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HMVインタビュー: サファイア・スロウズ

Thursday, November 14th 2013

サファイア・スロウズ × 仲真史

遂に世界デビューとなるテン世代の新しいインディーサウンドで大注目の日本人女子、サファイア・スロウズと、<BIG LOVE>オーナーの仲真史によるスペシャル対談!




仲真史: 新しいアルバムについてなんだけど、実際のレコーディング期間はどれくらいかかったの?

サファイア・スロウズ: 結構長くて。いちばん最後にミックスまで終わったのは、今年の3月くらい。一番昔に作ったのは"True Breath"(2011年にアメリカのレーベルNot Not Funからリリースされた作品)とかを作り終わった後なので、大体1年ちょっとぐらい。だから時間かかりましたね、前の作品と比べて。


仲真史: 今回の"Allegoria"は最初からNot Not Funにフルアルバムを出すって言われて始めたんだよね?

サファイア・スロウズ: そうです、"True Breath"出して、ってのが2011年の冬? そのときにもう次のアルバムはNot Not Funから出るって海外ブログとかに書かれてて。「あ、そうなんだ〜」みたいな。


仲真史: (笑)じゃあ、時間かかったのは、アメリカツアーとか行ったりしたからとか?

サファイア・スロウズ: あと、う〜ん、なんか難しくなっちゃったんです、作るのが。最初の時みたいに勢いで作ってたのと違って、ちょっとこう曲の作り方とかが分かるようになっちゃって逆に。あと、自分の作品が世の中に出て周りのことを意識したりした時期があって。今は全然大丈夫なんですけど、最初ちょっと考えちゃってなかなか進まなかったりしたんです。


仲真史: そうなんだ。そんな中でちょっと見えてきたってのがあったわけ?

サファイア・スロウズ: その1年半、ちょくちょくライブするようになったり取材だったりそうやって自分の生活が変わっていく中、空いてる時間にちょっとづつ作っていた感じなんですけど、「う〜ん」ってなりながらやってる時期に作っている曲やっぱりあんまりよくないんですよ。だから1回半分くらい作った時に全部なしにして...


仲真史: オオ〜(笑)

サファイア・スロウズ: で、去年の3月にアメリカ・ツアーに行って(100% Silkの)ItalとかMagic Touchと2, 3週間くらいずっと一緒に過ごしたんですけど。彼らってすごくアーティスト歴が長いんで、10年ぐらいやってるのかな?それで、なんか、う〜んインスピレーションじゃないけど、気が楽になって「あ、やりたいようにやればいんだな」って。


仲真史: じゃ、その間にMagic Touchのとコラボレーション(100% SilkからリリースされたMagic Touch & Sapphire Slows ‎– Just Wanna Feel 12"シングル)を制作したと。

サファイア・スロウズ: そうですね、でもMagic Touchとのコラボはアメリカに行くちょっと前に向こうからやろうよって言われてて。最初、オンライン上で曲を交換しながら作っていたのだけど、その音源完成する前にアメリカで一緒にライブでプレイして。で、また進めてって感じで。それも実はすごい時間かかりました。1曲、オリジナルとリミックス1曲ずつで、4曲しか入ってないのに1年ぐらいかかって。


仲真史: あれはBIG LOVEから出したCD(ヴァイナルでリリースした作品と未発表曲を加えたコンピレーション"サファイア・スロウズ")にオリジナルの原曲("When I See You")入ってるけれど、ほとんどサファイア・スロウズの曲なんだね?サファイア・スロウズの曲をMagic Touchがリミックスしたみたいな。

サファイア・スロウズ: そうですね、でももう1曲("Just Wanna Feel")はMagic Touchが作った曲で。1曲ずつ作って交換してお互いアレンジ加えてという感じで作って行きました。


仲真史: じゃ、あの、え〜となんだ、Sapphire Touchじゃなくて、名義ってSapphireなんだっけ?

