現行のアンビエント〜ニューエイジ・シーンの潮流を鮮やかに捉えたコンピレーションシリーズ第4弾となる最新作『幻の湖・永遠の夏 -Lake Of Illusions vol.4-』いよいよ7/19発売。このコンピレーションをセレクトしたHMVの洋楽バイヤー寺町知秀が満を持して「無人島企画」に登場。社内外から信頼を集める生粋...
HMV&BOOKS online-Japanese Pop|Friday, July 7, 2023 18:00
2024年05月07日 (火) 00:00
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HMV渋谷をはじめ計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当する寺町知秀が K-POP にハマったら?
HMV店舗にて配布のフリーペーパー「HMV the music & movie master」編集プロデューサーの前川洋子が、社内外から信頼を集める生粋の洋楽バイヤー・寺町知秀にとっておきのK-POPをレコメンド。果たして寺町知秀の反応は?

前川:ついに来ました!おまちかねカムバック!
寺町:あれかな?
前川:当たり!BOYNEXTDOOR待望の2nd EPだよ。昨年5月の1stシングル「WHO!」、9月リリース1stEP「WHY..」からの2nd EPのタイトルは「HOW?」。初恋BPMではじまった恋が、5W1Hのエンディング1Hに到達です。初恋物語3部作がとうとう完結というわけ。でも「WHO!」「HOW?」「WHY..」と恋の物語が進行しているそうで、実は今作「HOW?」が第二章なんだそう。強気に言い切れない、末尾の“?”が恋の悩みを感じます。一度聴きだすと続きが気になって眠れない!
寺町:ボイネクもう3回目!前川P筋金入りのファンですね。
前川:最初にMVが発表された曲タイトルは、「Earth, Wind & Fire」。
寺町:タイトルヤバい!直球すぎ。
前川:あの大所帯バンドが脳裏に浮かんじゃうところですが、大音量で聴いてみて。生ブラスのファンファーレじゃなくてこれでもかな電子音たたみかけ。騒がしく重なる電子音×メロディからのサビの超高速パートが効く!
寺町: 一聴したときはあんま感じなかったけど、聴きこんでいくとそこはかとEarth, Wind & Fire的な息吹感じるのが不思議。レトロフューチャーなシンセベースとかもうっすら Earth, Wind & Fire が見えてきそうで。
前川:歌詞は思い通りにいかない恋心が叫んでる。 “You’re my Earth, Wind & Fire”ってフレーズなんてなかなか出てこないよ、始まった恋の模索っぽくていい。
寺町:ヒュ〜
前川:二曲目は「l i f e i s c o o l」をご紹介。
寺町:スクールボーイ感あるねこれ。ちょっと抜いた感じで良いなー。
前川:こちら胸騒ぎの一曲目とはガラリと変わってタイトル通りのゆるめな一曲。メンバーのJAEHYUN、TAESAN、WOONHAKが作詞作曲に参加してるのもあってか、20代前半10代後半の等身大感たっぷり。
寺町:うん、だいぶいい感じ。ポップセンスが抜群ですよね。
前川:歌詞は仲間うちで集まって恋と人生について話してる内容。それぞれの歌い方に個性あって、ラジオみたいに耳だけで聴いても楽しい曲。Pのイチオシです。
寺町:転調してブルース的に展開するラストもいちいち気が効いてるし。
前川:三曲目は「OUR」。 ボイネク所属のKOZ ENTERTAINMENT創立者でありアーティストでありプロデューサーであるZICOによる作詞作曲。
寺町:ZICO知ってる。こないだBLACKPINKのJENNIEとコラボしてた人だ。
前川:知ってるね〜。こちらの1曲、今日は初デート当日、わくわくドキドキがとまらない朝の仕度から帰り道までのふわふわした一日が描かれています。
寺町:ヒュ〜
前川:「HOW?」のトラックリストでは1曲目。初デートの浮遊感で始まる1枚。制作者の意図に沿ってトラックリスト順に聴くと初恋ストーリーが深まっておすめ。
寺町:キタ、前川Pのパワーワード初恋(笑)。
前川:四曲目は「So let's go see the stars」。
寺町:ガラリと変わって8ビートだ。ボイネク引き出し多いな〜。いなためなシンセに象徴されるレイドバックしたロックナンバーでキラキラ感あってイイ!星を見に行こうってタイトルまんまで。
前川:引き出しの多いのがまたBOYNEXTDOORのいい所ですね。今度はなんだかロマンスモード。こちらの楽曲は作詞作曲に JAEHYUN、TAESANが参加。
寺町:ストレートにグイグイくるメロディラインもイイ!
前川:あー!もう枠が無い。続きは来月ね!
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「K-POPランド」は、HMV店舗にて配布のフリーペーパー「HMV the music & movie master」でも連載中
1999年にHMV渋谷入社。HMV立川など7店舗で店長を務め、計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当。
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