レコードの買取価格に影響する?レコードのクリーニングについてのイロハをお教えします!

2025年05月14日 (水) 00:00 - HMV&BOOKS online -

ニューウェーブのCDやレコードは売れる?高価買取のポイントや秘訣をご紹介いたします!

レコードの買取やお手入れが気になる方へ

ご自宅で長年眠っているレコードを手放そうとお考えの方の中には、

「古いものでも買い取ってもらえるの?」

「汚れや傷があると、査定に影響するのでは?」

といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

また、レコードを購入された方にとっても、適切な保管方法やクリーニングの仕方は気になるポイントのひとつです。

本記事では、

  • レコードを長持ちさせるための保管のコツ
  • 自宅でできるクリーニング方法
  • お手入れ時の注意点
  • 汚れや状態が買取価格に与える影響

といった内容を、わかりやすく解説していきます。大切なレコードをより良い状態で保つためにも、ぜひ参考にしてみてください。

レコードを長持ちさせるための保管のコツ

@ 縦置きが基本!

レコードは絶対に横積みNG。重みで盤が反ったり、変形する原因になります。

→ 本のように立てて保管するのがベスト。なるべく垂直に、詰めすぎず、隙間を開けすぎず程よい隙間を少し空けて保管しましょう。

A 内袋・外袋に入れてホコリからガード

内袋(インナースリーブ):
紙やサラサラのビニール製があります。※古いレコードなどに元々ついているビニールは塩ビ焼けというビニールの成分がレコードに移ってしまう状態になる可能性があるので、購入時に交換するのがベスト!
外袋(ジャケットカバー):
ビニール製のカバーでジャケットも保護。帯などがついている場合は外袋がないと棚から取り出しの際などに破れたりしてしまうので、つけることをお勧めします。

レコード内袋・外袋のご購入はこちらから

B 高温・多湿を避ける

レコードは熱に弱く、変形しやすい素材(塩化ビニール)でできています。ジャケットも紙でできているので、焼けが発生したり、本などと同様にカビにも弱いです。

  • 直射日光NG:窓際やヒーター近くは避ける
  • 湿度管理も大事:理想は温度15〜25℃、湿度40〜60%
  • 長い間放置しない:ずっと放置せず適度に取り出して聞いてあげることも大切です。

C 定期的な換気とチェック

レコード棚にホコリがたまると、盤にも影響が。

  • ブラシでホコリ取り
  • 湿気がこもっていないか確認
  • カビがないかチェック

D 取り扱い時も丁寧に

  • 指紋が付かないようラベルの端と外側を持つ
  • 取り出すときにジャケットの端に引っ掛けない
  • 再生後はすぐ戻す、出しっぱなしにしない

ちょっとした工夫で、大切な1枚をずっときれい保てます。

お気に入りのレコードを、良い状態で何十年も楽しむには保管が命です。

また、レコードはスペースをとる&上記のように保管方法にも気を使うので、長年聞いていないコレクションなどは適度に買取などで整理をして聞いてもらえる方に繋いていくこともご検討してはいかがでしょうか?

自宅でできるレコードのクリーニング方法

1. 日常的なお手入れ【乾式クリーニング】

▶ 用意するもの:

レコードクリーナーのご購入はこちらから

▶ 方法:

  1. レコードをレコードプレーヤーに置く(または平らな場所でもOK)
  2. ブラシを軽く当てて、溝に沿って外側から内側へ円を描くようにゆっくり動かす
  3. 静電気とホコリを同時に除去!

再生前や保管前に毎回これを行うとよいです。また、レコードプレーヤー自体に埃が溜まっている場合もあるのでその場合も、ホコリをあげるとレコードもきれいに保てます。

2. 定期的なお手入れ【湿式クリーニング】

▶ 用意するもの:

  • レコードクリーニング液(水道水ではなく、市販のものがおすすめです。)
  • 専用レコードクリーナー(専用品でないと傷がついたり逆効果、、)

▶ 方法:

  1. レコードのラベルを保護(マスキングテープや専用プロテクター)
  2. 表面にクリーニング液をスプレー(またはクロスに含ませる)
  3. 溝に沿ってやさしく拭き取る(内→外方向)
  4. 自然乾燥 or 乾いたクロスで水分を取る

ゴシゴシこすらず、溝に沿ってやさしくなでるようにしましょう。

3. もっと徹底して洗浄場合【洗浄機や超音波クリーナー】

  • 手動式レコード洗浄機:レコードを洗剤液に漬けてブラシで回転洗浄
  • 超音波洗浄機:細かい溝の奥まで超音波で汚れを除去(高価ですが、本格的なコレクターの方にはぜひおすすめ)

お手入れの注意点

レコード盤は直接盤面に音が記録されているため非常にデリケートです。古いレコードで汚れが多い場合は、そもそも上記のようなクリーニングが効かない場合もございますので以下の点にご注意しながら、クリーニングしてみてくださいね。

  • 水道水はNG!:カルキやミネラル分がレコードに残る
  • 強くこすらない!:溝を傷つける原因に
  • ラベルは濡らさない!:紙製なのでにじんだり剥がれたりする可能性があります。

極端な汚れは触らずに専門家に相談も:レコードショップのスタッフはレコードの取り扱いもプロフェッショナルです。上記以外にも、状態によって対処方法は様々ですので一度相談するのもありです。

汚れや状態がレコードの買取価格に与える影響とは?

レコードの買取において、音楽の内容や希少性はもちろん重要ですが、それと同じくらい重視されるのが「状態(コンディション)」です。

とくに以下のような点が、査定額に影響します。

1. レコード盤の状態(音質への影響)

  • 表面の傷・スレ:再生に支障がある場合、買取額に影響
  • 汚れ・カビ・指紋:軽度ならクリーニングで回復可能ですが、程度によっては回復不可能な場合もあるので。下手にクリーニングせずに買取にお持ちいただくのがベターな場合もあります。
  • 反りやゆがみ:再生できないレベルだと、買取不可の場合もあります。

2. ジャケットの状態

  • 破れ・色あせ・シミ:ジャケットももちろんきれいな状態で保管されている方が評価されます
  • ラベルの剥がれや汚れ:盤と同様、綺麗なものほど高評価
  • 帯・歌詞カード・付属品の有無:揃っている方が買取額が高くなることが多いです。

まとめ

いかがでしたか??レコードの状態について、買取目線で解説いたしました。ただ、古いレコードはそもそも汚れていたりする場合も多いので、まずは一度レコードのプロフェッショナルに相談してみることをおすすめいたします。思わぬ高額盤などは状態が悪くても価値のあるものですし、人それぞれ感覚も違うため思いの外軽傷で、買取価格で評価されたりと、ケースによってまちまちです。

HMVではレコード業界のプロフェッショナル集団ですので、様々なケースのノウハウを保有しております。

ぜひ、ご処分をお考えの方はお気軽にご相談してみてください。