Big Strides インタビュー
Tuesday, April 3rd 2007

幻のデビュー・アルバム『Small Town Big Strides』の国内リリースに伴い、Big Stridesが来日!
Little BarrieのJAPAN TOUR全公演にゲスト出演する彼らにインタビューを行いました!
来日記念盤!昨年、輸入盤で話題になった幻のデビュー・アルバム、遂に国内盤化!
ボーナス・トラック5曲収録。CD-EXTRA仕様。 - 2007年4月4日発売
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Interview with Big Strides
Marcus O'Niell(Vo.G.Harmonica) Lewis Kirk(Dr.) Chris Kelly(Double Bass) ■昨年サマーソニックでの来日を果たし、今回日本へは2度目の来日となりますが、 思い出に残っている場所などありますか? また、楽しみにしていることなどありましたら教えて下さい。 Marcus:ビーチ! ■ビーチですか? Marcus:そう、サマーソニックのビーチステージは素晴らしかったよ。僕たちの演奏中、綺麗な夕日が海に落ちて行って・・・。それを観ながらのパフォーマンスは最高だったね。 Lewis:去年の来日の時は忙しくて、どこかに観光に行ったりする時間はなかったんだ。だからやはりビーチが印象的だったね。 Marcus:後はレッドシューズでのパーティー!(笑) Lewis:うん、あれは本当に楽しかった。 ■今回の来日で楽しみにしていることはありますか? Marcus: レッドシューズでのパーティー!(笑) レッドシューズでライブをやりたいな。 Lewis: うん、間違いなくレッドシューズにはまた行くよね(笑) Marcus:後は京都に行くことだね。 Lewis:そう、金曜の大阪のクラブクアトロが最終日で、翌日に日帰りで京都に行く予定なんだ。楽しみだね。 Marcus: それと名古屋には初めて行くから、それも楽しみだね。名古屋のステージは4月5日でやはりクラブクアトロなんだけど、名古屋にもビーチあるかな?海沿いだよね?空気がきれいそうなイメージがあるし。そこでビールとか飲んで・・・(笑) Lewis:だからその前に飲みすぎで具合悪くならないようにしないと(笑) Chris: そうじゃないと中に入れてもらえないかもしれないしね(笑) ■昨年、サマーソニックに出演されましたが、そのときの日本のオーディエンスの印象はいかがでしたか? Chris: すごく熱狂的だったね。 Marcus:そう、でもすごく静かになる時もあって、そこにリスペクトを感じたんだ。そして盛り上がるときは盛り上がってくれて。イギリスだったらライブ中にずっと喋っていたりとか、ボトルを投げたりするんだよ。 Chris:すごく気遣いのあるオーディエンスだな、と思ったね。 ■サマーソニックに出演した際、共感したアーティストや、これから共演してみたいと思ったアーティストはいますか? Marcus:まずはLittle Barrie。まあ、同じイギリス出身だから彼らの存在を知ってはいたけど、同じビーチステージだったから、そこで初めて話をする機会があって、お互いが共感して「いつか共演出来たらいいね」と話してたんだ。それで今回の共同来日公演が実現したからね。 後はウィスキーキャッツ。あ!間違った!The Cat Empire!(笑) The Cat Empireとも同じビーチステージだったんだ。後はThe Flaming Lipsとか。それとToolも忘れちゃいけないな(笑) Lewis:そうそう、今後共演したいアーティストはMetallicaだからね(笑) せっかく去年サマーソニックで一緒だったから、将来一緒にライブが出来たらいいよな(笑) Marcus:そうなんだよ、これからメタル・ジャズっていう分野を開拓しようと思ってるからね(笑) ■様々なジャンルの音楽を吸収したサウンドがあなた達の魅力ですが、影響を受けたアーティストを教えて下さい。 Lewis: 僕は・・・Morphine。