鈴木雅明&BCJ/メンデルスゾーン:交響曲第2番『賛歌』
2026年01月14日 (水) 19:30 - HMV&BOOKS online - Classical

鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパン、
バッハの復興者メンデルスゾーンの大作を初録音!
2024年の宗教改革記念日にあたる10月31日、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)は東京オペラシティ・コンサートホールでメンデルスゾーンの交響曲第2番『賛歌』を演奏し大きな話題となりました。このアルバムは、コンサートに先立って3日間をかけて行われたセッション録音です。
現代のバッハ演奏者としての鈴木雅明とBCJにとってメンデルスゾーンは重要な存在で、これまでにも彼のカンタータやコラールに大作オラトリオ『エリア』『パウル』、メンデルスゾーン版の『バッハ:マタイ受難曲』などを演奏してきました。オペラシティでのコンサート・プログラムに寄せられた鈴木のコメントによれば、2023年1月にザルツブルク・モーツァルテウム管で『賛歌』を指揮した際、「その素晴らしさに打ちのめされ、必ずやBCJで演奏・録音したいと、ただちに決心した」とのこと。熱意と周到な準備、BCJと共に積み重ねてきたドイツの教会音楽の演奏経験がここに結実しています。
『賛歌』は出版の順番もあって交響曲第2番とされていますが、交響曲の作曲順では4番目で、メンデルスゾーン円熟期の作品。器楽による3つの楽章(当盤では演奏時間約24分)の後に声楽を導入した大規模な楽章(当盤では約38分)が続くという構成はベートーヴェンの第九を思わせますが、大規模なオラトリオを依頼されたのが契機となって書かれた作品だけに、声楽が入ってからのカンタータ部分の充実ぶりに目を見張ります。声楽はソリスト5名に合唱が6/6/6/7、器楽は弦が6/6/5/4/3、木管各2にホルン4、トランペット2、トロンボーン3にティンパニとオルガンという大編成。BCJの精鋭メンバーに、クラリネットのロレンツォ・コッポラ、ホルンの福川伸陽、トロンボーンの清水真弓らが参加しています。
作品の要となる主題がトロンボーンのユニゾンで高らかに奏されて始まる第1楽章、メンデルスゾーンらしい流麗な第2楽章、落ち着いた清冽な抒情が流れる「アダージョ・レリジョーソ(宗教的なアダージョ)」の第3楽章を経て、第4楽章に入ると第1楽章の主題が回帰、「息あるものはすべて、主を賛美せよ」と壮大に歌う合唱が導くカンタータとなり、ソロのアリアとレチタティーヴォ、合唱により信仰の強さ、主への感謝と賛美が歌われます。コラール前半の無伴奏合唱の精緻さと清冽さはBCJならでは。要所で壮大に鳴り渡る鈴木優人の弾くオルガンも非常に効果的に収録されています。
『賛歌』は聖書の普及と宗教改革の原動力となったグーテンベルクの活版印刷術発明400周年を記念して依頼・作曲されました。ジャケットはマインツのグーテンベルク博物館にある彼の肖像(ステンドグラス)。SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。(輸入元情報)

【収録情報】
● メンデルスゾーン:交響曲第2番変ロ長調 Op.52『賛歌』
I. シンフォニア
II. 合唱とアリア(ソプラノ)『息あるものはすべて、主を賛美せよ』
III. レチタティーヴォとアリア(テノール)『主に贖われた人々は唱えよ』
IV. 合唱『唱えよ、主によってあらゆる悲嘆から』
V. 二重唱(ソプラノ)と合唱『私は耐えて主に望みを置いた』
VI. アリアとレチタティーヴォ(テノール)『死の綱が私たちに絡みつき』
VII. 合唱とソプラノ・ソロ『夜は過ぎ去り』
VIII. コラール『いざやともに、神に感謝せよ』
IX. 二重唱(テノール、ソプラノ)『それだから私は歌う』
X. 終末合唱『もろもろの民よ、主に帰せよ』
ジョネ・マルティネス(ソプラノI)
澤江衣里(ソプラノII)
ベンヤミン・ブルンス(テノール)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱、管弦楽)
鈴木雅明(指揮)
録音時期:2024年10月28-30日
録音場所:埼玉県、所沢市民文化センター ミューズ
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
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