日本のロック・ポップスのCDは高く売れる?高価買取のポイントなどHMVの専門家が解説!
日本のロック・ポップスのCDは売れるのか?歌謡曲、J-POP、ジャズ、シティポップ、ロックなど日本の音楽は歴史も深く現在進行形でさまざまなCDが販売され皆様のご自宅にもあるのではないでしょうか?今回はそんな日本のCDはどんな種類があるのか、その中でもどんなものが高価買取されるのか、高く売れるコツも含めてHMVの専門家が詳しく解説致します。
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国内最大級の音楽ソフト流通量を誇るHMVの買取サービスなら、お手持ちのCDを豊富な経験を持つベテランスタッフが、お客様の大切なCDコレクションを1枚1枚丁寧に査定いたします。ロックやジャズ、クラシックなどジャンルを問わず幅広く対応しており、長年の実績と専門知識で正確かつ高価な査定が強みです。
日本のロック・ポップスの歴史、ジャンルの遷移、代表的アーティストのご紹介
1950年代〜1960年代:歌謡曲の隆盛
戦後復興と歌謡曲の黄金時代
戦後の日本では、アメリカのジャズやカントリー音楽の影響を受けながらも、独自の大衆音楽として歌謡曲が発展しました。1950年代は美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみなどの「三人娘」が活躍し、明るく華やかな曲が多くの人々に親しまれました。1960年代に入ると、演歌的な要素を持つムード歌謡(石原裕次郎、青江三奈)、青春歌謡(橋幸夫、西郷輝彦、舟木一夫)、グループ・サウンズ(ザ・タイガース、ザ・スパイダース)といった多様なスタイルが生まれました。また、この時代はエルヴィス・プレスリーやビートルズの影響を受け、日本でもロックンロールが流入。加山雄三や寺内タケシらが日本的なロックを模索し始めた時期でもありました。
1970年代:歌謡曲とロック・ポップスの多様化
フォークとニューミュージックの台頭
1970年代には、歌謡曲が引き続き人気を保つ一方で、フォークソングやニューミュージックが台頭しました。フォークブーム:吉田拓郎、井上陽水、かぐや姫(南こうせつ)などが社会的なメッセージを込めた楽曲を発表。
ニューミュージックの誕生
荒井由実(のちの松任谷由実)、大滝詠一や細野晴臣が在籍したはっぴいえんど、山下達郎などが登場し、洗練されたポップスが広まる。
演歌とアイドルの興隆
一方で、演歌は森進一、美空ひばり、八代亜紀といったスターが活躍し、ムード歌謡とともに成熟していきました。また、1970年代後半には、ピンク・レディーやキャンディーズといったアイドルブームが巻き起こり、歌謡曲の中心としてアイドルが台頭してきました。
日本のジャズ、ロックの台頭
戦後横浜では米軍基地や世界中からの人が渦巻く港町でジャズが人気でした。そんななかで生まれたスリー・ブラインド・マイス(Three Blind Mice、略称:TBM)が1970年6月に藤井武、佐賀和光、魚津佳也によって設立された日本のジャズ専門レーベルとして誕生し現在も発売タイトルは世界的に人気で特に高額で現在も取引されています。また、ロックも内田裕也率いるフラワー・トラベリン・バンド、クリエイション(CREATION、ブルース・クリエイション、クリエーション)やジャックスなど、非常に人気の高いバンドが活動した時期で、こういったアーティストのCDも高価で取引されることがあります。
1980年代:J-POPの原型とアイドル黄金時代
テクノポップとロックの発展