このバンドのコンセプトはすごくユニークで、楽器は3つだけだし、そのアルバムがリリースされた時には他に誰もそのスタイルの音楽をやっている人がいなかったんだ。音楽的には僕らとは似ていないけど、その背景にあるアイディアが僕らに共通するものがあるんだ。 Marcus: 僕はそうだなぁ、まあ古いブルース・ソウル全般っていう感じかな。John Lee Hookerとか。 Chris: 結構色々あるけど、ジャズ、それとフォークミュージックもだね。とにかく70年代の音楽、Sly & the Family Stoneとか。あとはThe Meters。 ■近年のミュージック・シーンで沢山のムーヴメントが誕生していますが、興味のあるものや、気になるものはありますか? Lewis:ニューキャッスル出身のField Musicというバンドがいるんだけど、彼らは今までにないタイプのバンドなんだ。The Futureheadsなんかと同じバックグラウンドを持ったバンドなんだけど、でも彼らとは全然違っていて。今までにないアレンジをするバンドで、ジャズっぽい感じがあったりしながらもインディーロック・ミュージックなんだよね。是非チェックする事をみんなにお勧めするよ。 Marcus:僕はBuck 65が今すごく気に入ってるね。カナダのラップ・グループなんだけど、歌詞がね、単語で一杯で面白い。抒情詩って感じなんだ。 Chris:Bob Log V? Marcus: ああそうそう、Bob Log Vも忘れちゃいけないね。 Chris:僕は・・・沢山ありすぎてわからないや(笑) コンテンポラリーっていう事で・・・(笑) Lewis:Shinsは?Shinsって日本でも人気あるのかな?アメリカのバンドなんだけどね。これもオススメ。 ■デビュー・アルバム『Small Town Big Strides』も今回の来日公演にあわせ、ついに国内盤がリリースされますが、この作品を振り返ってみて、どのように思いますか?またアルバム作成中のエピソードなどがあったら教えてください。 Marcus:えっと・・・このアルバムを作った時は4セッションだったっけ? Lewis: いや、3セッションで、結局16曲になって、そこから曲を選ばなくちゃいけなかったんだよ。 Marcus: ああ、そうだ。3つの別々のセッションを1年かけてやったんだ。で、レコーディング自体は合計で8日間。1セッションは2日間ずつくらいで、それが3回あって。まずデモを作って、それからそれをまとめてって感じだけど、実はこのアルバムには1年間のストーリーが詰まっているんだよね。普通だったら1枚のアルバムは1つの作品という感じだけど、これは実は3つの作品が1つにまとまっているんだ。 Lewis:振り返ってみると、最初に曲作りを始めた時はアルバムになるなんて思ってもなかったんだ。だから2、3曲レコーディングして、それから3ヶ月位空いて、また2、3曲レコーディングして、という繰り返しで。それをやって行くうちにアルバムにするだけの素材が揃ったなと思ってアルバムにしたんだ。最初はアルバムになるとも思ってなかったのに、今、こうして日本に来る事が出来ているのはこのアルバムのお陰だから本当に感謝だよね。今思い起こすと本当にそう思うよ。すごい事を達成できた訳だから、このアルバムを誇りに思う。 Marcus:そうだね、計画して作り始めた訳じゃなかったし、だからこそあまり考え過ぎずに制作できたね。スタジオで演奏して、同じ日にミックスして、それで家に帰る、みたいな感じだったから、気負わずに出来たし、シンプルだったし、早かったし。だからすごくシンプルなサウンドなんだ。 Lewis: のんびりとした雰囲気で制作できたよね。
