【インタビュー】The Heartbreaks
Thursday, June 14th 2012
UKロックの未来を担う注目ニュー・カマーが遂にデビュー!
UKロックの未来を担う若きカリスマ・フロントマン“マシュー・ホワイトハウス”率いるザ・ハートブレイクスの待望の1stアルバム『Funtimes』!UKメディア絶賛の大注目ニュー・カマーが遂にそのベールを脱ぐ! UK北部にある海辺のリゾート地モアカム出身、2009年に結成した平均年齢23歳の4人組ロック・バンド、ザ・ハートブレイクス。2010年に2枚、2011年3月に3枚目の7インチをリリース。その叙情的/詩的なリリック、激情的でメロディアス、また80sネオアコにも通ずるサウンドが話題を呼び、モリッシーやカール・バラーのEUツアー・サポート等を経てUKを中心に絶賛された彼ら。 今作では過去にリリースされた3枚の7インチ・シングルはもちろん、エドウィン・コリンズがプロデュースした「Remorseful」も収録。 フロントマンのマシュー・ホワイトハウスのエモーショナルでナルシスティックな歌唱も評価が高く、また際立ったルックスの良さも話題!(バーバリー2011A/Wコレクションではワールドワイドのモデルとして起用) |
The Heartbreaks (マシュー・ホワイトハウス/Vo&G) Official Interview

「3人は、学校の頃からの友達だね、うん。でまあ、以前まだ学校に通っていた頃に、どうしようもない(笑)アマ・バンドでプレイしてたことはあったっけど、そのどれひとつとして『自分達がやりたいのはこれだ!』って風には感じなかったっていうね、後にこのバンドのベース・プレイヤーになる、ディークス(クリス・ディークス<fィーキンのこと)に僕達が出会うまでは。その時だったんだよ、バンドの中で初めてこう、本当に『完全に波長の合う人間が4人揃ったな』って感覚があったのは。
--なるほど。4人の絆は強いもので、「これだ」と思えたってことですね。
「僕が思うに、バンドをやるってことは、そのバンドとずっと付き合うってことであって……あの時が初めてだったんだ、『このバンドをやるためなら、自分は何もかも捨てられる』、そう感じたのは。うん、だからまあ、自分達の持てるすべてを、このバンドに賭けてしまったってことだけども(笑)……そうして僕達はザ・ハートブレイクスになった、というね」
--自分の、シンガーとしての「声」を発見したのは、いつ頃のことだった?
「僕が誰よりも大好きなシンガー達ってのは、その人の生まれついての技量を越えようとする、そういう歌い手なんだよね。たとえば、僕はエドウィン・コリンズが大好きだし、あとビリー・ブラッグ、サンディー・ショウ、そしてダイアナ・ロスなんかがすごく好きで。で、僕からすると、彼ら/彼女らってのはみんな、自分の本来の能力以上のところで歌う、そういう人達じゃないか?と。だから、歌い手としてのテクニックって面では、彼らみたいな人達は必ずしも『世界最高のシンガー』とは言えないんだろうけど、自分達のベストを尽くして歌っている人達だ、と。で、僕がいちばん好きなのはそういうタイプの歌唱なんだよね。とりわけ、『自分はまだ歌い方を学んでいるところだ』、そんな風に自分のことを見なしているシンガーね。うん、常に努力して、ベターな歌唱をしようとがんばる、それっていいことだと思うんだ」
--あなた達の出身地:モアカムは、私が知らないだけかもしれませんが、たとえばロンドン、マンチェスター、グラスゴーなんかに較べて、「これ」といったUKロック・ムーヴメントとはこれまであまり縁のない土地だと思います。
「そうだね」
--しかし、ザ・ハートブレイクスにとって、音楽性/ヴィジュアル/エモーションなど多くの面で、モアカムはキーになる場所のようです。あなた達にとっての、この街の魅力、そして逆に、ネガティヴな面と言えば?