1980年代は、日本の音楽シーンが一気に変化した時代でした。YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)が世界的に成功し、テクノポップが流行。
ロックバンドの活躍:
RCサクセション(忌野清志郎)、BOØWY、THE BLUE HEARTS、爆風スランプなどが登場し、日本のロックシーンが大きく成長。
アイドルと歌謡曲の変化
この時代は「アイドル黄金時代」とも言われ、松田聖子、中森明菜、小泉今日子、チェッカーズなどが登場。歌謡曲もよりポップス寄りになり、歌詞やメロディが洗練されました。また、テクノポップやロックの要素を取り入れた楽曲も増えていきました。
シティポップ、フュージョン
60年代から活躍していたアーティストなどがAORや海外のジャズ、フュージョンに影響され、10年ほど前から世界的なムーブメントとなったのがシティポップです。山下達郎、竹内まりや、杏里、大貫妙子、松原みきなどのCDが現在でも高額で取引されています。合わせて、カシオペアや高中正義といった日本のフュージョンも再評価をされ海外を中心に人気で日本までCDを探しに来る観光客が後を絶ちません。
1990年代:J-POPの確立とミリオンセラー時代
CDバブルと音楽シーンの多様化
1990年代はCD売上がピークを迎え、J-POPという言葉が定着した時代です。小室哲哉プロデュース(TRF、安室奈美恵、globe、華原朋美)によるダンスミュージックブーム
バンドブーム
Mr.Children、B'z、GLAY、L'Arc-en-Ciel
ヴィジュアル系の人気
X JAPAN、LUNA SEA、SHAZNA、DIR EN GREY
女性シンガーの台頭
宇多田ヒカル、椎名林檎、MISIA
この時代、従来の歌謡曲はJ-POPというジャンルの中に吸収される形で変化していきました。
クラブ、ダンスミュージック
ニューヨークやシカゴでの流行を日本に持ち帰り、日本のヒップホップ、ハウスも現在再評価されています。ヒップホップではブッダブランドや、当時なかなか脚光を浴びずともハウスミュージックのCDを発売していた寺田創一、藤原ヒロシ・高木完を中心に設立したメジャーフォースなど幅広く様々な音楽性が広がった時代でした。
2000年代:デジタル化と音楽シーンの変化
音楽配信と新しいアイドルブーム
インターネットやデジタル配信が普及し、CDの売上が減少していく一方で、新しいアイドルブームが起こりました。AKB48の登場:従来のアイドルとは異なる「会いに行けるアイドル」というコンセプトが人気に。
EXILEや浜崎あゆみ、倖田來未の活躍:ダンスミュージックが主流に。
ロックシーンでは、RADWIMPS、ONE OK ROCK、ASIAN KUNG-FU GENERATIONといったバンドが登場し、アニメとのタイアップも増加。また、ボーカロイド(初音ミク)やニコニコ動画発のアーティストも影響力を持ち始めました。
2010年代〜現在:ストリーミング時代と世界進出
新しい音楽の形
SpotifyやApple Musicといったストリーミングサービスが普及し、音楽の聴き方が変化。新世代アーティストの台頭:米津玄師、あいみょん、King Gnu、Official髭男dism、YOASOBI
シティポップの再評価:
竹内まりやや山下達郎の楽曲が海外でバズる
海外進出:
BABYMETAL、Perfume、ONE OK ROCKなどが海外でも成功
上記以外にも日本のロック、ジャズ、ヒップホップなども国内海外問わず人気があります。
日本のロック・ポップスの高価買取ポイント
戦後から大きく発展していった日本のロックやポップスですが、どんなCDが高価買取されるのでしょうか?4つの点から解説いたします。
1.現在も需要があるか?