サファイア・スロウズ: いやいや(笑)単純にMagic Touch & Sapphire Slowsです!


仲真史: (笑)ああそうか、それは最初僕らが勝手に言ってただけか。

サファイア・スロウズ: そうなんですよ!仲さんが最初に全然まだMagic Touchのデーモンから連絡がきたくらいの時に「じゃMagic Touchとなんかやったら?Sapphire Touchだね!」とか言ってて(笑)ほんとにそうなったので面白いですね。でも実際音はMagic TouchとSapphire Slows全然違うから、なんで仲さんそんなこと思ったのかなって思ったけど...当たりましたね。


仲真史: でも、あれが出てまあ勢いついた感じがするけど、本人としてはどうかな?

サファイア・スロウズ: そうですね、気付いたらすごいネット上で流れてて、なんか有名なDJとかもたくさんかけてくれてたみたいで、確かに広がった感じかな?


仲真史: 例えばその後フロアを意識したりとかいうのはなかったの?サファイア・スロウズとして。そのあとの制作において。

サファイア・スロウズ: う〜ん、あんまりなかったかな。


仲真史: それはどうして?例えば絹子ちゃんは、いろいろとすごく吸収していって進化していくっていうタイプだと思うんだけど。

サファイア・スロウズ: やっぱり、できないことをやろうとするとうまくいかないと思うんです。いわゆるフロアで流れるダンストラックって、それ用の音の出し方みたいなのあると思うし、それを学んでその上でまた機材とか必要だと思うし…Sapphire Slowsで作る曲はDJでかける用に作ってないし、だって部屋の中で作ってるし…


仲真史: (笑)

サファイア・スロウズ: だから部屋の中でこうやって作ってるのが、クラブとかで流れるとは思えなくて...


仲真史: いやでもダンスクリエイターも部屋の中で作ってるんじゃない?(笑)

サファイア・スロウズ: でもすごいなんだろう…やっぱりスタジオみたいな、いくら狭くても家でも、こういうミキサーとかあってあのすごいきれ〜いなクリアなビートを構築してってイメージありませんか?(笑)やっぱり私みたいにCASIOのキーボードとか叩きながらやってるのはフロアの音楽は作られないだろう!って思うんです。


仲真史: そんなことないでしょー(笑)でもじゃMagic Touchとのコラボレーションはサファイア・スロウズとしてベストだったんだね。

サファイア・スロウズ: なんか私ができないことをやってもらって、あと彼ができないことを私がやってという感じ...良い役割分担したかなと思います。


仲真史: 別のコラボレーションみたいな予定とかもあるの?

サファイア・スロウズ: 実はあれを出した後すごい来たんですよ、一緒にやりたいみたいな感じなの。でもすごい難しい。なんか曲が送られてきて「これに歌をつけてくれ」とかいうメールも色々来たんですけど。


仲真史: へえー

サファイア・スロウズ: それが結構好きなアーティストからだったりしたんですけど、でもやっぱりうまくいかないんですよ。ちゃんとやろうと思ったんですけど…できなかった。でも機会あればやりたいんですけどね、コラボレーションは。だけどやっぱり会ったこともない人とはできないかなって。


仲真史: へーそれは意外とアナログだね。

サファイア・スロウズ: そういうのも1周まわって…それは世の中も同じ感覚だと思うんです。インターネット上のコラボレーションとか、別にオンラインでやりとりすること自体はいいんですけど、やっぱりその直接実際に会ったりしてその人のこと好きだな、と思えないとモチベーションにならないっていうか。


仲真史: うん

サファイア・スロウズ: とにかくやっぱりリアルにその人のこと好きだとかいうそういうのじゃないとダメですね。


仲真史: なるほど。ネットが全てを変える!って今だに言ってる年寄り共に教えて欲しいね(笑)じゃあ今回のアルバムだけど、話を聞いていてもともとテーマがあったというのではないとはわかったんだけど、じゃ例えば予期せぬそのミュージシャン人生が突然始まった絹子ちゃんの、初期?サファイア・スロウズの集大成というか第1幕って感じの作品と思っていいのかな?

