ラファエレ・ラ・ラジョーネ/『19世紀末のサロンにおけるマンドリン』
2026年04月14日 (火) 18:00 - HMV&BOOKS online - Classical

19世紀末のフランスにおける意外なマンドリン人気を読み解く好企画
マンドリンはその歴史をバロックまで遡れるイタリア生まれの楽器ですが、19世紀後半のパリで人気を博していたことはあまり知られていないかもしれません。もともとパリでは18世紀半ばに一時、ヴァイオリンと同じ調弦で弾けるナポリ式マンドリンが流行したものの、大革命で一度その人気が途絶。しかし1861年に待望の国家統一を果たしたイタリアでマンドリンが国民的楽器として再び注目されたのち、1878年のパリ万博でその演奏が注目を浴び、マンドリン向けの編曲譜も第一次大戦前夜まで数多く出版されフランスでの再評価に繋がりました。
ここでは詩人ヴェルレーヌの「雅びやかな宴」にも登場するマンドリンを詠った詩に基づく歌曲なども交えつつ、歴史的なモデルのマンドリンを研究し18世紀の協奏曲を集めたアルバムも出しているラファエレ・ラ・ラジョーネが、フランソワ・デュモンのピアノと二重奏で隅々まで細やかな解釈により昔日の人気の真相に迫ります。19世紀に広く演奏されていたモデルの再現楽器を使用するラ・ラジョーネの傍ら、デュモンも19世紀末製のプレイエル・ピアノを使用。サンドリーヌ・ピオーの機知巧みで鮮やかな歌唱と共に、マンドリンという楽器の知られざる繊細な側面に気づかせてくれる1枚です。
【収録情報】
01. ビゼー[1838-1875]/ピエトラペルトーザ[1855-1940]編:20の歌 Op.21〜パストラル
02. ドビュッシー[1862-1918]:マンドリン FL43
03. シルヴェストリ[1841-1921]:スポーツ
04. ドリーブ[1836-1891]/ルイ・エマ編:バレエ音楽『シルヴィア』〜ピツィカート
05. グノー[1818-1893]/ピエトラペルトーザ編:6つの無言歌〜夕暮れ
06.デュポン[1878-1914]:マンドリン
07. トメ[1850-1909]/コッタン[1868-1922]編:月の光
08. ベルリオーズ[1803-1869]/リスト[1811-1886]編:ファウストの劫罰〜妖精の踊り S.475
09. シャミナード[1857-1944]/カルボーニ編:ナポリの歌
10. シャミナード/コッタン編:セレナード
11. シャミナード/ピエトラペルトーザ2世編:ハバネラ
12. シャミナード/カルボーニ編:ピエレット
13. サン=サーンス[1835-1921]:ギターとマンドリン
14. ビゼー/ピエトラペルトーザ編:別れを告げるアラビアの女主人
15. サン=サーンス/ピエトラペルトーザ編:歌劇『銀の鈴』より
16. フォーレ[1845-1924]:マンドリン Op.58-1
17. ショパン[1810-1849]:ヘクサメロン〜第6変奏 B.113
18. レオンカヴァッロ[1857-1919]/ピエトラペルトーザ編:セレナード
19. マスネ[1842-1912]/コッタン編:歌劇『シェリュバン』〜朝の歌
20. オッフェンバック[1819-1880]/ピエトラペルトーザ編:喜歌劇『オーストリア皇太子妃』より
ピアノ独奏(08,17)
ラファエレ・ラ・ラジョーネ(マンドリン:03,04,07,09-13,15,18-20、マンドーラ:01,05,14)
フランソワ・デュモン(ピアノ/パリのプレイエルDモデル、1896年製オリジナル)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ:02,06,13,16)
録音時期:2025年6月16-18日
録音場所:イタリア北西部ピエモンテ地方ノヴァーラ県ミアジーノ、サン・ロッコ教会
録音方式:ステレオ(デジタル)
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