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ヱビス<ザ・ブラック・スタイル>第2回

Friday, May 18th 2007

ヱビス<ザ・ブラック・スタイル>

第2回「ボサ・ノヴァmeetsジャズ」
Paul Desmond ポール・デズモンド

ソフトでセンシティヴなプレイに酔うボッサ・ジャズの傑作

1967年の暮れに16年の歴史にピリオドを打ち解散したDave Brubeck Quartetにおいて、無骨なBrubeckのピアノを引き立たせてきたのが、ソフトで抒情的なPaul Desmondのアルト・サックスであった。

カリフォルニア州サンフランシスコ生まれの彼の音楽のもつ明るさは、いかにもウエスト・コーストの風土を思わせ、その透き通るような清潔な音色、およそファンキーとは無縁なロマンチックで繊細なプレイ・スタイルには、きわめて白人的な独自性があり、また彼の素顔の人間性が表われている。

Brubeckのコンボに在籍中、大ヒットを記録した『Take Ten』 に続くリーダー作として発表された『Bossa Antiqua』は、その『Take Ten』でも取り組んでいたボサ・ノヴァ路線をより成熟したフォーマットに仕上げた、『Getz / Gilberto』と並ぶボッサ・ジャズの最高傑作と謳われ続けている1枚だ。

Desmondのデリケートな味わいのアルトを最大限に生かすことができる、ピアノなしのカルテット編成で臨んだ『Bossa Antiqua』。1964年当時のギター部門人気投票の第1位を占めていたJim Hallとの繊細なインタープレイが綴られる様も本盤の聴きドコロだ。

Desmond with Hall

●Paul Desmond 『Bossa Antiqua』

パーソネル:Paul Desmond(as)、Jim Hall(g)、Gene                 Wright(b)、Connie Kay(ds)、

1964年7〜9月、N.Y.のRCAビクター・スタジオにて録音。プロデュースはGeorge Avakian。Jim Hallのギターと、Connie Kay(MJQ)による軽快に弾むリム・ショットとが、柔らかくしなやかに歌い上げるPaul Desmondのアルト・ソロに寄り添うミディアム・ボッサ「Bossa Antigua」、明快なサンバのリズムに乗り、Desmond、Hallの美しく流麗なソロが展開される「Samba Cantina」Antonio Carlos Jobim「Girl From Ipanema」にひっかけた「The Girl From East 9th St.」等、自作となる5曲はどれをとっても素晴らしい。

●Dave Brubeck Quartet 『Bossa Nova USA』

パーソネル:Dave Brubeck(p)、Paul Desmond(as)、                 Gene Wright(b)、Joe Morello(ds)

1962年10月、N.Y.録音。名プロデューサー、Teo Maceroプロデュースによる63年発表のジャズ・ボッサ・アルバム。軽快に弾むBrubeckのピアノとDesmondのメロディアスで美しいアルト・サックスが実に心地よい。


CTI発イージーリスニング・ジャズとブラジル音楽の融合

「イージーリスニング・ジャズ策士」Creed Taylor設立のCTIからリリースとなったブラジル色濃い1枚は、Milton Nascimento&Edu Loboソングブック。参加陣にはEdu Lobo(vo、g)本人に加え、Wanda De Sah(vo)、Airto Moreira(ds、per)といったご当地アクトも名を連ね、良質なブラジル素材をリラクシンなムードで演奏するDesmondを好サポート。勿論、アレンジは天才Don Sebeskyで、1969年のCTI初期作品につき、Van Gelderスタジオでのレコーディング。

また、前年の『Summertime』所収の「Samba Struttin'」も是非押さえておきたい1曲だ。

●Paul Desmond 『From The Hot Afternoon』
●Paul Desmond 『Summertime』


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Paul DesmondとJim Hallのコラボレーション

いずれもDesmondがDave Brubeck Quartetにサイド・メンとして在籍中のワーク。両者の初共演の録音記録は、かの「Take Five」所収の『Time Out』録音直後の吹き込みとなる59年9月の『First Place Again』

「Take Five」の双子の弟とでも呼ぶべき表題曲を含む『Take Ten』は、「Embarcadero」「黒いオルフェ」など、次作『Bossa Antigua』の内容を十分に予感させる、ソフトなボッサ・テイストを練り込ませたRCA録音作を代表する1枚だ。

●Paul Desmond 『First Place Again』
●Paul Desmond 『Desmond Blue』
●Paul Desmond 『Take Ten』
●Paul Desmond 『Easy Living』
●Paul Desmond 『Glad To Be Unhappy』

Paul DesmondJim Hallコンビによる聴衆を前にした演奏は、実は2回しかなかったという。Hall曰く「ハーフ・ノートがミッド・タウンに移った時に1、2週間出たのと、Duke Ellingtonの誕生祝いにホワイト・ハウスでやったのと。ほとんどはただの友達付き合いか、時折リハーサルをちょっとしてレコードを作るか。それぐらいだったね。」

■Jim Hallのダウンロード曲はこちら!

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ブラジルmeetsジャズ   

Brazilliance Vol.1   Brazilliance Vol.2   Bossa Nova Sessions Vol.2   イパネマの娘   左から:Laurindo Almeida / Bud Shank『Brazilliance Vol.1』、『Brazilliance Vol.2 』、Deodato『Bossa Nova Sessions Vol.2』、渡辺貞夫『イパネマの娘』


Copacabana   Brazilian Romance   Tudo Bem!   New York Samba Jazz Quintet   左から:Sarah Vaughan『Copacabana』、『Brazilian Romance』、Joe Pass『Tudo Bem!』、Hendrik Meurkens『New York Samba Jazz Quintet』


Changing Colors   Soul Espagnol   Brazilian Rhapsody   In Rio   左から:Nelson Riddle『Changing Colors』、Oscar Peterson『Soul Espagnol』、Lee Konitz『Brazilian Rhapsody』、Michel Legrand『Legrand In Rio』

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* Point ratios listed below are the case
for Bronze / Gold / Platinum Stage.  

ソフト派セッションによるボッサ・ジャズ最高峰

Bossa Antigua

CD

Bossa Antigua

Paul Desmond

User Review :4.5 points (7 reviews) ★★★★★

Price (tax incl.): ¥1,572
Member Price
(tax incl.): ¥1,447

Release Date:26/July/2006

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Brubeckカルテットによるジャズ・ボッサ人気盤

Bossa Nova U.S.A.

CD

Bossa Nova U.S.A.

Dave Brubeck

Price (tax incl.): ¥1,923
Member Price
(tax incl.): ¥1,769

Multi Buy Price
(tax incl.): ¥1,635

Release Date:21/January/1998

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表題曲がヒットした1963年の傑作

Take Ten -Remaster

CD Import

Take Ten -Remaster

Paul Desmond

User Review :4.5 points (2 reviews) ★★★★★

Price (tax incl.): ¥2,189
Member Price
(tax incl.): ¥2,014

Release Date:24/October/2000

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イージー・リスニング・ジャズ×ブラジルなCTI作品

Desmond×Hall作品とソロ代表作