オインゴ・ボインゴ／ダニー・エルフマン 名盤３タイトルが最新リマスター拡大盤で再発 ― BOØWYや米米クラブにも多大な影響を与えたワンアンドオンリーな音楽集団

ダニー・エルフマン『So-Lo』、オインゴ・ボインゴ 『Boi-Ngo』『Dark At The End Of The Tunnel』、が最新リマスター拡大盤でCD再発

今やティム・バートン映画の音楽作曲家としても有名なダニー・エルフマン率いる LAの ”ひねくれポップ” ニューウェイヴバンド、オインゴ・ボインゴ。

2021年に再発された『Only a Lad』(81年)、『Nothing to Fear』(82年)、『Good for Your Soul』(83年)、『Dead Man's Party』(85年) の４タイトルに続き、フロントマンのダニー・エルフマン 84年の１stソロアルバム『So-Lo』、オインゴ・ボインゴのMCAレーベル最後期の２タイトル、87年の『Boi-Ngo』、90年の『Dark At The End Of The Tunnel』が Rubellan Remasters よりボーナストラックを追加した拡大盤で再発。

いずれもオリジナルの1/2インチアナログマスターテープからの最新リマスタリング音源を採用。

So-Lo / Danny Elfman (1984)

オインゴ・ボインゴがMCAレコードへ移籍後の1984年に発表されたダニー・エルフマンの１stソロアルバムは、全バンドメンバーがバックアップしていることで、ファンにはオインゴの４thアルバムとしてみなされている。

映画『ビバリーヒルズコップ』のサウンドトラックにも収録されたシングルの「Gratitude」をはじめ、ドラムマシンを多用するなど、それまでのオインゴの楽曲にはあまり見られなかったエレクトロニックサウンドを積極的に取り入れた作品となっている。

ボーナストラックとして、その「Gratitude」のオリジナルやシングルヴァージョンを含む全５ヴァージョンを収録。

Boi-Ngo / Oingo Boingo (1987)

前作『Dead Man's Party』から２年後の1987年に発表された５thアルバム。リードシングル「Pain」をはじめ、当時最新のテクノロジーでもあったサンプリングを駆使したエレクトロサウンドを軸に新鮮なダンスグルーヴを創出した意欲作。

ほか、『Dead Man's Party』のレコーディングセッションから生まれた人気曲「Not My Slave」、ストレートなオルタナティヴポップチューン「We Close Our Eyes」などを収録。

ボーナストラックには、これまで『Boi-Ngo』の限定７インチシングルボックスでしか聴くことができなかった「Mama」、プロモ12インチシングルのみに収録されていた「Weird Science (Boingo Dance Version)」、さらには「Pain」「Not My Slave」のリミックスや別ヴァージョンなどを収録。

Dark At The End Of The Tunnel / Oingo Boingo (1990)

MCAレコードからの最終作となった1990年発表の７thアルバム。同時期に並行して映画音楽の仕事も手掛けるようになっていたダニー・エルフマンの成熟したソングライティングが光る「Out Of Control」ほか、映画『ゴーストバスターズ II』で一部が劇中歌として使用された「Flesh 'N Blood」、同じく映画『ミッドナイト・ラン』で使用された「Try To Believe」、ボインゴらしいホーンセクションとパーカッションが絡み合うキャッチーなナンバー「Run Away (The Escape Song)」などを収録。

ボーナストラックには、「Try To Believe」の ”サウンドトラックヴァージョン” やシングルカットされた「Out Of Control」「Flesh 'N Blood」の別ミックス、エクステンデッドヴァージョンなどを収録。

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