UK Rock通信 Vol.11

Thursday, December 20th 2007

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  Pick Up - Radiohead


Radiohead In Rainbow 『In Rainbow』   カートに入れる
2007年を締めくくるビッグ・リリース!ネットのみで配信していた4年ぶり、通算7枚目のオリジナル・アルバムとなる『In Rainbows』が待望のパッケージ化!プロデュースは「第6のメンバー」とさえ呼ばれるNigel Godrichにより行われ、アートワークは『My Iron Lung』以降Radiohead作品を手掛けてきたStanley Donwood が担当しています!


Box Set 『Box Set』   カートに入れる
記念すべきデビューアルバム『Pablo Honey』から2003年リリースのアルバム『Hail To The Thief』までを収めたコンプリート・ボックス!スタジオ・アルバム6枚とライヴ・アルバム1枚の計7枚のオリジナル・アートワークがデジパック仕様でリパッケージ!

My Iron Lung 『My Iron Lung』   カートに入れる
国内盤未発売のRadioheadの特別編集盤がBOXリリールにあわせて遂に初国内盤化! 1994年にリリースされたレディオヘッドの編集盤EP/ミニ・アルバム。アルバム『ベンズ』のアウトテイク集といった趣きだが、聴き所は多い。デビュー・ヒット「クリープ」のアコースティック・ヴァージョンなども収録されている。



  Feature    今回は2007年最後のUK Rock通信ということで今年1年のUKロック・シーンを振り返ってみましょう!


■■ ニュース ■■

New Raveがシーンの主役!

毎年色んなブームを仕掛けてくるNMEの記事がきっかけとなり世界中でブームを巻き起こしたのが「New Rave」。LCD Sound SystemやRapture、!!!など、いわゆるエレクトロとロックを融合させた“踊れるロック・サウンド”のイギリスからの返答とでもいうべきもの。このシーンの中心となっていたのがKlaxonsでデビュー・アルバムは特大ヒットを記録し、「Mercury Prize」「Vodafone Live Music Awards」やNMEが選ぶ年間ベスト・アルバム&最優秀トラックで共に1位になるなど各賞を総なめ! Klaxons以外にもSimian Mobile Disco(彼らはプロデュース業でも大忙し!)、Shitdisco、Hotchip、Hadouken!、Digitalism、Cssなどがフェスで来日しアルバムが軒並みチャート上位にランクインするという、まさに2007年の一大ブームとなったのです!

再結成ブーム?あの90年代ビッグ・バンドも復活!

FRF'06でサプライズ出演(今年も出演)したマンチェスターの生き字引、Happy Mondaysが15年ぶりのアルバムをリリースしたかと思えば、昨年からすでに復活していたKula Shakerも今年に入りニュー・アルバムを発表!さらに2005年に解散していたSix By Sevenが復活アルバムをリリースしました!が、やはり一番気になるのはVerveの再結成でしょう。11月にはイギリスでリユニオン・ツアーを行っていて再結成の手応えもかなりあるようです。しかも2008年にはニュー・アルバムのリリースもあるというから楽しみ!来年はまさかかまさかのマイブラやPale Fountains(これは2日だけの再結成)、Tim Boothが復帰したJamesが復活予定! なお、今年再結成/復活したバンドはほかにShed Seven、Dodgy、EMF、Bisなど.....

戻る人あれば去る人も・・・

メンバー全員仲がいいことで知られていたCooper Tetmple Clauseは新作をリリースした直後に8年あまりの活動に終止符を打ち、テムズ・ビート・シーンの中でも将来が有望視されていたLarrikin Loveも突然の解散を発表。と今年もいいバンドが何組か解散を発表しています。そんな中、ファンを驚かせたのがNew Order!最初記事が出回った時には「解散か?」という風になっていましたが、その後Peter Hookが「バンド゙の解散は明白。これからはメンバーそれぞれの道を歩んでいくことになる。悲しいよ。」とBBCのインタビューで激白しております。一方残された2人はフッキーが脱退したからこれからは2人でやっていくと話しているとかでいまだ真相は藪の中です・・・。 そして訃報。New Orderとも大いに関係のあるFactoryやHaciendaを運営していたTony Wilsonが8月にお亡くなりにならられました。R.I.P.


■■ 売上げランキング ■■

Airbag / How Am I Driving? No.1: > Radiohead 『Airbag / How Am I Driving?』
『Ok Computer』発表後にアメリカで限定リリースされたミニ・アルバムがリイシュー。タイトル曲以外はアルバム未収録曲でファンの間でも人気の高い"Polyethylene"を収録。Radioheadはまもなく最新アルバム『In Rainbow』を発表!リイシュー盤とはいえ年間1位とは・・・さすが!


