ホリガー、シュプバッハ/『con slancio』
2025年12月11日 (木) 17:00 - HMV&BOOKS online - Classical

唯一無二のオーボエ奏者自身も魅了されたひらめきに満ちた刺激的なデュオ最新作
スイスの作曲家であり、唯一無二のオーボエ奏者でもあるハインツ・ホリガーが、音楽パートナーのマリー=リーゼ・シュプバッハとともに録音したアルバム『con slancio』がECMニュー・シリーズより発売されます。アルバム・タイトルにもなっている1曲目の『con slancio』はホリガーがシュプバッハに捧げて書いた作品です。
「マリー=リーゼとデュオで演奏し始めて以来、私たちの2つの楽器がお互いの音域と音色のパレットを広げてゆくその方法に魅了されてきました。私にとって新たな音の道が開かれたのです」とホルガ―は語っています。
アルバムには2018年から2020年にかけて書かれたホリガー自身の6つの作品の初録音に加え、長年にわたり作曲家仲間よりホリガーに捧げられてきた、非常に対照的な作品が収められています。最も古いものはユルク・ヴィッテンバッハのソナタ(1961年)とジャック・ヴィルトベルガーのロンドー(1962年)、最も新しいものは共に2019年にホリガーの80歳の誕生日を祝して書かれた、ジェルジュ・クルターグの格言的な『con slancio, largamente』と、細川俊夫の示唆に富む『結び(Musubi)』です。イギリスの音楽雑誌グラモフォンはホリガーのアルバム『Zwiegesprache』について「ハインツ・ホリガーとマリー=リーゼ・シュプバッハによるこれらの非常に流暢な演奏にただただ驚かされる」と評しましたが、この言葉はそのままこのアルバムにも当てはまります。ここでもひらめきに満ち、活力のある刺激的な演奏を聴くことができます。
チューリッヒのDRSスタジオで録音されたこのアルバムは、1986年のオーボエ・ソロと他の楽器構成のための『Mehrklange』の録音で40年前に始まった、ホリガーの音楽の記録を継続するものです。その中には『スカルダネッリ・ツィクルス』、ヴァイオリン協奏曲『ルイ・ステー賛』、歌劇『白雪姫』と『ルネア』など、多くの重要な作品が含まれています。ブックレットには、ミヒャエル・クンケルによるハインツ・ホリガーへの多岐にわたるインタビュー(ドイツ語・英語)が掲載されています。(輸入元情報)
【収録情報】
01. ホリガー:con slancio (2018)
02. 細川俊夫:結び (2019)〜オーボエとイングリッシュホルンのための
03. ホリガー:Standchen fur Rosemarie (2019)〜イングリッシュホルンのための
04. ヴィッテンバッハ:オーボエ・ソロのためのソナタ(1961、初版)
05. ホリガー:鏡の歌 (2019)
06. ホリガー:向かい合った歌 (contr'air) (2019)
07. ヴィルトベルガー:オーボエ・ソロのためのロンドー (1962)
08. ホリガー:私を捕まえて (2020)
09. ホリガー:2人で - 別れ (2020)
10. クルターグ:con slancio, largamente (2019)
11. ケルターボルン:オーボエとイングリッシュホルンのための二重奏曲 (2017)
12. ズーター:Oh Boe fur Oboe solo (1999)
ハインツ・ホリガー(オーボエ:01,02,04,05,07-09,11、イングリッシュホルン:03,06,10、オーボエ&イングリッシュホルン:12)
マリー=リーゼ・シュプバッハ(イングリッシュホルン:02,05,08,19,11、オーボエ:06)
録音時期:2020年7月、8月
録音場所:チューリッヒ、Radiostudio DRS
録音方式:ステレオ(デジタル)
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

