HK・グルーバー&スウェーデン室内管/『七つの大罪』、他
2025年12月10日 (水) 17:00 - HMV&BOOKS online - Classical

ヴァイル:七つの大罪、新オルフェウス、ヴァイオリン協奏曲
HK・グルーバーは、2023年リリースのクルト・ヴァイル:交響曲第1番、第2番に続き、スウェーデン室内管弦楽団と共に、今作ではヴァイルの3つの重要作を取り上げます。
アルバムは、資本主義社会への鋭い風刺を込めた歌付きバレエ『七つの大罪』で幕を開けます。これはヴァイルとブレヒトにとっての最後の共同作品となったもので、主人公アナが、故郷に家を建てるため金儲けをしながら旅をしますが、その過程で直面する「七つの大罪」を乗り越えようとする物語が気怠い音楽に乗って歌われます。ヴァイルの妻ロッテ・レーニャの歌唱で世界的に知られるようになりました。続くカンタータ『新オルフェウス』では、ユリディスの視点から語られる救済の物語が、アリアと歌を自在に行き交う独自の語法で紡がれます。アルバムを締めくくる『ヴァイオリンと管楽オーケストラのための協奏曲』は、ヨゼフ・シゲティに献呈された作品。ブレヒトと出会う以前はブゾーニに師事していたヴァイルならではの、後期ロマン派から無調へと向かう音楽の中に、時折キャバレー音楽の影響も感じられ、後年の舞台音楽を予感させる躍動感に満ちています。
各々の作品のソリストには、ソプラノのウォリス・ジュンタとジェニファー・フランス、ヴァイオリンのカタリナ・アンドレアソンとベンヤミン・ヘルツルを迎え、ヴァイルの多彩な表現世界を鮮やかに描き出しています。(輸入元情報)
【収録情報】
ヴァイル:
1. 歌付きバレエ『七つの大罪』(1932-33)
作詞:ベルトルト・ブレヒト/W.H.オーデン&チェスター・カルマン英語訳
プロローグ
No.1 Sloth(怠惰)
No.2 Pride(高慢)
No.3 Anger(激怒)
No.4 Gluttony(飽食)
No.5 Lust(姦淫)
No.6 Covetousness(貪欲)
No.7 Envy(嫉妬)
エピローグ
2. カンタータ『新オルフェウス』 Op.15(1925)
作詞:イヴァン・ゴル/デイヴィッド・パウントニー英語訳
第1部
第2部
3. ヴァイオリンと管楽オーケストラのための協奏曲 Op.12(1924)
I. Andante con moto
IIa. Notturno. Allegro un poco tenuto
IIb. Cadenza. Moderato
IIc. Serenata. Allegretto
III. Allegro molto, un poco agitato
ウォリス・ジュンタ(メゾ・ソプラノ:1)
マッツ・カールソン(テノール:1)
ロヴェ・トロナー(テノール:1)
ローシュ・ヨハンソン・ブリスマン(バリトン:1)
アンドレアス・オルソン(バス:1)
ジェニファー・フランス(ソプラノ:2)
カタリナ・アンドレアソン(ヴァイオリン:2)
ベンヤミン・ヘルツル(ヴァイオリン:3)
スウェーデン室内管弦楽団
HK・グルーバー(指揮)
録音時期:2023年4月24日&8月26-28日(1)、2024年11月18-22日(2,3)
録音場所:スウェーデン、エレブルー・コンサート・ホール
録音方式:ステレオ(DSD)
収録時間:80分
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
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