佐藤豊彦、野美佐子/『続・歩み〜バロック・リュート二重奏曲集』
2025年09月11日 (木) 18:00 - HMV&BOOKS online - Classical

佐藤豊彦のリュート二重奏、第2巻。野美佐子との共演!
リュート界の第一人者であり日本が誇る世界的巨匠、佐藤豊彦の自主レーベル「のすたるぢあ(Nostalgia)」。2025年最新作は、佐藤豊彦によるリュート二重奏曲集の第2巻。第1作目となった『歩み』は娘の佐藤美紀と録音としていましたが、『続・歩み』では弟子の野美佐子と共演。二組のデュオ・アルバム『うたごころ』ではビウェラを弾いて佐藤豊彦と共演していた野美佐子は、ヒストリカル・ハープを西山まりえに、ビウェラとルネサンス・リュートを櫻田 亨に、バロック・リュートを佐藤豊彦にそれぞれ師事し、チェンバロ奏者の娘(野 凛)との定期公演のほか、ソロや伴奏でも活動を広げています。
オーストリアのクレムスミュンスターに残されていたリュート曲手稿に、作者不詳の2つのGメジャーの二重奏組曲があります。これらを佐藤豊彦が大幅に手を加えて録音した後に、ジャック・ビットナー(本名ヤーコプ・ビュットナー)[c.1700]の曲集を思い出しました。ギター的な左手の使い方や独特な旋律などの共通点から、クレムスミュンスター手稿の2つの二重奏曲もビットナーの作である可能性が非常に高いと分析されています。
エルンスト・ゴットリープ・バロン[1696-1760]はポーランド出身の音楽家で、ライプツィヒで哲学と法律を学び、ドレスデンでヴァイスと出会えたこともきっかけとなり、プロイセンのフリードリヒ大王(フリードリヒ2世)の宮廷でテオルボ奏者としても活躍しました。今回収録されたB♭メジャー組曲は、ニューヨークの公共図書館に現存するハラック・コレクションに含まれているもので、多くの間違いがあったものを佐藤豊彦が手を加えています。
ヴァイスの作品は、大英博物館(現在の大英図書館)に残された手稿曲集に含まれる2つの二重奏組曲のうちのひとつです。どちらも片方のパートしか残されておらず、前作『歩み』ではDマイナー組曲に佐藤豊彦がセカンド・パートを作り録音しました。今作はもうひとつのGマイナー組曲にセカンド・バートを加えて録音しています。(販売元情報)
【収録情報】
● ビットナー(?):組曲 Gメジャー
● E.G.バロン:組曲 B♭メジャー
● ビットナー(?):組曲 Gメジャー
● ヴァイス:組曲 Gマイナー
全編曲:佐藤豊彦
佐藤豊彦(11コースリュート、13コースリュート)
野美佐子(11コースリュート)
録音時期:2023年12月6-8日、2025年4月2,3日
録音場所:佐賀県有田町、炎の博記念堂文化ホール
録音方式:ステレオ(デジタル)
日本語解説付き(解説:佐藤豊彦)
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