ラ・レヴーズ/『1720年頃のロンドン〜コレッリの遺産』『1740年頃のロンドン〜ヘンデルの音楽家たち』(2CD)
2026年02月25日 (水) 18:00 - HMV&BOOKS online - Classical

ラ・レヴーズの魅惑の音色がいざなう18世紀ロンドンへの音楽歴史旅
古楽アンサンブル「ラ・レヴーズ」のアルバム2つがお買い得セットで登場。1720年頃、そして1740年代のロンドンをテーマとした2枚です。
ラ・レヴーズは、2004年に、バンジャマン・ペローとフロランス・ボルトンによって設立されました。17〜18世紀の音楽をメインのレパートリーとしています。バンジャマン・ペローはリュート、テオルボ、バロック・ギターを学び、ソロおよびアンサンブル(レザール・フロリサンやコンセール・スピリチュエルなど)で活躍しています。フロランス・ボルトンは7歳でリコーダーとチェンバロを学び始めますが、弓を用いて演奏する楽器に魅了されヴィオラ・ダ・ガンバを専攻。日本語の修士も取得しているそうです。
1720年代のロンドンは、なんといってもアルカンジェロ・コレッリ[1653-1713]の影響が色濃く残っていた時代。1720年代のロンドンでは音楽に対する需要が高まり、多くの外国人芸術家がロンドンに移り住んできました。ロンドンの人々は音楽を愛し、イタリアの最高のヴァイオリニストたちを惹き付けたと考えられます。1714年にはコレッリのもっとも傑出した弟子のひとり、フランチェスコ・ジェミニアーニ[1687-1762]がロンドンに到着、瞬く間に人気を博しました。コレッリのヴァイオリンのための作品は、よりアマチュアが手に取りやすいリコーダー用に編曲されました。ここに収録された合奏協奏曲 Op.6も、2つのリコーダーと通奏低音のために編曲され、楽曲順も並び変えられものです。また、ウィリアム・バベル[c.1690-1723]の協奏曲は、当時の人気リコーダー奏者がオペラの幕間に演奏したものです。18世紀初頭のロンドンは音楽が盛んで、同時にリコーダーの最後の栄光の時代でもありました。当時のリコーダー奏者たちが聴衆を魅了している様子が目に浮かぶような、楽しくも華やかな編曲に心躍る1枚となっております。
1740年代のロンドンの音楽をプログラムにした1枚は、ヘンデル[1685-1759]が自身のオーケストラに招いた奏者たちによる作品集。ヘンデルが自身のオーケストラに招いた奏者はみな、ヨーロッパを代表するヴィルトゥオーゾたちであるだけでなく、作曲家としても活躍し、楽器の普及などイギリスの音楽生活に力強い変化の風をもたらしました。当時のヘンデル周辺には多大な影響力があったことに感じ入る内容です。
ジュゼッペ・サンマルティーニ[1695-1750]は当時のヨーロッパ中で知られていた大名手で、ヘンデルのオペラ管弦楽団の首席オーボエ奏者でした。ここに収録された作品は彼の作品の中でも今でも人気のある作品です。ヴァイオリン奏者のピエトロ・カストルッチ[1679-1752]はローマ時代からヘンデルと共に活動しており、1715年にヘンデルと共にロンドンにうつり、コンサートマスターに就任しました。チャールズ・ワイデマン[c.1705-1782](英国で知られた名。本名はカール・フリードリヒ・ヴァイデマン)はヘンデルのオーケストラに1725年頃に参加しました。フルートの名手であっただけでなく作曲でも名を成した存在で、ここに収録された作品もギャラント様式風で、彼に続く世代の作品を先取りしたようなスタイルとなっています。また、スコットランド人のジェイムズ・オズワルド[1711-1769]は、1761年にジョージ3世の室内楽作曲家に就任する一方、スコットランド民謡に基づく作品集の楽譜がベストセラーとなり(フルートやヴァイオリンで演奏可)、ひいては自国の音楽をロンドンの客間で流行させたという成果を残しています。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1:『1720年頃のロンドン〜コレッリの遺産』
● バベル:協奏曲第2番ニ長調 Op.3(6つのフルートのための)
● ジェミニアーニ:ソナタ第4番ニ長調 Op.1, H.4
● コレッリ/シックハルト編:ソナタ第4番ヘ長調 Op.6(合奏協奏曲 Op.6-1,2より)
● シックハルト:協奏曲第2番イ短調 Op.19
● ヘンデル:ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ ト短調 HWV.364b
● ヘンデル:オペラ『アドメート』よりアリア「Spera si mio caro bene」
● ハイム/チャブ編:Thus with thirst my souls expiring(A.スカルラッティのIl pirro e Demetrioのロンドン上演時翻案より
録音時期:2019年10月
録音場所:パリ
Disc2:『1740年頃のロンドン〜ヘンデルの音楽家たち』
● ワイデマン:ジャーマン・フルート(トラヴェルソ)のための協奏曲第6番ホ短調 Op.2
● ヘンデル:トリオ・ソナタ第5番ト短調 Op.2, HWV.390
● サンマルティーニ:リコーダー協奏曲ヘ長調
● カストルッチ:ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ ト短調
● オズワルド:カレドニアン・ポケット・コンパニオン(Hugar Mu Fean, Sleepy Maggy, The Cameronian's Rant, Up in the Morning Early)
● オズワルド:スコットランド民謡に基づくソナタ(O Mother what shall I do (Largo), Ettrick Banks (Adagio), She rose and let me in (Andante), Cromlit's Lilt (Largo), Polwart on the Green (Andante))
● ヘンデル:ヴォクソールの演奏会のためのホーンパイプ HWV.356
録音時期:2021年10月
録音場所:パリ
ラ・レヴーズ
録音方式:ステレオ(デジタル)
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