コレクター心くすぐるJ-POPデフジャケ(difジャケ)の世界

2025年10月30日 (木) 10:00

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コレクター心くすぐるJ-POPデフジャケ(difジャケ)の世界

同じタイトルの作品でも、異なるアートワークが採用されたジャケットを、通称『デフジャケ』と呼びます。

生産された年代の違いや、一般流通盤か見本盤か等でデザインが切り替わることによって生じますが、これらによってレコードの買取価格がかなり変わるレコードも多く存在します。

今回はJ-POPのレコードで『デフジャケ』が存在する作品をいくつかご紹介いたします。

YMO『イエロー・マジック・オーケストラ』

国内初版(ALR6012)

細野晴臣 / イエロー・マジック・オーケストラ

(参考画像)買取日:2024/1/19

1978年リリース。YMOのイメージとは異なるアートワークで、馴染みのない方も多いのではないでしょうか。本バージョンのリリース名義は細野晴臣。大きくアーティスト名が記された帯の表記も魅力的です。

US盤(SP736)

Yellow Magic Orchestra US盤

(参考画像)買取日:2017/7/19

1979年リリース。USでのリリースに際してアートワークに変更が加えられました。浴衣を着たアンドロイドの女性のようなデザインに変更されています。

また音源も、当初リリースのものとは異なるミックスが使用されているのもポイントです。

国内再発盤(ALR6020)

Yellow Magic Orchestra 国内盤

(参考画像)買取日:2023/12/8

国内での再発売にあたり、US盤のデザインに帯が付いてのリリースとなりました。

リリース時期や発売国によって異なるデザインが使用される『デフジャケ』の代表的な一例です。

YMO『テクノデリック』

国内初版(ALR28030)

テクノデリック 国内初版

(参考画像)買取日:2024/2/1

YMOにはまだまだ『デフジャケ』が存在します。それが6作目のこちら。国内初版のジャケットはメンバー3人が映ったグレー色を基調としたジャケットです。

1983年版再発(ALR28030)

テクノデリック 後発盤

(参考画像)買取日:2024/3/9

その後、オレンジ色のバックの民族衣装姿の女性が映したアートワークに切り替えられています。

この後に続く海外でのリリースはこちらのデザインが採用されておりますが、特に国内盤の本バージョンはリリース数も少ないことから稀少価値が高く、買取価格も大きく差がつきます。

中森明菜『スローモーション』

一般流通盤(L1600)

スローモーション レギュラー盤

(参考画像)買取日:2025/7/31

中森明菜のデビューシングル『スローモーション』にも『デフジャケ』が存在します。こちらは一般流通盤(通常バージョン)。

見本盤(L1600)

スローモーション 見本盤

(参考画像)買取日:2025/10/3

こちらが見本盤。見本盤は大変珍しく、また人気も衰えないことから買取価格は一気に上がります。

中森明菜

1人バージョン(L3601)

赤い鳥逃げた 1人バージョン

(参考画像)買取日:2025/1/15

1985年リリース『赤い鳥逃げた』12inchシングルレコードにも『デフジャケ』が。こちらは1人バージョン。

2人バージョン(L3601)

赤い鳥逃げた 2人バージョン

(参考画像)買取日:2023/12/25

異なる格好をしてもう1人写った2人バージョンも存在します。中古市場ではこちらの2人バージョンの方があまり見かけず、価値が高くなっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はJ-POPのレコードにフォーカスして『デフジャケ』をご紹介しましたが、こちらで紹介したものはほんの1部です。

まだまだデフジャケは沢山あります。お客様のご自宅に眠っているレコードもう1度確認してみてください。

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