「思うに、モアカムが僕達にとって重要な、その理由ってのは、今君が大まかに説明してくれたこと、まさにそこなんなじゃないか?と。ってのも、うん、モアカムにはおっしゃる通り大きな音楽シーンはないし、なんというか、僕達のサウンドに影響を与えるような、『大いなるギター・バンドの伝統』もないわけだよね。でも、だからこそ僕達は、色んな方面からかなり違ったタイプの影響を、様々なバンドの音楽の中から見つけ出そうとすることができたっていう。たとえばこれがマンチェスターだったら、自動的に、たとえばオアシスだ、ストーン・ローゼズだ、あるいはジョイ・ディヴィジョン、バズコックス、ザ・ホリーズといった具合に、マンチェスター・バンドのサウンドに影響を受けてしまうんじゃないのかな? 対して僕達は、ここ(モアカム)にいて、ラジオでモータウンの音楽だのエルヴィス・コステロ、あるいはノーザン・;ソウルやジーザス&ザ・メリー・チェイン、オレンジ・ジュースなんかまで聴くことができた。いわゆる、特定の音楽の持つ重みみたいなことを意識することなしに、そういったバンドの音楽から自由にインスパイアされることができた、というね。モアカムみたいな海辺の街で生まれ育ったことは、なんというかこの街は、大都市ならではの侘しさ、あるいは都市の暗さってのともまた違って、ただこう、灰色なとこんだよね。だからメランコリックだし、一面雲に覆われた街って感じで、それが一種の魅力にもなっているっていう。で、その面が僕達バンド、そしてメンバー個人を形成することにもなっているんじゃないか、と」
--その魅力というのは、「切ない美しさ」、みたいな?
「うん、その通り。だから、50年代や60年代にはとても人気があり、かつてはリゾートや保養地として栄えた……そういう街だったのが、70年代に入ってパッケージの企画旅行が進出したために、完全にレジャー産業が崩壊してしまった場所っていう。それでも、そうしたグラマラスな過去の残滓は街のあちこちにまだ残っていて、たとえば古い屋内プールや美しい劇場、素晴らしいアール・デコ様式のホテルなんかもあるんだよ。で、そういう光景に取り囲まれていると、自然とこっちにもメランコリックな感覚が生まれてくる、と」
--デビュー作『ファンタイムス』ですが、バンドはマンチェスターのメディアやNMEに早くから騒がれていましたよね。そこから数えて2年ちょっと経ったわけで、アルバム・;リリースまでやや時間がかかったか?という気もしますが、焦ってアルバムを作りたくなかった、というところ?
「理由にはいくつかあった。まず、シングル『Liar, My Dear』を出した(2010年春)、その時点で僕達は最初に騒がれたわけだよね。ただ、あの段階ではたぶん、僕達の側もまだ準備が整っていなかったし、聴き手も用意ができてなかったんじゃないか、と。ってのも、あの頃はギター・バンド全般がとてもダサいもの、と思われていた時期だったし。まあ、その状況も今はまた変わってきているけど、とにかく僕達は、2年をかけて『アルバム』を書こうとしたっていうのかな。その間にツアーもさんざんやって、バンドとして腕を磨いた。それに、僕達は色んな人達とアルバムに取り組んだからね。なんというか、自分達の中に『こういうサウンドにしたい』ってアイデアがあったし、そこで満足のいくものができるまで、様々な人達とやってみることになった、と。だからまあ、このアルバムを作るのには自然それだけ時間がかかったってだけのことだし、その点は、僕達としては心配してなかったんだ。きっと人々は待っていてくれる、そう思ったからね。ってのも、その2年の間に、いわゆる『次なるグレイトなギター・バンドのホープ』って現れなかったと思うし、それはどうしてかと言えば、これは純粋にそう思ってるんだけど、人々が僕達の登場を待っていてくれてるからじゃないか、と」
--アルバムのレコーディングにおいては、概してどんな音楽的ヴィジョンをもって臨んだのでしょう。どんな点が、この作品を作る上であなた達にとってもっとも大事でしたか?