■今回のライヴはLittele Barrieとの共演ですが、彼らについての印象を教えて下さい。 Marcus: 印象はね。まず去年のサマーソニックが終った後に初めて話をして意気投合して、レッドシューズでやったドラムのビリーの誕生会パーティーに招待されて朝まで飲まされて。だから印象と言えば「今週ずっと一緒にいたら殺されちゃう」かな(笑) それは冗談として、すごい良い人達だよ。後は同じ3ピースバンドかつ同じようなシンプルなサウンドのバンドで、そういったバンドが他にもいると知るのは凄く嬉しい事だよね。 ■もし無人島に1枚だけレコードを持っていけるとしたら何を持っていきますか? Marcus:3人で1枚?だったら「NOW」とかベタなコンピレーションものを持っていかなくちゃ(笑) Lewis:僕はRed Hot Chili Peppers の「Blood Sugar Sex Magik」。これは彼らの最高のアルバムだね。昔、このアルバムを聴いていた頃の良い思い出もつまっているし。後は彼らがこのアルバムを制作した時の姿勢が好きなんだ。大きな一軒家を3ヶ月借りて一緒に暮らして、毎日曲を書いてレコーディングをして。だからこそ凄くいいエネルギーを感じられるんだ。これが僕の一番のお気に入りアルバムだね。 Chris:難しいなぁ・・・。Stevie Wonderの「Songs In The Key Of Life」かな。 Marcus:もしかしたらByrdsの「Turn Turn Turn」かも・・・。でも聴いてるうちに嫌気が差してくるかもしれないけどね(笑) わからないけど(笑) Chris:スペルはT E R N だったけ?(笑) ■今後の予定を教えてください。 Marcus: ヨーロッパに数日行く事になっていて、ベルリンとパリとアムステルダムでライブ。 Chris:それからカナダのトロントに行くね。 Marcus:そう、トロントで開催されるフェスティバルで演奏する事になってるんだ。それから新しいアルバムのレコーディングをスタート。イギリスでは次の新曲で「She Drinks Whisky」をリリース。日本にはイギリスのシングルも輸入されているよね? Chris:グラストンベリー? Marcus:そうそう、6月はグラストンベリー・フェスティバルに参加が決定。後は・・・・・・こんな感じかな?次に何が起こるかわからないや(笑) ■日本へのファンへメッセージをお願いします。 Lewis:皆さんのサポートに心から感謝します。これからも引き続き応援して下さい。みんな、愛してるよ! Marcus: 飲みすぎないように(笑) それからこれからも運転は左側運転で(笑) そして身体に気をつけて。 Chris:朝5時まで飲んでちゃダメだよ(笑) 時差ボケをなおそうと思ってやったけど上手くいかなかったから(笑) Marcus:後は、これから僕らを夜中の1時に見かけたら「もう帰りなさい!」って言ってね(笑) ■ありがとうございました!! |
メンバーの3人はとても気さくな性格で、ドラムのLewisは真面目に答え、メンバーいち語る性格。かたやギター・ボーカルのMarcusは、Lewisが真面目に答えてくれているので、それを横で見ながら、ちょっといたずらっ子のような感じで答える茶目っ気のある性格。そして、ウッド・ベースのChrisは、もともと静かな性格というのと後から加入したメンバーということもあってか、二人の話の聞き役といったところ!
イギリス人独特の「真面目な顔をして言うジョークの多いインタビュー」で、終始笑いの絶えない楽しいインタビューになったそうです!
まるで彼らの人柄は、「様々なジャンルを吸収して音楽を作る」という彼ら自身のスタイルを表しているかのよう。
何にでも興味を示し、それを真面目に考えるLewisと面白がるMarcusの絶妙なコンビネーションからBig Stridesの個性豊かなサウンドは生まれてくるのだと実感できますね!!
インタビュー協力:於保実樹 Miki Oho/ フリーランス通訳・翻訳
BIG STRIDES(ビッグ・ストライズ)
ロンドンの老舗JAZZ CLUB「Ronny Scott's」を根城にしながらも、「Glastonbury Festival」にも出演してしまうという、ライヴ命の3人組。 2002年制作のDebut Album『Small Town,Big Stride』の輸入盤が、2006年初頭からここ日本で、全くメディア露出がない中、クチコミでスマッシュ・ヒットを記録。 続いて"SUMMER SOINC 06"にも出演し、その最高に粋な芸達者ぶりを見せ付ける。2006年秋、通算2nd Albumとなる『Cry It All Out』で、日本デビューを飾った。