サファイア・スロウズ: う〜んそうですね、本当にいきなり自分が想定してなかった人生がこう、別の流れみたいなのがやってきて突然始まっちゃったから。なんかもう止まれないし、必死だしわからないことだらけだし、自分の意識とか全然定まらない感じだったんですけど、色んな人と会ったりライブとかしながらこのアルバムの曲作りをしていってだんだん落ち着いてきた感じで。やっとこう土壌が整いつつあるのかな。だからこのアルバムを作った今は、逆に、これから、という感じです。


仲真史: 最初に会ったとき、っていうかお店にお客さんとして来てくれてて初めて話した時「就職する」って「ジャーナリストになる」って言ってたよね。

サファイア・スロウズ: (笑)就職活動してたから


仲真史: してたよねー

サファイア・スロウズ: してました、ちょっとスーツとかでもBIG LOVEにたぶん1回行ったことある。スーツで行きたくない!と思ったけど、たぶんもうストレス溜まってて、もうレコード買いにいかないとやってられない!って。


仲真史: (笑)そうか。あの時はもう曲作ってたの?

サファイア・スロウズ: いえ、就活やめて作り始めたんです。就活でもう、マックスもうストレス溜まって。自分が何をしたいのかってなってるときに、あの地震があって。ジャーナリズムだったんで、実は報道からの影響がめちゃくちゃすごいあって。そして震災後、報道に対する意識も変わってしまって…じゃ自分はいま何するのか?よし曲作ろうって。


仲真史: そうか、サファイア・スロウズにも震災の影響が大きくあったんだね。

サファイア・スロウズ: だから曲作り始めたのが震災起こった後の4月、5月ぐらい。ほぼ3年前の自分からしたらこうなってる今なんて絶対全然想像できないです。


仲真史: じゃ就活をやめたっていうのも、心の中で実は音楽をやりたいみたいのがあったのかな?

サファイア・スロウズ: う〜んそのときはなにも確信もなかったし、なにもわからなかったですけど...就活してる時期に無理矢理自分がやりたいこと探すわけじゃないですか。


仲真史: うん。

サファイア・スロウズ: 無理矢理。無理矢理やりたい仕事探すわけで…それがすごいおかしいと思ったというか。何やりたいか無理矢理考えるよりは自分が何をできるか、って。で、やってみたら、できた…できると思ってなかったんです。ちょっと作ってみようと思って。これまで全然曲なんて作ったことないのに完成して「あ、できちゃった」って(笑)ちゃんと曲ができたと思ったらすごい楽しくなってもう5曲くらいいっぺんに作っちゃいました。


仲真史: おおー

サファイア・スロウズ: で、出来た瞬間にその時一番好きだったレーベルの100% Silk(Not Not Fun)にメールで送って。そしたらすぐ返事来て「出さないか」って。


仲真史: うーん、イイね!(笑)

サファイア・スロウズ: なんか自分にできることがあるっていうことを発見して。「できることがあるから、これもうちょっとやってみよう」って。できることが見つかったのはすごいラッキーなことだから。じゃあどうやったら、その自分ができることやっていけるかって考えて、大学院行くことにしたんです。


仲真史: 就職するのをやめたんだね。

サファイア・スロウズ: はい。それから大学院に向けて勉強して準備して大学院に入って今大学院生です。


仲真史: (笑)そういえばサファイア・スロウズ、絹子ちゃんのおじいちゃんも聴いてるんだよね?

サファイア・スロウズ: おじいちゃん聴いてます(笑)おじいちゃんはインターネットもやってて。で、Not Not Fun とか検索して「絹子、100%SilkとNot Not Funってどう違うのか?」とか聞いてくるんですよ!(笑)(*100%SilkはNot Not Funのサブ・レーベル)たぶん87,8歳ぐらい、おじいちゃん。


仲真史: すごい!

