【発売】波多野睦美、大萩康司/『時』
2025年10月23日 (木) 18:00 - HMV&BOOKS online - Classical

『プラテーロとわたし』全曲録音から6年
充実のアンサンブルが響く、新たな地平
波多野睦美(メゾ・ソプラノ)と大萩康司(ギター)は、初共演から十数年にわたりアンサンブルとレパートリーを深めてきました。『プラテーロとわたし』全曲録音から6年を経て、円熟の響きが新たな地平を切り拓きます。声とギターによる親密な対話が、深い余韻とともに心に語りかけます。
ダウランドの3曲はメランコリーに満ちた英国リュート歌曲の精華。シューベルトの『アヴェ・マリア』は祈りの旋律が心に響きます。ブリテン編曲の古謡は素朴で詩的なイングランドの風景を描きます。ファリャの民謡集はスペイン各地の色彩豊かな歌を集めた名作。 ブローウェルの愛の歌集は詩と音楽が織りなす情熱の3篇。 キューバの子守唄は懐かしさと優しさに満ちたギターソロ。 高橋悠治による『時』は若きシューベルトの詩に寄り添う静かな瞑想です。
声とギターが織りなす、時代を越えた歌の風景がここに広がります。(販売元情報)
【収録情報】
1. 甘い愛が誘っている(ダウランド)
2. 流れよ涙(ダウランド)
3. 落ち着かない思い(ダウランド)
4. エレンの歌 3:アヴェ・マリア Op.52-6, D.839(シューベルト)
5. 恋人にりんごをあげよう(イギリス民謡/ブリテン編)
6. 7つのスペイン民謡(ファリャ)
ムーア人の布地
ムルシア地方のセギディージャ
アストゥリア地方の歌
ホタ
子守歌
歌
ポロ
7. 愛の歌集(ブローウェル)
きみに道をしめそう
歌のなかの歌
7月のある日のバラード
8. キューバの子守唄(グレネ/ブローウェル編)〜guitar solo
9. 時(高橋悠治)
波多野睦美(メゾ・ソプラノ)
大萩康司(ギター)
録音時期:2025年4月28-30日
録音場所:千葉県、浦安音楽ホール
録音方式:ステレオ(デジタル)
企画・制作:Office SONNET
【波多野睦美(メゾ・ソプラノ) Mutsumi Hatano, mezzo soprano】
英国ロンドンのトリニティ音楽大学声楽専攻科修了。イギリス・ルネサンスのリュートソング、バロックの宗教作品、受難曲、オラトリオのソリストなど古楽の分野で活動を開始。寺神戸 亮、鈴木雅明、C.ホグウッド指揮ほかの多くのバロック・オーケストラと共演。オペラではモンテヴェルディ『ポッペアの戴冠』皇后オッターヴィア、パーセル『ダイドーとエネアス』女王ダイドーなどを演じる。現代の音楽では、間宮芳生作品のアメリカでの世界初演、オペラ『ポポイ』、サイトウキネンフェスティバル武満 徹メモリアルコンサート、水戸芸術館「高橋悠治の肖像」、サントリーホール「作曲家の個展2013権代敦彦」ほかに出演。2005年から「歌曲の変容」と題したシリーズを王子ホールで行い、古楽から現代にいたるボーダーレスなプログラムを開拓し続けている。放送では「NHKニューイヤーオペラコンサート」「BSクラシック倶楽部」「題名のない音楽会」「おんがく交差点」等に出演。古楽器との共演による『イタリア歌曲集』『悲しみよとどまれ』など数多くの名盤のほか、高橋悠治(作曲/ピアノ)とのソングブック『ねむれない夜』、シューベルト『冬の旅』、栃尾克樹(バリトン・サクソフォーン)とのトリオによる『風ぐるま』、大萩康司(ギター)との『コーリング・ユー』『プラテーロとわたし』(朗読/歌)、北村 聡(バンドネオン)との『想いの届く日』などCD作品多数。詩画集「プラテーロとわたし」(銅版画:山本容子)がある。(販売元情報)
【大萩康司(ギター) Yasuji Ohagi, guitar】
パリのエコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。1998年ハバナ国際ギター・コンクール第2位、併せて審査員特別賞「レオ・ブローウェル賞」受賞。その後イタリアのキジアーナ音楽院でオスカー・ギリアに師事し、4年連続最優秀ディプロマを取得。ギターを萩原 博、中野義久、福田進一、キャレル・アルムス、アルベルト・ポンセ、オリヴィエ・シャッサンに、ソルフェージュを山田順之介、リュート、テオルボ、バロック・ギターをエリック・ベロックに、室内楽をラスロ・アダディに師事。
近年では2019年に井上道義指揮/ NHK交響楽団と『アランフェス協奏曲』を演奏し好評を博したほか、ラ・フォル・ジュルネTOKYO、セイジ・オザワ松本フェスティバル、霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭等の代表的な音楽祭に定期的に招かれている。また、モスクワ、コロンビア、キューバ、台湾等での国際フェスティバルにもソリストおよびマスタークラス講師として招かれている。NHK「ららら♪クラシック」「クラシック倶楽部」、MBS「情熱大陸」、テレビ朝日「題名のない音楽会」等メディアへの出演多数。第6回ホテルオークラ音楽賞、第18回出光音楽賞受賞。現在、洗足学園音楽大学、大阪音楽大学各客員教授。デビュー以来、20枚を越えるCD、2枚のDVDをリリース。2020年にはC=テデスコの傑作『プラテーロとわたし』全28曲を波多野睦美の朗読で録音。
使用楽器:SO KIMISHIMA Model SOL 2022年(販売元情報)

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