【全曲解説】Crystal Lake『The Weight of Sound』
2026年01月27日 (火) 19:00
|HMV&BOOKS online - Japanese Pop

全曲解説テキスト by YD(Gt)
1. Everblack (feat. David Simonich)
アルバムの中でもExtremeでもありHeavyな楽曲の一曲。
ヘビネスと美のコントラスト、そこに浮遊感や非人間的なSF的アプローチを加え、シネマティックな曲に仕上がっている。
2. BlüdGod (feat. Taylor Barber)
こちらもEverblackからのHeavyな流れを受け継ぎ、二曲目に相応しいExtremeな楽曲だ。
世界を創造する神聖な世界観に、地が割れる様な絶望的な印象をクロスオーバーさせている。
シングルカットとは異なるバージョンで是非ともアルバムでは楽しんで頂きたい。
3. Neversleep (feat. Myke Terry)
Crystal Lakeのフィルターを通し、俺の経験してきたHardcoreアプローチをナチュラルに表現した一曲。
古き良きHardcore/Metalのお作法に、現代的なスパイスを加えている点にも、是非ニコッとしながら楽しんでほしい。
マイメンのMyke(Volumes/Fire From The Gods/ex Bury Your Dead)も参加してくれてるのもミソ。
4. King Down
頭の中でイメージして出てきたCL流、スポーツ応援歌的なノリの楽曲。ダンサンブルで皆んなででかい声で大合唱したら、風邪も直ぐに治っちゃう的な 笑
“キャッチーでヘビーでダンサンブル”
三大奥義をふんだんに盛り込んでます
5. The Undertow (feat. Karl Schubach)
俺自身のルーツでもあるPunk/Hardcoreの観点でMelodicな大好きな要素を自然体で盛り込んだMelodic Hardcore Track。
あえて、breakdownやmoshパートなどは入れず、自然と体を曲に委ねて感じてほしい。
音楽を聞いて何かをしないといけないなんてルールはないんだ。とにかく気持ちよく感じてほしい。
何よりもKarl(Misery Signals)の歌声がemotionalな彩りを添えてくれている。言わずもがな、多くの影響を受けたレジェンドであり俺らメンバー全員が大好きなボーカリストの魂を楽曲に吹き込んでもらえたのは、俺のバンド人生の中でも一つの大事件でもある。
6. The Weight of Sound
Crystal Lakeが今まで築き上げてきた楽曲スタイルを代表するAuthentic/Classic Trackだと自負している。
俺自身がプレイする上で一番自然に表現できるすべての要素を注ぎ込んでいる。
壮大であり儚く、総じて美しい世界
様々な音のレイヤーが創り出すCrystal Lakeのハーモニーを楽しんでください。
7. Crossing Nails
リズミカルなリフワークを特徴とするこの曲は、メジャーコード的印象とマイナーコードが成すHeavinessを強く意識した。
Old School Metalのリフワークの良いところを取り込み、Nu Metal的なアプローチとミックスことで、懐かしくも新しいクロスオーバーサウンドを作り上げた。
ラストは、鬼軍艦が指揮をとる地獄絵図のフロアをイメージしてるから、皆んなは思うがままに自由にやっちゃってください 笑
8. Dystopia (feat. Jesse Leach)
ブラストビートや2 ビートで畳み掛けるんだけど、そこにUtopiaの逆世界をイメージしたシンセサウンドを織り交ぜ、Crystal Lake独自のAmbient Worldを創造した楽曲。
凶暴であり美しくもある。その先に見える世界こそがこのDystopia。
俺の中のシナプスが産み出した世界観を堪能してください。
KSEのJesseが参加してくれたことは言わずもがな。俺の歴史の1ページに刻まれました。
9. Sinner
Johnがオーディションに参加していた時に制作していた楽曲。
作曲時には、Heavinessと伝統的な日本のメロディ感や印象をミックスすることに沢山チャレンジした。
エモーショナルであり儚く、力強さを失わずに強く生きる様な音像を思い描き、全体の構成をデザインしたのは楽しかった。
10. Don't Breathe
こちらもNeo Extreme Trackの一つ。
フックに来る美しいメロディと相対し、バックラックにはスピーディで暴虐的なアプローチをとっている。
相反する要素をまぜることで生まれるアート。
人が直感で捉える印象と現実との乖離。
これだけでは終わらない物語の続きがこの曲には隠してあるので、いつか聞いて頂ける皆さんには種明かしをしたいと思っています
11. Coma Wave
Crystal Lake流のバラード。
楽曲スタイルについて拘りはないので、自由に定義してもらっても何もストレスには感じない。
純粋に音楽を楽しみ、自分がCrystal Lakeに向けているクリエイティビティの一つの可能性を開いた一曲。
デモトラックで俺が作曲したピアノトラックをベースに、公私共に付き合いのあるゲストピアニストであるChieko Kikuchiが更なる磨きをかけ、楽曲の深みを出してくれている。
俺たちがやってるのは、ただの商業的な音楽演奏やバンド活動ではなくて、自分たちの周りの仲間やcultureをリスペクトし、その環境で生まれてくる音楽をアートとして、それ自体を自分の生き方、アイデンティティとして、Crystal Lakeというバンド活動と共に生きている。
すなわち、俺自身の生き様でもある。
一つ一つの音が重なり音楽となり
その音楽を俺たちバンドが奏で伝える
それがcultureでありアートである
YD
Crystal Lake / 『The Weight of Sound』
GENRE : METALCORE, POST-HARDCORE
音楽がカルチャーになり、歴史になっていく──
待望の現体制初アルバム完成
世界的レーベル Century Media Recordsから放たれる、7枚目のニュー・アルバム。20年超の貫禄と、注ぎ込まれた新たな血。人間離れした力を希求しながら、人間同士の連帯を信じる。そんなしなやかな信念が、メタル+ハードコア+αを包摂するスケールを実現させている。彼等らしい神々しさやサイバーなテクスチャは健在ながら、繰り広げられるのは神話でもSFでもない生身の群像劇。肉踊るミクスチャー・ロック的グルーヴと感涙必至の叙情派メロディを軸に、Jesse Leach(KILLSWITCH ENGAGE)、Karl Schubach(ex-MISERY SIGNALS)等豪華ゲストを交え最高到達点へ。
サイトウ マサヒロ【ライター推薦】
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