『Bridges of Madison County(マディソン郡の橋)』Photo by Teruo Nakamura Exhibition

2025年06月03日 (火) 10:00

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<開催概要>
New York Groove 25
Contingency Emotion Encounter
Bridges of Madison County
(マディソン郡の橋)
Photo by Teruo Nakamura
Exhibition

2025年5月23日(金)〜2025年6月2日(月)
入場無料 (Free Entry)
at Bankrobber LABO Shibuya Tokyo
11:00-21:00
@bankrobber_labo
150-0042 東京都渋谷区宇田川町36-2 ノア渋谷 1F/2F HMV record shop 渋谷


日本人ジャズミュージシャンのパイオニアとして、1960年代からニューヨークで音楽活動を続けてきたジャズベーシスト中村照夫氏。

1973年のアルバム『ユニコーン』。メジャー・デビュー作、全6曲の極上のファンキー・セッション『Rising Sun』。2015年発表のニューヨークの匂い漂うファンキーでフュージョン・ライクな『New York Groove』。後にレア・グルーヴ・シーンで中村氏の珠玉の作品群は人気となり、現在の和ジャズ・シーンへの注目のきっかけともなった。

その後音楽プロデューサー、ラジオの制作、音楽イベントの制作などする傍ら、中村氏はその時々の現場を写真に収め続けた。

当ギャラリーで前回開催した、当時のNYの息吹を感じる個展【NY Groove 24】に続き、今回の展示は【Bridges of Madison County】と題し、中村氏が手掛けた小説「マディソン郡の橋」をベースとしたアルバム制作時に訪れた当時のマディソン郡 ウィンターセットの情景を展示。

サブタイトルのContingency Emotion Encounter とは 偶然...感動...出会い...

中村氏の写真に収められた、当時のアメリカの空気感を感じるNYの作品も追加で展示。
世界が大きく変動する中、アメリカで音楽活動をつづけた中村の目を通した、偶然・感動・出会いの記録展となる。

また会期直前の5月16日(金)・17日(土)には新宿PIT INNにて
中村照夫 “Rising Sun” featuring 増尾好秋 “New York Groove 25”
2DAYSのライブも開催。

個展と併せて是非見ておきたいイベントになっている。


Special Thanks:)
Flamed by Senbi (永福町)
Printed by Seiko Copy Service Hisao Suzuki (神田、須田町)
Small Photo Printed by Mitsunori Sakamoto

展示作品の代引き通販受付開始!
販売期間:2025年6月2日(月) 21:00まで

詳細はこちら


小説“マディソン郡の橋”の物語
 イタリアからやってきて夫や子どもとともにアイオワ州マディソン郡に住んでいる女性フランチェスカ・ジョンソンが、家族の留守中にこの郡にある屋根付橋の撮影にやってきた写真家ロバート・キンケイドと出会い、恋に落ちる。4日間の情事の末、ふたりは結局別れることになる。ロバートの死後にフランチェスカは亡き恋人の遺品を受け取る。ロバートは死後、火葬にされ、屋根付橋であるローズマン・ブリッジで散骨されていた。フランチェスカは死後、火葬にして灰をローズマン・ブリッジに撒いてほしいという遺言を残して亡くなる。

 そもそも、この物語は真夏のマディソン郡で起こった不倫のストーリー。しかしこの私のレコードプロジェクトは冬に始まり春の初めにアルバムは完成した。マディソン郡の本は世界中でビッグヒット中でアルバムは至急リリースする必要があったのである。とにかく、アルバムのカバーの写真が必要だった、
 それでスタッフを連れて真冬のマディソン郡に出かけたのである。


写真を撮る事になったきっかけ “New York Groove”
 レコードをプロデュースしている時にアーティストの写真がアルバム・インナー用に必要になる。最初はカメラマンを雇っていたが時間的にも経済的にも制約があり、まどろっこしいので自分でカメラを購入してアルバムのインナー用に撮り始めた。そのうちにカメラが好きになった。
 その時の感動が撮れない写真は意味が無いと思う。その時の感動が撮れていれば、その写真は時間が経つと時間の公証に成る。その時の空気を切り取る事が出来る。そこが好きな部分。
 写真は絵とも音楽とも違う。絵には作者の創造が入り込む。音楽はその時の空気を撮る事は出来ない、 録音はライブとは違う、写真はその時の時間を輪切りにする事が出来る。音楽は刹那的でその時にいないとその空気を体感する事は無理なのです。


 ジャズ・ベーシスト、プロデューサーとして活躍する中村照夫氏は、日本人ジャズメンとして前代未聞の全米チャートTOP10入りを果たすなど、まさにレジェントともいえる存在。今回は氏のもう一つの顔である写真家としての魅力に迫ります。数々のレコードジャケットを飾った、ニューヨークの情景を切り取った作品を展示。作品から溢れるCOOLなグルーブを感じてください。


●中村照夫
Photo by B+ @bpleasel

 1942年3月1日 東京・神田に生まれる。日本大学芸術学部中退後、64年5月に単身ニューヨークへ。レジー・ワークマンに師事し、スティーブ・グロスマンやレニー・ホワイトをはじめ、若手ミュージシャンとの交流を経て、ロイ・ ヘインズのバンドでプロデビュー。その後、スタンリー・ターレンティンのバンドにレギュラー参加するなどベーシストとしての腕を磨き、73年に初リーダー・アルバム『ユニコーン』をリリース。また、自己のバンド”ザ・ライジングサン”を結成し、アルバム制作やライブ活動を精力的に行い、全米ジャズ・チャートでトップ10入りし、79年には日本人ジャズメンとして初めてカーネギー・ホールへの出演を果たす。その後もベーシストとしてだけではなく、他のアーティストの作品のプロデュース。
 *コンサートプロデュース
 91年〜92年、『リバティージャズ・フェス』(観客動員数10万人)、94年、ユニセフのための『JAL ジャズ・コンサート』ニューヨーク タウンホールにて(秋吉敏子、菊地雅章、日野皓正、増尾好秋などが出演)、2009年『マウントフジ・ミュージックフェスティバル』など、大規模なコンサートのプロデューサーとしても活躍。14年以上にわたり、エイズ患者救済を目的としたコンサートを日米で開催。
 2009年12月には自身の『Cheetah』レーベルをスタートした。
 ディストリビューターはPONYCANYON RECORD。




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