ミシェル・ンデゲオチェロ　ブルーノート移籍第１弾アルバム『Omnichord Real Book』

2023年05月31日 (水)　17:15

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ミシェル・ンデゲオチェロブルーノート移籍第１弾アルバム『Omnichord Real Book』

ベースのみならず、ヴォーカル、ギター、ドラム、キーボードといった楽器をマルチにこなすマルチミュージシャンで、グラミー賞10度ノミネートの実績を誇るミシェル・ンデゲオチェロ。2018年、フランスのナイーヴレーベルからリリースしたカヴァーアルバム『Ventriloquism』以来５年ぶりとなる待望のニューアルバム『Omnichord Real Book』がジャズの名門ブルーノートよりリリースされる。

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今作は全曲ミシェル本人の書き下ろしで、ハリー・スタイルズやレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、レオン・ブリッジズなど様々なアーティストと共演を重ねているマルチ奏者／作曲家のジョシュ・ジョンソンがプロデュースを担当。さらにジェイソン・モラン、アンブローズ・アキンムシーレ、ジョエル・ロス、ジェフ・パーカー、ブランディー・ヤンガー、ジュリアス・ロドリゲス、マーク・ジュリアナ、コリー・ヘンリー、ジョーン・アズ・ポリス・ウーマン、タンディスワなど、現代のジャズ界を代表する錚々たるミュージシャンがゲスト参加したブルーノート移籍第１弾アルバム。

ジャズに深い影響を受けつつも、ミシェルのルーツであるソウル、R＆B、アフロビートなどを交え、それらを独自のサウンドへと昇華させた、彼女のキャリアの新たな１ページとなる意欲作。また、ジャケットのイラストはミシェル本人が手がけている。

Clear Water (Official Video)

パンデミック期間中に音楽とじっくり向き合う時間を取ることができたというミシェルは、ブルーノートデビューとなる本作について「昔からレコードのブルーノートのロゴを見るのが好きだったわ。ジャズという言葉は私にはとても重いけど、自己表現を追い求めているこのレーベルに参加できてとても感動している。このアルバムは、古いものを新しい方法で見るやり方について表現した作品で、両親が亡くなった時にすべてが動き出したの。両親の死後、すべてが急速に変化し、私自身のものの見方も瞬く間に変わった。両親の遺品を整理しているうちに、父がくれた最初の ”リアルブック (ジャズのスタンダード曲を集めた楽譜)” を見つけたの。私が聴き、学び、覚えて育ったものよ。そして、人生というものを体験した私は、想像の世界に入り込み、音楽を聴くことに没頭するの」と語っている。

これまでにロバート・クラスパーの『Black Radio』やジェイソン・モランの『All Rise』といったアルバムへの参加でブルーノートの作品に名を連ねてきた彼女だが、自身名義の作品をブルーノートでリリースするのは今回が初となる。