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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - June 1st, 2008 -

Sunday, June 1st 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  June 1st, 2008
 
 

U-Roy “Chalice In The Palace” 3.29
Dread In A Babylon Dread In A Babylon/Virgin Frontline VJCP 23084 所収

  今週新聞で小さく報道された記事で印象に残ったものがありました。成田空港で麻薬をかぎ分ける犬の訓練のため、税関の人が大麻を香港から到着した旅行者のカバンに密かに隠したそうです。詳細:http://www.asahi.com/national/update/0526/TKY200805260341.html?ref=rss ジャマイカで70年代に初期トースティングのスターDJ、U-Royのこの曲は宮殿でチャリス(大麻用のパイプ)を楽しむという内容です…。
 
 
 

Orchestre National de Barbes “Wawa” 3.44
Alik Alik/Alter Pop ARPCD6126 所収

  パリに住む北アフリカからの移民によるオールスター・バンド、オルケストル・ナシオナル・ドゥ・バルベスの新作はこれまで以上にロックやポップの影響も感じられる、異文化交流色が濃くなった印象です。この曲はマヌ・チャオとサーフ・ロック一緒になった感じもあります!
 
 
 

Natacha Atlas “La Teetab Alayi” 3.17
Ana Hina Ana Hina/Rice HMR777 所収

  これまでダンス・ミュージック寄りのサウンドにはあまり魅力を感じませんでしたが、ナタシャ・アトラスの声は素晴らしいです。この新作では完全にアクースティックなサウンドになっていて、古風なアラブ・ポップを再現した美しい内容です。この曲はレバノンの伝説的な女性歌手フェイルーズのオリジナルでした。
 
 
 

Ann Peebles “I’m Gonna Tear Your Playhouse Down” 2.43
Jazz On A Summer’s Day - Original Soundtrack CD Jazz On A Summer’s Day - Original Soundtrack/Victor VICJ60705 所収

  メンフィスのソウル・ミュージックといえばスタックスという名前をすぐに思い浮かべますが、もう一つの代表的なのは70年代前半のハイ・レコードでアル・グリーンやこのアン・ピーブルズなどをプロデュースしたウィリー・ミチェルの洗練されたユニークなサウンドでした。これはリスナーからのリクエストに答えての紹介です。
 
 
 

Amos Garrett “To Claim It’s Love” 5.49
Get Way Back Get Way Back - A Tribute to Percy Mayfield/Stony Plain SPCD1330 所収

  ギターの名人エイモス・ギャレットは去年の来日公演で、次に出すアルバムがパージー・メイフィールドへのトリビュートになると発表していました。その時からずっと楽しみにしていたその作品がついに出ました。50年代から60年代にかけて最高のソングライターとしての評価を受けていたパージーは80年代に死亡し、最近話題が少ないですが、これは見事! 
 
 
 

Shelby Lynne “I Don’t Want To Hear It Anymore” 4.34
Just A Little Lovin’ Just A Little Lovin’/Lost Highway B0009789-02 所収

  既にこの番組で何度か紹介しているシェルビー・リンの素晴らしいアルバムはかつてダスティ・スプリングフィールドが歌っていた曲で構成しています。その中から、ランディ・ニューマンが60年代半ばに作曲したものを、シェルビーのヴァージョンの他に、65年にウォーカー・ブラザーズが作ったものも聴いていただきます。

Scott Walker “I Don’t Want To Hear It Anymore” 3.45
On Vine Street On Vine Street - The Early Songs of Randy Newman/MSI MSIG0469 所収

 
 
 

Janiva Magness “Fool Me Again” 3.39
What Love Will Do What Love Will Do/Alligator 514924 所収

  デトロイト生まれのジャニーヴァ・マグネスはまだ十代に母が自殺、父が死亡し、自分が母になってしまい、何人もの里親を転々とするかなり悲劇的な過去の持ち主です。ブルーズ・シンガーになったものの、一度やめてしまったこともあったそうですが、この新作は素晴らしい!
 
 
 

Amy Winehouse “Round Midnight” 3.46
Frank - Deluxe Edition Frank - Deluxe Edition/Island FRANKINTPROCD1 所収

  新しい録音を開始したかと思えばそれが中断されたというエイミー・ワインハウスのデビュー作「フランク」はデラックス・エディションで新たに登場しました。そのボーナス・ディスクから、もともとシングルのB面だったセローニアス・マンクの「ラウンド・ミドナイト」の原始テクノ編曲!?
 
 
 

Chaka Khan “Ladies’ Man” 3.48
Funk This Funk This/Burgundy BVCP21557 所収

  間もなく来日するチャカ・カーンの最新作はグラミー賞の最優秀r&bアルバムを受賞しました。この曲はジョーニ・ミチェルの80年代のもので、チャカが取り上げるのはやや意外ですが、どうやらジョーニ自身の提案だったそうです。
 
 
 

Richard Julian “Man In The Hole” 4.48
Sunday Morning in Saturday’s Shoes Sunday Morning in Saturday’s Shoes/Manhattan TOCP70483 所収

  ニュー・ヨークのシンガー・ソングライター、リチャード・ジュリアンも間もなく来日します。時々ポール・サイモン辺りを彷彿とさせる個性的な曲を作る人です。
 
 
 

Fats Waller “Viper’s Drag” 2.50
Very Best Of Songs of Dope and Glory/Trikont US 0295 所収
『Very Best Of』所収

  今日の冒頭のテーマに戻って、ファッツ・ウォラーの大麻ソングでおわかれです。
 
 
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