Life In Cartoon Motion No.2: > Mika 『Life In Cartoon Motion』
英BBCが選ぶ2007年の注目アーティストの第1位に輝いたMikaのデビュー・アルバム!BBCの「シザー・シスターズとダッシュしたロビー・ウィリアムスが同居したような音」という評価ももっともなのですが、シングル“Grace Kelly”やM2“Lollipop”の歌い方はモロにフレディ・マーキュリー!!英国の伝統的なロック/ポップ・サウンドを現代風に昇華したスーパー・ポップ・アルバム!


Costello Music No.3: > Fratellis 『Costello Music』
iPodのCMソングに起用された"Flathead"が話題となったグラスゴーの3ピース・バンド、Fratelliesのデビュー・アルバム!グラム・ロックに影響を受けたロックンロール・サウンドがめっちゃカッコイイ!これを聴いて反応しない人はいないでしょう!とにかくこのアルバムを聴いて踊れ!!


Boy With No Name No.4: > Travis 『Boy With No Name』
イギリス屈指のメロディ・メイカー、フラン・ヒーリー率いるTravisの4年振りの新作!2004年に発表したベスト・アルバムで一区切り、新章の幕開けとなる今作はプロデューサーにナイジェル・ゴドリッチを起用し、10年以上に渡って全世界の音楽ファン信頼されている、静かながらも胸にささる不変のメロディがさらに昇華!


Great Unwanted No.5: > Lucky Soul 『Great Unwanted』
とにかく売れた!という印象が強いLucky Soul。モータウンに影響を受けた60sテイストあふれるメロディに紅一点ヴォーカル・アリの甘い歌声が乗ったサウンドは、どこか切なくて愛らしい独特の世界を描き出しています!Pipettes、Candi Payeと並んで2007年ブームとなったガールズ・ポップの立役者!


Lord Don't Slow Me Down No.1: > Oasis 『Lord Don't Slow Me Down』
12月にリリースされたばかりOasisのツアー・ドキュメント&凱旋ライヴを収録したDVDがランクイン!これまでに特別試写会などでしか上映されていなかっただけに期待が高かった!ドキュメントはツアーに完全密着した映像で曝け出したという貴重な映像が満載!現在レコーディング中とのことなので2008年には新作が聴けるかも!


Riot City Blues No.2: > Primal Scream 『Riot City Blues』
最新アルバム『Riot City Blues』のツアー模様を収録したライブDVDがバンド結成25周年を記念してリリース!ライヴ・パフォーマンスのほかベスト・ビデオクリップ集と言っても過言ではない13トラックのビデオクリップが収録!さらにボビー・ギレスピーやマニへのインタビューなども収録!


Absolution Tour No.3: > Muse 『Absolution Tour』
2005年にオリジナルがリリースされ昨年リイシュー盤が発売されたMuseのライヴDVD『Absolution Tour』。 ベスト・パフォーマンスに選ばれた2004年の英グラストンベリー・フェスティヴァルのライヴ映像を中心に収録。新譜を押さえて3位とはスゴイ!Museはカタログ・アルバムもめちゃめちゃ売れてます!




■■ 勝手に新人ランキング ■■

Enemy No.1: > Enemy
Summer Sonic 07で初来日を果たしたコヴェントリー出身の3人組、Enemy。アルバム『We'll Live And Die In These』が全英チャート初登場1位を飾るなど英日ともに人気がうなぎのぼり中!Hard Fiが新世代のワーキング・ヒーローならその次のワーキング・ヒーローは彼ら。初期衝動そのままのサウンドはポップでストレートなロックンロール!


Klaxons No.2: > Klaxons
2007年の音楽業界を賑わせた“New Rave”シーンの立役者、Klaxons。並々ならぬ注目を注がれていましたがその期待に見事応え、Mercury Prizeの栄冠を獲得!RaptureやRadio 4、!!!等に代表される“ディスコ・パンク”をイギリス的に進化させたサウンドはチカチカもの!早くもフォロワー続出!!


Yeti No.3: > Yeti
“最後のリバティーンズ”なんて触れ込みもありましたが.....ピートのBabyshambles、カールのDirty Pretty Thingsに続きジョンのYetiがようやくアルバムを発表!からこれまでにリリースした3枚のシングルは入手困難状態。とにかくファンにとっては待ちに待った1枚でしょう!"Never Lose Your Sense Of Wonder"のネオアコ・サウンドがいいです!


