ドイル＆RIAS室内合唱団／メンデルスゾーン姉弟：合唱作品集

メンデルスゾーン姉弟の珠玉の合唱作品集

　バッハとヘンデルの伝統を受け継ぎ、フェリックス・メンデルスゾーンとその姉ファニー・ヘンゼル[1805-1847]も壮麗な合唱作品を残しました。『聖パウロ』『エリヤ』と並んでメンデルスゾーンの三大傑作オラトリオと言える『クリストゥス（キリスト）』は1847年に作曲開始されましたが、姉ファニーの死とフェリックス自身の体力の衰弱により未完となった作品です。第1部「キリストの誕生」は三博士の来訪の場面を中心に展開。第2部「キリストの受難」は十字架の場面が歌われます。ファニーの作品『賛歌』は息子セバスティアンの1歳の誕生日のために書かれたもので、喜びに満ちた作品となっております。
　RIAS室内合唱団のアンサンブルはますます見事。独唱者も、2004年のバッハ・コンクールで優勝した、宗教作品からオペラまで世界中で活躍しているランツハマー、そしてオペラ・ハウスで着実に実力をつけてきたオーストリアのテノール、ミッタールッツナーという若手実力派を迎え、天才メンデルスゾーン姉弟の作品をこの上ない形で響かせています。（輸入元情報）

【収録情報】
メンデルスゾーン：
● オラトリオ『クリストゥス（キリスト）』（未完）
　第1部「キリストの誕生」
　第2部「キリストの受難」

ファニー・メンデルスゾーン＝ヘンゼル：
● 讃歌『私の魂は安らぎ』〜ソプラノ、アルト、混声合唱とオーケストラのためのカンタータ

メンデルスゾーン：
● 『鹿が谷川の水を慕い乞うるように（詩篇42）』 Op.42〜ソリスト、混声合唱とオーケストラのためのカンタータ

　クリスティーナ・ランツハーマー（ソプラノ）
　マルティン・ミッタールッツナー（テノール）

　合唱ソリスト：
　フランツィスカ・マルコヴィチュ（アルト）
　ミンス・ホン、フォルカー・ニーツケ（テノール）
　ステファン・ドレスルマイアー、アンドルー・レドモント、ヨナタン・E・デ・ラ・パス・ザエンス（バス）

　RIAS室内合唱団
　ポツダム室内アカデミー
　ジャスティン・ドイル（指揮）

　録音時期：2023年3月
　録音方式：ステレオ（デジタル）