高橋ヨシロウさんインタビュー!P2
Friday, October 19th 2012
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MANIPULATED SLAVES を率いる カゲヤマユタカ氏が様々なアーティストと対談を行う“カゲヤマトークバトル 『無礼王座牢』”!
- --- (前頁からの続き)
- --- カゲヤマ : はい。再発やから大々的なものではないんですけど、全5箇所、濃いライヴをします。四日市、大阪、名古屋、浜松、東京という感じです。新譜のツアーではもっと行きますけど、今回は再発やしこの位が良いように思いまして。それにヨシロウさんが20代の頃などに精力的に活動されてた時と違って、今はお客さんが土日じゃないと集まりにくい、っていうのがありまして、遠征して、一旦帰宅して、またまた遠征して…、の繰り返しやから効率が悪いし、こんなスケジュールにしておきました。
ヨシロウ : EROS→ のライヴも土日が多いよ。でも他のバンドも土日にライヴが集中したりして、同じ街で似たようなライヴも開催されているっていう意味だからお客さんが割れてしまったりすることもあったりするよね。
- --- カゲヤマ : それでボクはいつも思ってるんです。ヨシロウさんのように毎回楽しいライヴにしないと、って。笑わせるとかじゃない意味での楽しませる、です。まぁ、ボクは関西人なんで笑ってもらうのも楽しませる要素のひとつと思ってますけど…。お客さんの取り合いとか好きじゃないんですけど、ボクとしてはやっぱりライヴするなら沢山来て欲しいし、どうせならお客さんもより楽しめるライヴに行きたいはずや、って信じてるんです。だからお客さんを楽しませる事は結果として自分の為でもあるんです。
ヨシロウ : やっぱりお客さんも楽しんで欲しいし、それは心がけてる事だよね。喜んでくれる人が居ないと演る意味がない。料理作っても食べてくれて「美味しい」って言って欲しいし。で、美味しいと思ってもらう為に色々と工夫するでしょ? 結局そういう事。今もステージから見えるお客さんの顔が「いい顔してるなぁ」って思えてね。「じゃあもっといい顔になってもらおう」って思って頑張るワケ。それがエネルギーやから、僕はそれを吸いながら生きてるヴァンパイア!! どう ! キマッた?(笑)。
- --- カゲヤマ : キ、キマりましたけどボクは使わないっすね(笑)。
ヨシロウ : おい!!(笑)。でもホントにそうなんだよね。お客さんの笑顔や喜んだ顔が栄養素。
- --- カゲヤマ : で、その栄養素を吸いながら「きてます、きてます」。そして…。
ヨシロウ : ハンドクリーム(笑)。
- --- カゲヤマ : 最高っす(笑)。でもホンマにボクもそう思ってますし、それを実行してるつもりです。ヨシロウさんはボクの心の師匠ですんで。ツアーでもアルバムとは違うバージョンで演奏してみたり、個人的にはステージで面白い話しをしてみたり、弾き語りしたりしてみてるんです。これらも知らない内に恒例に思ってもらってるみたいで、その期待に応える為に色々と工夫してます。ツアーに全部来てくれる人とか、数箇所でも複数来てくれる人も居るから毎回違うネタも仕込まないとアカンし苦労もあるんですけど、それも今では楽しい準備の一つですわ。
ヨシロウ : そう、さっきも話したけど、全ライヴに来てくれる人も、たまたま観に来た人も同じように楽しませなければいけないよ。だから楽屋オチだけでもダメだし、初めて観た人を突き放したようなライヴをしてもいけない。そういうことを考えることが大事だよね。
- --- カゲヤマ : たとえばヨシロウさんはどんな所を工夫されてますか?
