Mary's Blood MARI コラム！

久々の登場！Mary's Blood のドラマー MARI さんが、新作『SCARLET』の事や好きなドラマーを語る！

HMV ONLINE をご覧の皆さん、こんにちは！！
久しぶりにコラムで登場させていただきます。

Mary's Blood の 2nd Mini Album 「SCARLET」 が発売目前に迫り、待ち遠しく毎日が過ぎています。

音楽のシーンというのも時と共に目まぐるしく、
新しい旬がやってきては過ぎ去ってというのを繰り返していると思いますが、そのシーンの中で自分達のその時の感性で、
最高だと思える形を音にして皆さんにお届けできたらいいなというのが理想であり、
今回はメンバーとともに全力を注いでその形を作れたんじゃないかと思っています。

最近特に楽曲制作でも、それこそドラムソロでもアドリブでも
自分が聞いたことのない音というのは出てこないわけで。
何だかんだと今まで自分が聴いてきた音、
ルーツともなる、好きでやってきたものの中から引き出しを開けて
自分フィルターを通して演奏していると実感します。



あれやこれやと盛りたい時期を過ぎて
素の自分でドラムに向かって今回レコーディングをしたなと思っています。



新譜 「SCARLET」 には赤をテーマにした
燃えるような熱い思いが様々な形で込められているので
聞く人それぞれの形で感じてもらえたらうれしいです。



さて今日は好きなドラマーの話をしてみようと思います。
私、昔から結構教則ビデオが好き。
超人ドラマーにあこがれて10代を過ごしました。
ポイントは足だったり、手だったりが思いっきり特化しているということ
プラスのスピードですね、やっぱり。

そんなドラマー一人目はレイモンド・ヘレーラ。


Raymond Herrera

インダストリアルに初めて触れたのは Fear Factory
3rd アルバム 『DEMANUFACTURE』 でした。

ことごとくギターとユニゾンする打ち込みのようなバスドラは
しびれますね。そこまで完全にユニゾンするか！！っていう。
簡単にコピーできないかっこ良さ。

当時インダストリアルデスラッシュなるバンドをやっていた私にとって
まさにあこがれの存在でした。
かっちりしたドラムが好きなのはここから始まっているのかも。


そして2人目は Cryptopsy のフロ・モーニエ！
名盤といったらやっぱり 『None So Vile』 かしら。
全部すごいけど連打が凄すぎて口が開いてしまう感じですね。
いやいや凄すぎるでしょう、ほんとに。
姿勢のいいこと極まりなく、とんでもない変拍子と連打を繰り返しながら
ライブでも余裕の笑顔。昔、Dojo でみたときしびれましたね。
今でも何時間でも動画をみたいドラマーです。


Flo Mounier

そうそう。ずっと前だけどフロの幻の教則ビデオが見たくてね、
いろんなとこに電話をかけて問い合わせして、
すごく探したけど日本未発売で手に入らなかった覚えが。
誰か持ってたら教えてほしいです（笑）


そして3人目はデイヴ・ロンバードですね、やっぱり。
て前回のコラムでも書いてた。。
有無を言わさず毎回書くことにしようかな。（笑）


Dave Lombado

SLAYER の曲がすばらしいのは言わずもがなですが
やっぱりライブも最高なんですよね。
なんてかっこいいドラムフレーズなんだー！！って
CD 聴いているときとはまた違うところに何回も感動ポイントがあって、
いちいちメモしたい衝動に駆られるんです。
どんなに寄り道してもやっぱりここに帰ってくる 「REIGN IN BLOOD」
そして心には血の雨が降るわけです。最高！！

限界を表現する様って心奪われますよね。
1拍に限界まで詰め込む音符！
メタルドラマーの極みです。

と今回も私のルーツ・趣味に偏って書いてみましたがいかがでしたか？？

初めて見て頂いた方もこれをきっかけにまた新しく CD を手にとってもらえたらと願っています。

「SCARLET」 に込められた赤をテーマにした
それぞれの燃えるような熱い思いをメロディーに乗せて感じてもらえたら嬉しいです。

ライブでは CD とはまた一味違って、一緒に楽しんで曲を共有できたらと思っているので
ぜひ遊びに来てください。

お待ちしています！！