前述のように近年また脚光を浴びた山下達郎などのCDなど現在でも需要があることが高価買取には重要になってきます。90年代のCDなどでも人気があるものでは高額買取になる場合もあり、沢山のアーティスト、タイトルごとに価値が変わってくるので、業界歴の長い専門家がいる音楽専門ショップに買取査定を行うことをおすすめします。
2.帯などの付属品の有無
日本のCDにはほぼ必ずといっていいほど帯やライナーノーツが付属します。そういった付属品が揃っているか?というのも高価買取のポイントとなります。特に帯などは破れたり、紛失する場合が多いので一緒に保管することをおすすめいたします。
3.限定・高音質盤
近年特に初回限定盤などのCDが多く特典がつく場合もありそういったアイテムは高価買取される場合もあります。とはいえ初回限定とはいえ上記のように需要があるかないかもポイントですので、必ずしも高く売れるとは言えないのもポイントです。
4.商品の状態
CDが全盛期の時代は30年以上経っていることも多く商品の保管状態も買取価格に左右されます。帯やジャケット、ディスクもキズや汚れが一度ついてしまうと下手に洗浄すると逆効果の場合も多く、そもそもキズ・汚れがつかないように保管するというのがポイントです。
HMVの高価買取の一例
高価買取が期待できるCDの特徴
以下のような条件を満たしていると、高値で買い取ってもらえる可能性があります。
- 1. 状態が良好なもの
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- ケースに割れやヒビがない
- ディスクに傷や再生不良がない
- 帯・ライナーノーツ・ブックレットが揃っている
- 2. 希少性のある作品
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- 限定販売や廃盤になっているアイテム
- 初回限定特典付きの作品
- 紙ジャケット仕様やSACDなどの高音質盤
- 3. 人気アーティスト・名盤
-
- 山下達郎、竹内まりや、細野晴臣などのシティポップ系アーティスト
- Fishmans、YOASOBI、中森明菜などの人気アーティスト
- 90年代のミリオンセラー作品や限定盤
CDの高価買取の一例
- Fishmans
98.12.28 男達の別れ
ユニバーサルミュージック / POCH1855 / 元々帯なし,2枚組
¥5,000 - YOASOBI
THE BOOK【完全生産限定盤】
ソニーミュージックエンタテインメント / XSCL50 / 帯付き,CD+バインダー
¥4,200 - 細野晴臣
Hosono Box 1969-2000
RE WIND RECORDINGS / RWCL20003 / 4枚組,ブックレット付,スリップケース付き
¥3,800 - 中森明菜
Best 【初回生産限定盤】(紙ジャケット仕様)
WARNER MUSIC JAPAN / WPCL11143 / 帯付き,紙ジャケット仕様,SACD(ハイブリッド)
¥3,200
詳しくはHMV日本のロック・ポップス買取センターのページからご覧下さい。
買取方法の解説
HMVでは、以下の4つの方法で買取サービスを提供しています。
1. 宅配買取
HMVの宅配買取サービスでは、お申し込みいただくと、無料で配送用の段ボールをお送りします。買取をご希望の商品をまとめて送るだけで、完全無料でご利用いただけます。各ジャンルの専門スタッフが1点ずつ丁寧に査定し、明細書も発行されるため、安心してお取引いただけます。[詳しくはこちら]
2. 出張買取
買取希望のアイテムが1,000枚以上ある場合、HMVのスタッフがご自宅に訪問し、梱包から運び出しまで対応します。査定は宅配買取と同様に買取センターで行い、1枚ずつ丁寧に評価するため、不当に安く査定される心配はありません。[詳しくはこちら]
3. 店頭買取
東京・大阪にあるHMV record shopの店頭にて、直接買取を受け付けています。持ち込んだ商品はその場で査定し、即時お支払いが可能です。お買い物ついでに気軽にご利用ください。[買取可能な店舗など詳しくはこちら]
4. 店頭受付買取
全国のHMV店舗(中古商品を取り扱っていない店舗を含む)にて買取受付が可能です。査定は買取センターで1点ずつ行われ、お支払いも再来店不要で完結します。買取受付が可能な店舗は以下のリストをご確認ください。[詳しくはこちら]
買取商品の梱包・配送について
上記の買取方法に応じた適切な梱包・配送手続きを行ってください。 HMV record shopの宅配買取では、お申し込み後に無料の配送用段ボールをお届けします。届いた段ボールに商品を梱包し、指定の手順に従って集荷を依頼してください。梱包の際は、CDが破損しないよう十分に注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?日本のCDは種類が多く専門家に査定して買取をすることをおすすめいたします。もしご処分にお困りの場合はHMV record shopへ買取査定へ申込頂ければ誠心誠意査定させて頂きますので、是非ご検討下さいませ。
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