ヨシロウ : まぁ、前回のライヴとはセットリストのヴァリエーションを変えるとか、ドラムソロを曲に挟んだりしてアレンジを変えるとかはするね。昔の曲をバラード・バージョンにしたりとかね。
- --- カゲヤマ : そこで思ったんですけど、ボク数年前に VAP から出た「ジャパメタトリビュート・魂II」で ACTION 100000VOLT のカヴァーをさせてもらったじゃないですか? あの時もさっきヨシロウさんがおっしゃったような考えが働いて普通に10万ボルトを演るんじゃなく、なんかおもろい事したろ、って思って間奏を NOVELA のイリュージョンに差し替えたんです。おかげさまで聴いた人達が凄く楽しんでくれたみたいでボクもシメシメという…♪
ヨシロウ : ACTION のヨシロウは元 NOVELA で、この ACTION 100000VOLT という曲は更にその前のバンド 山水館の曲だよ、という僕の歴史を表現してくれたんだったね。あれは新鮮だったよ、凄く。
- --- カゲヤマ : 曲が良いんです♪
ヨシロウ : ありがとう。ミュージシャンとして自分の曲をカヴァーしてもらえるのは凄く光栄だよね。こんな嬉しい事は無いよ。
- --- カゲヤマ : それ以外に、カヴァーじゃないですけど、ヨシロウさんはいろんな方にも曲を提供されたりしてはるじゃないですか? ボク、カラオケ行く事は滅多にないんですけど、行く時はアン・ルイスさんの HONEY DRIPPER 入れます。ヨシロウさんに貢献のつもりで(笑)。それにジャーン、って作曲:高橋ヨシロウって画面に出たら単純に嬉しいですからね。
ヨシロウ : 僕も最初に目にしたとき嬉しかったよ。というより周りの人が喜んでくれるのが嬉しかった。四国の親父の田舎で従兄弟とラウンジみたいな所へ飲みに行ったことがあってね。そこで歌え歌えって言われるもんだから HONEY DRIPPER を歌うことになって…。そしたら、そこで画面に作曲:高橋ヨシロウって出るでしょ? もう従兄弟が画面を指差して周りのお客さんみんなに「これ、コイツやねん」って言う訳ですよ。そしたらカウンターで飲んでるおっちゃんやおばちゃんから、ドーンってビールが来た。物凄い量が(笑)。「アチラのお客さんから」じやなく「アチラとアチラとアチラと…」って(笑)。みんな喜んでくれたんだなぁ、って僕まで嬉しくなったよ。
- --- カゲヤマ : 良い話しですねぇ。ではそれは全部カットしておきます(笑)。
ヨシロウ : おい!!(笑)。
- --- カゲヤマ : うそです(笑)。使います(笑)。で、その HONEY DRIPPER も収録されている DVD 「HONEY DRIPPER 〜 THE PARTY」 が発売されます。
ヨシロウ : その DVD は2011年の第二回 EROS→ ワンマンの中からライヴ映像とメイキング、そして僕のオリジナルベース “SLAVE ZERO” 制作レポートが収録されてる。お得な三点セットとなっております(笑)。発売は10月24日で。当然ながら HMV ONLINE でも購入できるよ。
- --- カゲヤマ : これは価格もお安いですし絶対に入手せなアカンっすね。ここにあの楽しいライヴが映像として収められてると思うと今からワクワクしますね。ヨシロウさんは特殊効果など多用されますし、ライヴはホンマ良いですもんね、って何回言うねん俺、って(笑)。
ヨシロウ : 特殊効果は面白いけど、失敗は危険だから細心の注意を払ってる。昔、劇団☆新感線の舞台に出た時にヴァンパイア役で腕のところに羽がたくさん付いた衣装だったんだけど、Co2 がシューッって噴出す時の立ち位置を間違えたのか、噴出した Co2 がその腕に当たって、バァーって手が挙がってしまって(笑)。その時、鳥ってこうやって飛ぶんか、って思った(笑)。あと、色々と失敗もしたけど、やっぱり特殊効果は大好きなんだよねぇ。楽しいでしょ、テーマパークみたいで。夢の国のショーのように子供が見ても楽しいでしょ。やっぱりロックも娯楽だからね。年齢の幅の関係ないロックをしたいから、よりみんなに楽しんで欲しい。現に今も三世代くらいで来てくれだしてるんで目標に近づいてると思うよ。昔ファンだった人が子供連れて来てくれて、その子供がまた子供を連れて来るというような…。
- --- カゲヤマ : では今後の予定なんかは? アルバムとかは?
ヨシロウ : アルバムはもう少し先かな。今はもっと EROS→ を熟成させて行く時期っていうのかな? この歳になってもまだまだ新しい発見や挑戦があるし、日々 EROS→ としてバンドのあり方や楽しさっていうのが分かって来てる。ライヴをすればするほど反省もするし、ヒントももらえる。だからその過程で「ここだ!」って思える時にアルバム出したいね。だから、今はとにかく色んな所でライヴをしたいと思ってる。色んな人にまず聴いて、観て欲しいもん。
- --- カゲヤマ : そうですね。今、フットワークも軽いですし色んなところからお誘いがあって、それを可能な限り受けられてるみたいですし…。あ、そういうバンドの代表者やイベント企画者などが EROS→ を呼びたいって思った時、どうすれば良いんですか?
