ステレオフォニックス通算12作目の最新アルバム『Oocha!』2022年３月４日 (金) 発売　リードシングル「Hanging On Your Hinges」など王道ギターロックサウンドに回帰したエモーショナルな１枚

2022年03月04日 (金)　21:00

HMV&BOOKS online - Rock & Pop

ステレオフォニックス通算12作目の最新アルバム『Oocha!』2022年３月４日 (金) 発売

これまでリリースした11枚のアルバムのうち７枚が全英アルバムチャートで１位を獲得し、イギリス国内のみでアルバム累計セールスが850万枚を記録するなど、過去25年間の同国で最大級の成功を収めてきた国民的ロックバンド、ステレオフォニックス。

彼らの２年半ぶり通算12作目となるオリジナルアルバム『Oochya! (ウーチャ!)』が完成した。日本では2015年の９作目『Keep The Village Alive』のリリース以来６年半ぶりにソニーミュージックに復帰してのリリースとなる。

昨年デビュー25周年を迎えた節目に発表されたシングル「Hanging On Your Hinges」は多彩な楽曲で構成された本アルバムに先がけてファンの心をワクワクさせる痛快なロックンロールナンバーだ。歪んだヴォーカルと粗削りなギターを聴かせるこの曲にはケリー・ジョーンズのガレージロック愛が久々に活かされており、このバンドの最もラウドだった時代を彷彿とさせる。まさに彼らが最も得意なことに立ち戻った楽観的かつ反抗的な唸り声なのだ。

Hanging On Your Hinges (Official Lyric Video)

Forever (Official Video)

フロントマンのケリー・ジョーンズ (vo, g) は本作について次のように語る。「『Hanging On Your Hinges』は、初期ZZトップやもっとダークなマスターズ・オブ・リアリティみたいなものに対する僕の愛、それからイギー・ポップ愛も少し入っていると思う。あとは多分、僕らの『The Bartender and the Thief』時代にも触れているね。何よりも “ウーチャ！” と主張しているアルバムに入っている曲で、ファンに最初に聴いてもらいたかったんだ」。

「前作『Kind』でものすごく感情主導型の内省的な曲をやった後だったから、今回はガツンとくるもの、ファンがちょっと気分を緩めることができるものを出すことにした。アルバムタイトルは僕とメンバーがスタジオでいつも使っていた言葉で、“よっしゃあ、やろうぜ！” という意味なんだ。僕らが『Hanging On Your Hinges』で伝えたかったエネルギーとオプティミズムが炸裂しているワードだね」。

「かなりエモーショナルなアルバムだよ。すごくノスタルジックになる箇所もある。アルバムは全体的にメロディックだ。一旦レコードをプレイしたら次から次へと違うスタイルが出てきて止めたくなくなる感じのアルバムのひとつだね。このバンドの色んなスタイルが表れているよ」。

彩りと反抗的なアティテュードを簡潔に鋭く爆発させるアルバムタイトルは、これまでの彼らの作品にはないポップアートのアルバムジャケットが完璧に華を添えている。