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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - April 20th, 2008 -

Tuesday, April 22nd 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  April 20th, 2008
 
 

Desmond Dekker & the Aces “It Mek” 2.12
Rico “Sea Cruise” 2.56
? CD Mojo Presents The Dawning of a New Era/no number 所収
Desmond Dekker”It Mek”はCD King Of Ska: Greatest Hits からご紹介しています。

  ぼくが定期購読しているイギリスの音楽雑誌Mojoには毎月おまけのCDが付いています。結成30周年になるスペシャルズの大きな記事が掲載されている今月号は彼らに影響を与えたジャマイカの音楽、また彼らに影響を受けたイギリスのバンドなどの曲を収録したコンピレイションですが、その中から、まず、60年代に何曲かイギリスのヒット・チャートに送り込んだデズモンド・デカの名曲、そしてスペシャルズとよく共演し、60年代のスカの時代から活動していたトロンボーン奏者、リコ・ロドリゲスが80年に録音したニュー・オーリンズR&Bのカヴァー、2曲お送りします。
 
 
 


The New Mastersounds “Return To Gijon” 3.20
Beth Rowley “Nobody’s Fault But Mine” 3.44
CD Mojo Presents ...the New Dictionary of Blues and Soul/no number 所収
The New Mastersounds “Return To Gijon”はCD 102% 、ダウンロード 102% からご紹介しています。

  そう言えば先月号のMojoにもゴキゲンなCDが付いていました。あちらの方はソウルやブルーズをやっている今現在のミュージシャンにスポットを当てた内容でした。ここで取り上げたのはいずれもイギリスの人です。ニュー・マスターサウンズはイングランド北部のリーズ出身で、まるでニュー・オーリンズのファンク・バンドのような雰囲気を持っています。ベス・ロウリーは父親が宣教師だった関係でペルーのリーマで生まれたのですが、イングランド西部のブリストルを拠点にブルージーな歌を展開する26歳。
 
 
 


Nacomi “Fever” 5.23
Joe Jackson CD Grabbed My Heart/BSMF-2062 所収

  Nacomiさんは、神戸の歌手/ブルーズ・ギタリストで、「バラカン・ビート」を関西の方で色々と宣伝してくれているそうです。Nacomiさん、おおきに!
 
 
 

Betty Harris “I’ll Be A Liar” 2.57
Celestine Ukwu and his Philosophers National CD The Bert Berns Story - Twist and Shout: Vol 1 - 1960-1964/MSI MSIG0459 所収

  60年代にソングライターとしてもプロデューサーとしても素晴らしい業績を残したバート・バーンズの作品をかなりマニアックに集めたコンピレイションから、これまでぼくは全く知らなかった曲です。こういうコンピレイションを作るイギリスのエイス・レコードのお陰で、50代に入っていい勉強が出来ています。
 
 
 


Bettye LaVette “Somebody Pick Up My Pieces” 5.21
Marion Williams CD The Scene of the Crime/Anti- EICP890 所収

  先週ぼくの本「魂(ソウル)のゆくえ」が久々に復刊されました。その関連でいくつかのトーク・ショウでソウルの名曲をかけるのですが、そんな話題も織り交ぜながら今回の番組で新旧のソウルを色々と紹介しています。このベティ・ラヴェットは去年でた作品ですが、彼女自身は60年代から活動しているヴェテランです。本の中でも推薦盤の一つとして紹介しています。
 
 
 

Aretha Franklin “That’s The Way I Feel About Cha” 4.57
 CD Oh Me Oh My: Aretha Live in Philly, 1972/Rhino Handmade RHM2 07757 所収

  アリーサのこのライヴは72年録音ですが、レコード会社のコンヴェンションで収録したもので、当時は発売されませんでした。いま限定発売でインターネットでしか買えないはずです。
 
 
 

James Brown “Go On Now” 5.56
The Mississippi Sheiks CD Jazz/Verve UCCV3034 所収

  JBの様々な昔のアルバムからジャズ寄りの曲を集めたコンピレイションです。ここでメイシオー・パーカーがテナー・サックスで、ジミー・ノーレンがギターで、それぞれソロをとり、JB自身はご機嫌なオルガンを弾きます
 
 
 

War “Me And Baby Brother” 3.20
Stuff CD The Very Best of War/Rhino WPCR12847-8 所収

  ジャズやブルーズやラテン音楽の要素を巧みにファンク・サウンドに盛り込んだウォーは70年代前半を象徴する一つのバンドでした。最近発表された彼らの2枚組ベストから、昔レコード店で働いていたころ毎日店頭で流していた懐かしい曲を久々にかけました。
 
 
 

The Funkees “Akula Owu Onyeara” 7.28
 CD Nigeria Special: Modern Highlife, Afro-sounds & Nigerian Blues 1970-6/Soundway SNDWCD009 所収

  時代は同じですが、場所はナイジェリア、70年代の知られざる素晴らしい音楽を西アフリカ以外の世界に初めて紹介した優れたコンピレイションからです。
 
 
 

Roger McGuinn & Calexico “One More Cup Of Coffee” 4.30
I’m Not There CD I’m Not There - original soundtrack/Sony SICP1651-2 所収

  間もなく公開されるトッド・ヘインズ監督の映画「I’m Not There」はボブ・ディランのこと描いたとても面白い作品です。そのサウンドトラックは随分前に発売されたのですが、映画の話題できっとまた注目されると思います。ディランの曲を、主に今のインディ・ロックの世界で活動するミュージシャンたちが解釈していますが、そんなカレクシコをバックに歌うロジャー・マグイン(かつてはバーズのリード・ヴォーカル)も行けます!
 
 
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