なぜ今、NEW WAVEの“国内盤”レコードが注目されているのか?

2025年10月24日 (金) 10:00

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なぜ今、NEW WAVEの“国内盤”レコードが注目されているのか?

80年代に流行した音楽ジャンルの一つであるニューウェイヴ。

今、当時日本で作られたいわゆる"国内盤"のレコードが、中古市場で人気が上昇しております。

なぜ"国内盤"が人気になったのか?この記事ではその理由と、特に高価買取が期待できるアイテムをピックアップしてご紹介します。

国内盤の特徴

音質

日本のレコード会社は、独自にマスタリングを行っていたケースが多く、「音がクリアで繊細」「ノイズが少ない」という評価が世界的に高いことが特徴です。

特に80年代は、日本製のレコードの素材(高品質ビニール)やプレス精度が極めて高かったようで、NEW WAVEの繊細な音作りとの相性が良かった、という見解もあります。

国内盤ならではの付属品の価値

「帯」や、アーティスト解説・歌詞・対訳付きの「ライナーノーツ」は、日本独自の“パッケージ文化”として海外コレクターに人気が高くなっています。

NEW WAVEは海外から発生したジャンルであり英語で歌われるのが基本ですが、その日本語訳があることが、当時の日本人リスナーにとって重要なものでした。

また、国内盤にだけ「日本語タイトル(邦題)」がつけられている場合があることも貴重な要因となっています。

なぜ人気が上がった?

NEW WAVEというジャンルの再評価

ポストパンク(POST-PUNK)や、シンセポップ(SYNTH-POP)など、NEW WAVEはサブジャンルが多く、現在のインディーミュージックやファッション、デザインの世界でも強く影響を与えています。

アナログ回帰の動きとあいまって、「あえて国内盤で聴く」ことも美意識の一つになっています。

海外ファンによる「逆輸入」需要の高まり

特に最近、Discogsなどの越境販売やインバウンドの影響で、海外ファンが日本盤を積極的に買い漁る現象が起きています。

「オリジナルのUK盤ではなく、日本で発売された国内盤を探している」というバイヤーも増加の一途を辿っています。

高価買取アイテムの一例

The Smiths / The Queen Is Dead(クイーン・イズ・デッド)

The Smiths / The Queen Is Dead(クイーン・イズ・デッド)

(参考画像)買取日:2025/4/13

国内盤は帯付・ライナー付で海外人気が高いです。

Talking Heads / Remain in Light(リメイン・イン・ライト)

Talking Heads / Remain in Light(リメイン・イン・ライト)

(参考画像)買取日:2022/11/15

Brian Enoプロデュースの名盤。帯付の国内盤はNEW WAVEコレクターズの定番となっています。

Depeche Mode / Music for the Masses(ミュージック・フォー・ザ・マスィズ)

Depeche Mode / Music for the Masses(ミュージック・フォー・ザ・マスィズ)

(参考画像)買取日:2024/8/18

海外人気の特に高い80年代ロック名盤。帯付の美品は高額取引されることも多いです。

The Cure / Seventeen Seconds(セブンティーン・セコンズ)

The Cure / Seventeen Seconds(セブンティーン・セコンズ)

(参考画像)買取日:2019/5/9

帯付国内盤は激レア。音の空気感や余韻が国内盤の音質にマッチし、特に美しいと評判です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?NEW WAVEの国内盤レコードは、音質・デザイン・背景文化のすべてにおいて特別な存在であることが分かるかと思います。

それは単なる「モノ」としてではなく、当時の空気感や日本と世界の音楽的交差点を体験できるアートピースでもあります。

HMV record shop/HMV買取センターではNEW WAVEの名盤を一点一点丁寧に査定しております。

是非一度、お気軽にご相談ください。


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