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エヴァンスに捧ぐイリアーヌ輸入盤も!

Thursday, October 18th 2007

イリアーヌのビル・エヴァンスへのトリビュート。マーク・ジョンソン所有未発表2曲の収録、本人音源、スコット・ラファロのベース使用、ヴォーカル版「ワルツ・フォー・デビー」など話題満載!

Eliane Elias

「ビルの音楽は私の若い頃の音楽的成長に大きな影響を与えたわ。あの美しいサウンドとハーモニーのセンスには心を深く動かされた。ビルの音楽の本質はロマンティック。そしてロマンスと美が私の音楽生命の中核なっているの。」
-イリアーヌ


前作『Around The City』に続くイリアーヌの1年半ぶりの新作は、古巣とも言えるサムシンエルスへの復帰作。テーマは偉大なるピアニスト、ビル・エヴァンスですが単なるトリビュート作品ではありません。

まず最初に、ビル・エヴァンス・トリオ最後のベーシストでありイリアーヌの夫でもあるマーク・ジョンソンが所有の、エヴァンス死の数週間前に構想中のカセットをマークに手渡す未発表楽曲「サムシング・フォー・ユー」と「エヴァネスク」をプレイしている事です。

このテープを聴いたイリアーヌは「頭のてっぺんまで鳥肌が立ったわ。何かあると思った。」そして「リリックが聴こえてくると、ほとんど1行ごとにこみ上げてくるものがあった。あのときの私の感動を少しでもリスナーにも感じてもらえたらと思う。それと私が真心を込めてこのレコーディングをしたことも。だってビルの生涯最後の作品だったのだから。」と語ったそうです。

彼女は自身のヴォーカルとピアノをフィーチュアして感動的な1曲に作り変えました。更に17曲目ではビル・エヴァンスがマークに残したカセットテープで演奏しているオリジナルも収録しており、自身のプレイも聴く事ができます。

次に注目したいのが、アルバムの中で、エヴァンス初期の重要なパートナーの1人だったスコット・ラファロが弾いていたストリングベースをマーク・ジョンソンがプレイしている事です。それは「マイ・フーリッシュ・ハート」、「リ・パーソン・アイ・ニュー」の2曲で聴く事ができます。

そして、まるでヴェルベットを思わせるイリアーヌのヴォーカルにも注目。その筆頭が大ヒット曲<ワルツ・フォー・デビー>のヴォーカル・ヴァージョン。イリアーヌは「最初は歌うのをためらったわ。でもやっていくうちにだんだんとその気になった。ビルのシグネチャーの曲だし、仕上がりにも満足してる。」と語ります。

本作ではM2、3、5、8、9、11でその歌声が聴けます。またイリアーヌは「このレコードのヴォーカルには過去のどれよりも自信があるの」という自信と思い入れの深さを覗かせました。

本作では、ピアノ、ヴォーカルを通してイリアーヌの様々な音楽的個性を見ることができます。「ソラー」、「バット・ノット・フォー・ミー」、「貴女と夜と音楽と」、バップの効いたライン、「アイ・ラヴ・マイ・ワイフ」、「フォー・ネネット」の見事な技法、そして「ワルツ・フォー・デビー」、「スリーピング・ビー」、「ディトゥアー・アヘッド」、特に「サムシング・フォー・ユー」、「ミーニャ」の幅広い声域を聴けば、彼女がこのレコーディングで示したかったエヴァンスへの深い敬愛が十二分に伝わってきます。

イリアーヌ(ヴォーカル、ピアノ)
マーク・ジョンソン(ベース)
ジョーイ・バロン(ドラムス)
ビル・エヴァンス(ピアノ−M17)

■Eliane Eliasのダウンロード曲はこちら!
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Bill Evans

<ビル・エヴァンスの代表作>

エヴァンスの代表作と言えば『ワルツ・フォー・デビー』がまず挙げられますが、リヴァーサイド、ヴァーヴ、ワーナー等に残した作品も未だ人気が衰える事がありません。ここでは彼が残した歴史的名盤6枚を押さえます。

●Waltz For Debby(1961年)
鍛錬の時期からついにバド・パウエル以降のピアノ界に燦然と輝くピアノ・ジャイアンツの座を手に入れつつあったエヴァンスが、ライブという場で行った最高のプレイがここに収められている。ビル・エヴァンスの音楽歴における至高の瞬間が記録されたモダンジャズ不滅の名盤。

●Portrait In Jazz(1959年)
スコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds)とのトリオによるリヴァーサイド四部作の中で最初の作品。ジャズ・ピアノ・トリオ作品史上において欠かすことが出来ない、至高のトライングルが形成されている。

●Sunday At The Village Vanguard(1961年)
名盤『ワルツ・フォー・デビー』と同じ日、ビレッジ・ヴァンガードで行われたライブ・セッション。ラファロ=モチアンと繰り広げられるトリオ・プレイは天上の音楽とでも言うしかない至高の世界。

●At The Montreux Jazz Festival(1968年)
ドラムにジャック・デジョネットを迎えたアグレッシヴ・トリオにて、スイス・モントルー・ジャズ・フェスティヴァルに乗り込んだビル・エヴァンスの生き生きとしたプレイが収録されている。

●You Must Believe In Spring(1977年)
Warnerからリリースした70年代後半のビル・エヴァンスの演奏の中でも最も人気の高い一枚。彼を支え続けたエディー・ゴメス(b)、そしてエリオット・ジグモンド(ds)とのトリオで構成された。

●Affinity(1978年)
ハーモニカのトゥーツ・シールマンスと共演した後期エヴァンスの最高傑作。リリシズム溢れるビル・エヴァンスのピアノと共に存在するシールマンスがハーモニカがこれまでにない美しい世界を描き出した。

その他のBill Evans作品はこちら

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