エリック・ルー/シューベルト:即興曲集Op.90&142
2025年11月14日 (金) 12:00 - HMV&BOOKS online - Classical
静寂の中に、魂の光!
エリック・ルーが描くシューベルトの真髄
2025年10月20日、エリック・ルーは第19回ショパン国際ピアノコンクールの第1位という、世界で最も権威ある称号を手にしました。2018年リーズ国際ピアノコンクールでの優勝、そして2019〜2022年のBBCニュー・ジェネレーション・アーティストとしての活躍を経て、今や彼は真の国際的アーティストとして注目を集めています。 この絶好のタイミングで待望の新録音、シューベルト作品集が登場します。
「これらの作品、特に作品90の即興曲とは、長い時間をかけて深く向き合ってきました。リハーサル、ステージ、録音の過程で感じた『旅』そのものがこのアルバムに刻まれています。即興曲はピアノ文学の中でも最も美しい宝石のひとつであり、シューベルトの本質そのものだと思います」とエリック・ルーは語ります。
シューベルトの即興曲集では、感情が絶えず揺れ動き、内面の葛藤が表出します。特に作品90では表面的には穏やかな雰囲気を持つものの、その均衡はきわめて繊細で、心の奥に潜む不安や孤独が微妙な陰影として浮かび上がります。
エリック・ルーのシューベルト演奏は、その静謐な詩情と透徹した構築感において、現代のピアニストの中でも際立っています。音量で語るのではなく、音の間に漂う沈黙やハーモニーの呼吸で語るピアニズム。弱音の中に宿る緊張感、ゆらめくテンポ・ルバートの自然さ、そして内省的でありながら決して冷たくならない温かさ・・・静けさの中に宿る深い魂が、彼のシューベルトを唯一無二のものにしています。(輸入元情報)
【収録情報】
シューベルト:
● 4つの即興曲 Op.90, D.899
第1番ハ短調 : Allegro molto moderato
第2番変ホ長調:Allegro
第3番変ト長調:Andante
第4番変イ長調:Allegretto
● 4つの即興曲 Op.142, D.935
第1番ヘ短調:Allegro moderato
第2番変イ長調:Allegretto
第3番変ロ長調:Theme (Andante)
第4番ヘ短調:Allegro scherzando
エリック・ルー(ピアノ)
録音時期:2024年8月3,4日、11月23,24日
録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル)
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