【映像】アイム&ル・コンセール・ダストレ/ヘンデル:『ジュリオ・チェーザレ』
2025年08月14日 (木) 18:00 - HMV&BOOKS online - Classical
エマニュエル・アイム指揮、カリスト・ビエイト新演出
衝撃の『ジュリオ・チェーザレ』!
ローマの将軍ジュリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)は政敵ポンペーオ(ポンペイウス)を敗走するエジプトまで追撃。エジプトを姉クレオパトラと共同統治するトロメーオ(プトレマイオス)の部下アキッラが、捕えて殺害したポンペーオの生首を差し出すと、チェーザレは喜ぶどころかトロメーオに対し怒りを露わにします。敗軍の将の家族としてチェーザレの保護を求めてエジプトに来たポンペーオの妻コルネリアと息子のセストも、夫・父の無残な最期を知り、トロメーオへの復讐を誓います。一方、クレオパトラは弟トロメーオを追い落とし、単独で権力を掌握しようと目論み、チェーザレにハニートラップを仕掛け籠絡しようとします・・・
『ジュリオ・チェーザレ』は、ハノーファーからロンドンに移住したヘンデルが「ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック」のために作曲した4作目のイタリア語歌唱によるオペラ(1724)。その多彩な音楽表現と盟友ニコラ・フランチェスコ・ハイムの手になる台本の緊密な結びつきにより、ヘンデルのオペラのなかでもとりわけ高い人気を誇っています。
本作の演出は、オペラの新制作が常に注目を集めるカリスト・ビエイトが担当。ローマ時代のエジプトを舞台にしたドラマを現代にタイムスリップさせ、血腥い権力闘争、富への渇望、性暴力や近親相姦などをそのストーリーに読み込んだ演出は賛否両論の渦を巻き起こしました。演奏はフランスのバロック音楽界を牽引する立役者のひとり、エマニュエル・アイムがチェンバロを弾きながら、自身が創設した古楽オーケストラ「ル・コンセール・ダストレ」から、ヘンデルのドラマティックで美しい旋律に溢れる音楽を磨き抜かれた響きと端正な表情で引き出しています。その音楽に乗せて、クリストフ・デュモー、ジュリー・フックス、テレサ・イエルヴォリーノ、チェチーリア・モリナーリ、キャメロン・シャバジら綺羅星を並べるバロック・オペラの名歌手たちが、登場人物の様々な情感をニュアンス豊かに表現し、迫真のドラマとして結実させています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ヘンデル:歌劇『ジュリオ・チェーザレ』全曲
クリストフ・デュモー(カウンターテナー/ジュリオ・チェーザレ)
ジュリー・フックス(ソプラノ/クレオパトラ)
チェチーリア・モリナーリ(メゾ・ソプラノ/セスト)
テレサ・イエルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ/コルネリア)
キャメロン・シャバジ(カウンターテナー/トロメーオ)
フレデリク・ベルフマン(バス・バリトン/アキッラ)
ジェイク・イングバー(カウンターテナー/ニレーノ)
ヘオルヒー・デルバス=リチテル(バリトン/クーリオ)
ル・コンセール・ダストレ
エマニュエル・アイム(指揮、チェンバロ)
演出:カリスト・ビエイト
美術:レベッカ・リングスト
衣装:インゴ・クリューグラー
照明:ミヒャエル・バウアー
ビデオ・プロジェクション:サラ・デーレンディンハー
ドラマトゥルギー:ベッティーナ・アウアー
収録時期:2023年1月25日、2月2日
収録場所:アムステルダム、オランダ国立オペラ&バレエ(ライヴ)
映像監督:フランソワ・ルシヨン
収録時間:191分
画面:カラー、16:9
字幕:日本語、イタリア語(歌唱言語)、英語、ドイツ語、フランス語、オランダ語、韓国語