ヨシロウ : オフィス“さくら咲く”(http://www.sakurasaku-office.co.jp/)に連絡してくれたらOKよ。
- --- カゲヤマ : だそうですよ〜、みなさん。これでアナタもヨシロウさんとライヴ共演して生トークも聞く事がでけまっせ〜♪ さあ今すぐ さくら咲くへ連絡を♪
ヨシロウ : モチベーションと情熱がなくなるまで、今日より明日のほうが良くなると信じて戦い続けるよ。
- --- カゲヤマ : それにはまず10月21日の神戸 VARIT でのワンマンライヴ、そして10月24日発売の DVD「HONEY FRIPPER 〜 THE PARTY」 ですね。
ヨシロウ : そう、またヴァンパイアに変身するぞぉ。
- --- カゲヤマ : きてます、きてます、ですね(笑)。またボクも遊んでください。
ヨシロウ : もちろん、オフコースよ。合わせて“もちコース”!!(笑)。
- いかがでしたか〜? ヨシロウさん、おもろいっしょ?(笑)。文章では伝わりにくいところも沢山あるから是非みんなもライヴに行ってナマのヨシロウさんに触れてみて欲しいもんやわ。実際、EROS→ のライヴはホンマおもろいから。もちろん演奏もハンパなく上手いで。小手先のテクニックじゃなくバンドとしての一体感などから生まれるグルーヴとか凄いよ。
- そしてアタシのバンド、MANIPULATED SLAVES 2001年リリースの 2nd アルバムの再発盤も是非ゲットで頼みまんねやわ。
- そんな感じっす。次回もまた盛り上がっていきまひょ♪ ほな!





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- 『HONEY DRIPPER 〜THE PARTY』
EROS→ - 2012年最新DVD(2011年のライヴ等を収録)!
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- 『動』
ACTION - 1989年作品!
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- 『Overload』
ACTION - 1988年作品!
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- 『Movin' And Rockin'』
ACTION - 1987年発表作品
名曲『HONEY DRIPPER』収録!
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- 『魅惑劇』
NOVELA - 1980年発表作品
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- 『In The Night』
NOVELA - 1980年発表作品
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- 『Legendary Black Jade』
MANIPULATED SLAVES - 2012年再発盤(オリジナル2001年発表)

1974年『山水館』結成。MBSラジオ「ヤングタウン」で“三枝・八方のテーマ”として1976年頃、毎週流れいてた♪ブルーエンジェル♪は演奏、コーラスも山水館だった。アマチュアながら数々の動員記録をぶち上げ、テレビ出演やホールでのワンマンライブを行う。
1979年『NOVELA』結成。デビューコンサートからホール展開。翌年アルバム『魅惑劇』でデビュー。脱退後、『ACTION』結成。1984年春 リッチー・ブラックモア率いる「レインボー」来日時のオープニングアクトをつとめる。同年『ACTION』デビュー。
その後、高橋ヨシロウはアン・ルイスをはじめ、多くのアーティストへの楽曲提供やイベント、アルバムなどのプロデュースを手掛け、1998年以降「劇団☆新感線」の3作品に出演。
Gt.に武長カズヒトを迎え、2004年『ACTION』覚醒。東名阪ツアーやベスト盤、アルバムリリース、「ウルトラマンマックス」ゲスト出演など果敢に活動を続け、2006年メ伝説のドラマーモ秋田エイジロウがACTIONに復活!!そして2007年ACTION 結成25周年!!にニューアルバム「Mystic Blue」リリース!!
2008年、“もうひとつのACTION”として驚愕のトリオバンド「EROS→(エロス)」誕生!!〜高橋ヨシロウBass&Vocal、秋田エイジロウDrums&Chorus、武長カズヒトGuitar&Chorus〜。神出鬼没なライブで皆を驚かせ、2010・2011年秋には神戸・Varit.でワンマンライブを行なう。
2012年、さらに全国展開で積極的なライブ活動中。体感すべき日本のロックの姿がEROS→にある! ぜひ見逃さずにいて欲しい!!