サファイア・スロウズ: で、おばあちゃんは病弱で結構寝てるんだけど、おじいちゃんサファイア・スロウズをMP3プレイヤーに入れて持っていっておばあちゃんにイヤフォンで聴かせてるの(笑)大丈夫か!?って思ったけどでもおばあちゃん「イライラしてても忘れさせてくれて、すごく良い気分になる」って言ってくれて。すごく嬉しい。


仲真史: すごい(泣)さすが絹子ちゃんのおじいちゃんとおばあちゃんって気がするよ。じゃあ、今回アルバム出て、アメリカツアー?

サファイア・スロウズ: 明日からです。


仲真史: 明日から!?明日からなんだ、早いねえ〜!

サファイア・スロウズ: 明日からなんです(笑)最初カナダなんですけど、トロントから入ってモントリオール行って、そっからニューヨークに下ってCMJに1週間ぐらいいて、で、ボルチモア、ミドルタウンって行って、メキシコ行って、その後カリフォルニアに上がるっていう1ヶ月で、えっと、1ヶ月っていうか25日間で、ショーが19個あるんですね。


仲真史: ワァ〜

サファイア・スロウズ: もう、弾丸。


仲真史: じゃあさ、サファイア・スロウズはそういうアメリカツアーでも日本人っていうかアジア人とか関係なく扱われている希有な存在だと思うのだけど、逆に外に出たから日本っていうか、まあ広島出身だけど東京とか意識したりする?

サファイア・スロウズ: それは、ここ半年とかぐらいで意識するようになったんです。最初始めた時、海外の人がまだレコード出す前ぐらいからあまりにも反応が早くてびっくりして。で、なんでこの半年ぐらいでそれを考え始めたかっていうと、自分と同じ感じの人がもっと出てくると思ったんです。そしたら思ったより全然出てこなくて。


仲真史: うん。

サファイア・スロウズ: だから、あの…私なんかでもすぐ世界中から反応があって、ああこういう時代なんだからバンバン次々に出てくるだろうなあって思ってたんです。そしたら1年、2年待ってもあんまり話聞かないし…だけど絶対いるはずだと思うんです。すごい、私よりずっと才能があって、みんなが知らない、私が知らない若い人が。そういう人達が出て来たら日本の状況とかも凄く良くなるはずで。そう思ったら私がこういう活動していけば向こうが私のこと知ってくれるかもしれないし、もし知ってくれたらその人が出てくる何かのヒントになるかもしれないって。じゃあ、頑張ってもっと活動しようって。そして知ってもらおうって。そういう気持ちがこの半年ぐらいですごく出てきました。こういうやり方とか、こういう存在、サファイア・スロウズっていう存在自体が「アリなんだ」みたいな感じで、みんな認めてくれてたら、わかってくれたらプレッシャーとかもなくなってみんな出て来てくれるるのかもしれないって。あれ?なんか私すっごい偉そう(笑)



SAPPHIRE SLOWS『Allegoria』 [2013年10月30日 発売]


HUGE マガジンでの音楽特集「10s MUSIC ONLY」で新人ながらトロ・イ・モアやフライング・ロータス、アンディー・ストット等のビッグネームと共にピックアップされ、テン世代の新しいインディーサウンドを展開する大注目の日本人女子、サファイア・スロウズが待望の世界デビュー・アルバムをリリース!



収録曲

  • 01. Dry Fruits
  • 02. Third Party
  • 03. Rules
  • 04. Corekill
  • 05. Fade Out
  • 06. Break Control
  • 07. As You Know
  • 08. Can I Get Out Of This Silence?
  • 09. Meteor
  • 10. Allegoria
  • 11. Can I Get Out Of This Silence? (Eyedress Remix) * 国内盤ボーナストラック
  • 12. As You Know (New Zealand Remix) * 国内盤ボーナストラック

特典情報


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SAPPHIRE SLOWS

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SAPPHIRE SLOWS

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