reggae Breeze 2K7 DVD』

 ディスク2には、Super Catのステージをノーカット収録!奇跡の来日ライブ映像と、豪華国内アーティスト映像を収録したDVD2枚組。会場を埋め尽くす1万2千人のオーディエンスが体感した真夏のステージ。2007年8月25日に行われた「愛知Reggae Breeze 2K7」、当日の熱気そのままに映像化。


Dancehall 101 Vol.2 V.A.『Dancehall 101 Vol.2』

   80年代〜90年代のダンスホールのヒット曲を集めたVPコンピ「Dancehall 101」の第2弾。Tequnicsからの特大ヒット「Boops」を収録。女の子を囲う金持ちのパトロン・ネタで、リディムは、Marcia Griffithの「Feel Like Jumping」のリメイク。

Cipha Sounds Presents Dancehall Classics Vol.2 V.A.『Cipha Sounds Dancehall Classics Vol.2』

 Super Catの「Dolly My Baby(Extended Hip Hop Mix)」には、Bボーイには辛抱たまらん仕掛けがたっぷり。Bad Boy総帥Puff Diddy(現・Diddy)が、Herbie Hancockの大ネタを用い手掛けた、スーパー・ドープ・リミックス。Mary J. Bligeもフィーチャーされた、完全Uptown仕様★


Kris Kross -Best Of Kris Kross 『Best Of』

 「Jump(Super Cat Dessork Mix)」でいきなり幕を開けるKris Krossのベスト盤。ほか、共演曲「Alright」も収録。この辺りの楽曲を聴くと、現在、Sean Paulがヒップホップ/R&B勢とのジョイントで人気を得ている理由が分かるのかもしれない。


Hot&Wet 112 『Hot&Wet』

 R&Bヴォーカル・グループ=112の2003年リリースの通算4作目。Super Cat参加のリード・シングル曲「Na Na Na Na」では、絶品のコンビネーションを聴かせる。


Neptunes Presents・・・Clones Neptunes 『Presents...Clones』

 NeptunesのStar Trakレーベルのコンピ。Jadakissを交えた「Don Of Dons (Put De Ting Pon Dem)」で、その”ドンダダ節”を。


Acoustic Soul -Special Edition India Arie 『Acoustic Soul』

 India Arie嬢の2001年デビュー・アルバムの後発2枚組デラックス・エディション。注目は、デビュー・シングル「Video(Urban Wolves/Dream Team Remix)」。インディア・コネクションか否か、ドン・ダダ登場で大騒ぎ。



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