View No.4: > View
去年から騒がれてたのですっかり忘れてましたがViewも今年デビューでした。いい意味で青臭さが全開の疾走キラー・チューン"Wasted Little Dj'sにヤラれてしった方も多いはず!アルバムはOasisの2ndを手掛けたオーウェン・モリスがプロデュース。話題のレーベル<1965 Records>第1弾アーティスト。


Mumm Ra No.5: > Mumm Ra
昨年リリースされたシングル『Black Hurts Day & The Night Rolls On』が驚異の大ヒットを記録しアルバム未リリースながらFRF06に参戦。無名ながらも圧倒的なパフォーマンスで観客を引き寄せ大注目を集めたMumm Raも今年5月に満を持してアルバムをリリース!ハイトーン・ヴォイスと憂いのあるメロディというイギリス的でありながらも、ホーンを巧みに使用するなど一筋縄ではいかないサウンドがイイ!




  New Realease (12/16〜2008.1/5)


 
 
  Gorillaz『D-Side』  
 
Gorillaz『D-sides:コング スタジオの秘密』
輸入盤がすでに発売中となっていたGorillazのBサイド集の日本盤!もちろんバッジやステッカー、イラストなど豪華おまけが付いたDX盤もあり!

 
 
 

 
 
 
  Shack 『Time Machine:The Best Of』  
 
Shack 『Time Machine:The Best Of』
Shackの新曲を2曲収録したベスト・アルバム!日本盤はボーナス・トラック2曲&CD-Extra仕様での登場。キラキラとしたネオアコ・サウンドが心地良い!

 
 
 

 
 
  Iliketrains 『Elegies To Lessons Learnt』  
 
Iliketrains 『Elegies To Lessons Learnt』
Iliketrainsの2ndアルバム。ロックの中に納まりきれない荘厳さを持つメロディは音響系ポスト・ロック好きの方にもオススメです!

 
 
 

 
 
 
  To My Boy 『Messages』  
 
To My Boy 『Messages』
To My Boyの日本盤!ギター、シンセ、ドラム・マシーン、ボコーダーを使いこなす彼らの音楽は21世紀版クラフトワークとも!

 
 
 



  News


★ マニックスとコールドプレイからのX'masプレゼント!

Brights Manic Street PreachersとColdplayが自身のホームページにてクリスマス・ソングを配信!
マニックスは書き下ろしの新曲"The Ghost Of Christmas"でいかにもマニックスなロックなクリスマス・ナンバーを無料配信(MP3のみ)!一方、Coldplayは以前に配信のみでリリースし、今では入手困難となっているPretendersのカヴァー曲"2000 Miles"をバンドのオフィシャル・サイトにて公開!興味のある方はそれぞれのオフィシャル・サイトを覗いてみてはいかが?!

> Manic Street PreachersオフィシャルHP
> ColdplayオフィシャルHP



★ ランキング番外編:勝手にイケメン・ランキング

No.1: > Paul Weller
No.2: > Brett Anderson
No.3: > Sergio Pizzorno
No.4: > Matthew Bellamy
No.5: > Carl Barat

年間ランキングついでにUKロック界のイケメンも選んでみました。色々ご意見はあると思いますがあくまで個人的意見なのであしからず。やはりダントツ1位はPaul Wellerでしょう!こんなにカッコイイ50歳はどこを探してもいません!永遠です!(写真はなぜかくまちゃんと一緒)2位のブレットは美形オーラ出すぎです(笑)この2人は年齢を重ねるごとにシブさが増していい感じです。あっバーナード・バトラーもいました!若手にも結構イケメンいるんですが(若すぎて)選びきれなかったので今回はスルーさせていただきました。



  Chart  (hmv.co.jp 12/6〜12/19集計 )


  1.    Oasis / Lord Don't Slow Me Down (Ltd)
  2.    Babyshambles / Shotter's Nation (+dvd)(Sped)
  3.    Primal Scream / Riot City Blues Tour
  4.    Oasis / Whatever
  5.    Radiohead / Box Set (Ltd)(Digi)
  6.    Radiohead / Live At The Astoria (Ltd)
  7.    Radiohead / Airbag / How Am I Driving? (Ltd)
  8.    Klaxons / Myths Of The Near Future
  9.    Pipettes / We Are The Pipettes
  10.   Stereophonics / Pull The Pin



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