ベドリッシュ弦楽四重奏団/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番、他
2025年07月11日 (金) 19:00 - HMV&BOOKS online - Classical

ベドリッシュ弦楽四重奏団来日記念盤!
ベートーヴェンの『ハープ』とオリジナル編曲のシューベルトとメンデルスゾーン!
Empfindung(エンプフィンドゥンク)〜言葉にならない感情、魂を深く揺さぶる思い
「感情」「感覚」「発想」などと訳されるこのドイツ語は、「内面的な深い体験」を意味し、単なる感覚ではなく熟考された感情の深みも指します。ベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーン〜本ディスクに収められた19世紀ドイツ・ロマン派の作曲家たちの音楽美学の中心には、この「Empfindung」が息づいているのです。
これまで自国フランス作品を中心に録音してきたベドリッシュ弦楽四重奏団が、深い成熟をもって問うドイツ・ロマン派作品集。グループの代名詞ともいえる独自の編曲で、シューベルトの歌曲とメンデルスゾーンの無言歌を弦楽四重奏に再構築。編曲とは思えぬ表現に心が震わされます。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲には、ドイツの音楽祭で開催された「ベートーヴェン・ツィクルス」への招聘で高く評価された彼らの実力が存分に発揮されています。(販売元情報)
【収録情報】
1. ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74『ハープ』
第1楽章:ポコ・アダジオ - アレグロ(9:51)
第2楽章:アダジオ・マ・ノン・トロッポ(9:39)
第3楽章:プレスト(5:07)
第4楽章:アレグレット・コン・ヴァリアツィオーニ(6:46)
2. シューベルト:3つの歌曲
死と乙女 D.531(2:29)
白鳥の歌 D.957〜『我が住処』(2:41)
冬の旅 D.911〜『おやすみ』(4:18)
3. メンデルスゾーン:無言歌集より
Op.19-6『ヴェニスの舟歌』 アンダンテ・ソステヌート(1:59)
Op.30-4 アダジオ・エ・コン・フォッコ(2:34)
Op.38-2 アレグロ・ノン・トロッポ(2:38)
Op.67-2 アレグロ・レッジェーロ(3:06)
Op.67-4『紡ぎ歌』 プレスト(1:56)
Op.67-5 モデラート(2:04)
Op.85-6 アレグレット・コン・モート(2:18)
Op.102-2 アダジオ(2:11)
Op.102-3 プレスト(1:25)
Op.102-6 アンダンテ(2:21)
編曲:ジャック・ガンダール(2,3)
ベドリッシュ弦楽四重奏団
ジャック・ガンダール(第1ヴァイオリン)
長谷川 彩(第2ヴァイオリン)
ジュリアン・ガバン(ヴィオラ)
オレリアン・サブレ(チェロ)
録音時期:2020年12月17日(1)、2024年2月21,22日(2,3)
録音場所:フランス、ショワジー・ル・ロワ、サンテスプリ教会(1)、クレテイユ地方音楽院コンサートホール(2,3)
デジパック仕様
【ベドリッシュ弦楽四重奏団】
ベドリッシュ弦楽四重奏団は2002年にパリで結成された弦楽四重奏団で、幅広いプログラムと編曲/トランスクリプションを重視した独自の音楽活動を展開している。ピアノ曲、交響曲、オペラ作品など、さまざまな楽曲を弦楽四重奏用に編曲し、新たな視点からクラシック音楽の魅力を届けている。
演奏活動にとどまらず、ダンス、マイム、絵画、映画など異なる芸術分野とのコラボレーションも積極的に行っている。これまでに上演された作品には、朗読と音楽を融合させた「Des Mots & des Notes(言葉と音の物語)」、舞踊と組み合わせた「La Jeune fille & la Mort(死と乙女)」、俳句と日本書道を取り入れた「Fremissements de Lune(月冴ゆる)」などがある。
教育活動にも力を入れており、フランスの青少年向け音楽教育機関「JM France(子供のための音楽普及活動)」を通して、オリジナル・プログラム「Baroque'n Roll(バロックンロール)」を提供。2023年にはクレテイユ地方音楽院に招かれ室内楽のマスタークラスをするなどし、次世代の音楽家の育成にも貢献している。
これまで、パリのシテ・ド・ラ・ミュジーク、フランス国立図書館、アヴィニョン演劇祭、メスのアルセナル、ブリュッセルのパレ・デ・ボザール等で演奏し、最近はアルプス(フランス)で開催されているフェスティヴァル・アルリィに出演。2020年チュービンゲン(ドイツ)のフィールクラング・フェスティヴァル「ベートーヴェン・ツィクルス」に招聘され、ベートーヴェンとドビュッシーの弦楽四重奏曲を演奏して高評を得た。2023年6月には東京サントリーホールでも演奏している。
2016年発売のCD「セレナード・アンテロンピュ」はフランス国営ラジオ局のライブ出演を含めて広く紹介され、『L'Obs』誌など高名な雑誌でも高い評価を受けた。セカンドアルバム「ミンストレル」もフランス国営ラジオで取り上げられ、多くのファンを惹きつけている。同盤は日本でもリリースし、「セレナード・アンテロンピュ」は『レコード芸術』誌において優秀録音盤、「ミンストレル」は『音楽現代』誌において推薦盤に選出された。(販売元情報)
【ジャック・ガンダール(第1ヴァイオリン)】
国立パリ高等音楽院において和声法・対位法・管弦楽法を修了し(和声法と対位法においてはプルミエ・プリ、管弦楽法では首席)、ブーローニュ=ビヤンクール地方音楽院においてヴァイオリン(プルミエ・プリならびに上級課程)・室内楽・分析・合唱指揮法・管弦楽指揮法(すべてプルミエ・プリ)を修了。アックイ・テルム国際室内楽コンクール(イタリア)において第一位。フランス・ヴァランシエンヌにて開催の「E-magiciens」フェスティヴァルにおいて、SACEMの最優秀映画音楽賞受賞。フリーで活動。(販売元情報)
【長谷川 彩(第2ヴァイオリン)】
桐朋学園大学卒業。ボストン大学大学院修士課程修了。在学中に参加した音楽祭では、札幌PMFでコンサートマスターを務めたほか、小澤征爾音楽監督のタングルウッド音楽祭でヘンリー・コーン記念賞を受賞。フランス・トゥール管弦楽団メンバー。(販売元情報)
【ジュリアン・ガバン(ヴィオラ)】
ブーローニュ=ビヤンクール地方音楽院においてヴィオラと室内楽を修了し(プルミエ・プリ)、パリ地方音楽院でも学ぶ(上級課程)。クラシック音楽のみならず最新の音楽にも様々に親しみ、ジャック・ガンダールとともに当団の創設者。(販売元情報)
【オレリアン・サブレ(チェロ)】
国立パリ高等音楽院(プルミエ・プリ)、ボストン大学卒業。2008年よりパリ国立歌劇場管弦楽団の第一首席チェリストを務める。(販売元情報)
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