プラムゾーラー/『フランスにおけるヴァイオリン協奏曲の始まり』

2021年09月08日 (水) 13:00 - HMV&BOOKS online - Classical


ヨハネス・プラムゾーラー新録音。18世紀初期のフランスのヴァイオリン協奏曲集!

南チロルから世界へと羽ばたいた「21世紀世代」のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する若き名手。2013年に自身のレーベル「Audax(オーダックス)」を立ち上げています。プラムゾーラーが2008年に結成し、17世紀・18世紀のバロック・トリオ・ソナタの多彩なレパートリーを発掘してきたアンサンブル・ディドロ(名前の由来は、18世紀フランス啓蒙思想時代の思想家・哲学者、ドゥニ・ディドロにちなむ)との新たな協奏曲アルバムが登場!
 ソナタやオペラ・ブッファと同様にイタリアからの輸入品としてフランスに伝わった「ヴァイオリン協奏曲」という新しい音楽が、どのようにフランスに受け入れられていったかを思い起こさせる好企画。17世紀末に始めてコンチェルトがフランスに輸入されますが、他の土地よりもイタリア様式の受け入れが十分ではなく、ほぼ1世紀にわたって、イタリア趣味とフランス趣味を混ぜるべきか、どのように混ぜるか、どの程度まで混ぜるかという論争が交わされていました。
 このアルバムでは、1730年にフランス人作曲家として始めて出版されたジャック・オーベール[1689-1753]のヴァイオリン協奏曲集からの作品や、その数年後に出版されたジャン=バディスト・カンタン[c.1690-c.1742](弟)の協奏曲、パリ・オペラ座やコンセール・スピリチュエルでヴァイオリニストを務めたアンドレ=ジョセフ・エグゾデ[1710-1762]の輝かしい協奏曲、コメディー・フランセーズの幕間音楽として書かれたミシェル・コレット[1707-1795]の「コンチェルト・コミック」などを取り上げています。イタリア趣味とフランス趣味を見事に融合させ「フランスのコレッリ」とも呼ばれた巨匠ジャン=マリー・ルクレール[1697-1764]の作品からは、今なお人気を誇る作品7と作品10の12の協奏曲集からではなく、ベルリン・ジングアカデミーとストックホルム音楽演劇図書館から別々に発見された作品(作品10-4のアイデアなどが使いまわされている)を収録している点にも注目です。(輸入元情報)

【収録情報】
1. オーベール:協奏曲ニ長調 Op.26-3
2. ルクレール:協奏曲 変ホ長調
3. カンタン:協奏曲イ長調 Op.12-1
4. オーベール:協奏曲ホ短調 Op.26-4
5. エグゾデ:協奏曲変ホ長調
6. コレット:コンチェルト・コミック第25番『未開人とフュルスタンベール』


 ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン、ディレクター)
 アンサンブル・ディドロ

 録音時期:2020年12月16-18日
 録音場所:トーブラッハ、ユーレジオ文化センター・グランド・ホテル、グスタフ=マーラー=ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 世界初録音(2,5)
 日本語解説付き


The Beginnings Of The Violin Concerto In France: Pramsohler(Vn)Ensemble Diderot

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The Beginnings Of The Violin Concerto In France: Pramsohler(Vn)Ensemble Diderot

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Release Date: 20 Oct 2021

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