「僕達が作りたかったアルバムというのは、とても誠実で正直なもの、だね。時代精神を映しただけとか、トレンディなもの、あるいは一時的な流行りに乗っただけ、そういう作品は作りたくなかった。だから、長く聴いてもらえる、そういうアルバムを作ろうとしたんだ。今は、そういうことをやろうとしているバンドって、決して多くないと思うし」
--1曲、"Remorseful"でエドウィン・コリンズがプロデュースに参加しているのは、彼のファンとしてとても嬉しかったりします。彼とのセッションの思い出、印象などを教えてもらえますか。
「ああ! 彼はまったくもってスウィートな人だよ。で、彼に僕達が会ったのは、かれこれ2年くらい前になるかな。僕達がバンドを始めてまだ間もない頃にマンチェスターで行われた、彼の奥さんのグレイスが書いた本――エドウィンの闘病/回復を綴った本(※『falling&laughing:The Restration of Edwyn Collins』/Grace Maxwell)のサイン会に行ってね。そこで彼に自分達のCDを渡したんだけど、そこから音沙汰のないまま何ヶ月か経ち、でもしばらくしたら彼から、『君たちと1曲やってみたい』と連絡をもらってね」
--アルバム・タイトル、そしてアート・ワークは、イギリスの夏の海辺のリゾートの持つ、あの独特な「(どこか物悲しい)つかの間のはかない喜び」、ノスタルジックなフィーリングへのオマージュかな?と感じました。このタイトルに、あなた達はどんな思いを込めたんでしょうか。
「あれは、残念ながら今はもう取り壊されてしまったんだけど、以前、地元に古いアーケードがあってね。アート・ワークの真ん中に『FUNTIMES』ってロゴが入ってるけど、あれはそのアーケードの看板で。で、そのアーケードはボロボロで、遊戯施設としてはもう閉鎖されていたんだけど、『FUNTIMES(お楽しみの時間)』って看板はまだ残っていて。そのアイロニーを、僕達はなんとも気に入ってしまったっていう。それもあったし、もうひとつ、ある意味……メディアによる僕達の描き方への反発もあったんだろうな。ってのも、僕達は『ザ・スミスっぽい』とか『哀れっぽさが得意な連中』って風によく形容されてきたし、だからこそ、愛や何かを失うことを扱った、そういう歌の入ったこのアルバムを『FUNTIMES』って呼ぶ、そのアイデアがいいなと」
--あなた達のサウンドやソングライティング、ロマンチックな世界観に、単なるレトロ/回帰ではないけれど、まず何よりも80年代英インディ・バンドの影響――ポスト・カード、ファクトリー、ザ・スミス、初期クリエイション、サラ・レコードなど――を強く感じます。それこそ、あなた達が生まれる前に生み出された音楽なわけですが、そうしたシーン、あるいはバンド達にシンパシー/コネクションを感じるのはなぜだと思いますか?
「ああ……面白い話だよね。で、そこに関しては、こういう見方をしてもらえるんじゃないかな? だから、80年代っていうのは、ポップ・ミュージックが懐古趣味に走っていなかった、その最後の時代だったんじゃないか、と。要するに、ポップが過去を振り返るのではなく前を見ていた、その最後の時代っていう。ってのも、90年代にはなんというか、60年代の焼き直しって面があったわけだし、00年代も、その最後のあたりはエレクトロが人気で、80年代を蒸し返していたと言えるよね。だから……うん、80年代が最後だったんじゃないのかな、前に向かっていたのって。でもまあ、僕達4人が出会って、ザ・ハートブレイクスを始めることになった時、全員が共通して聴いていたのがそういったバンド達や彼らの音楽だったってことだし、だからその影響がこのファーストに出たんじゃないか、僕はそう思う。」
--分かりました。で、自分達の音楽を聴いた聴き手に、あなた達はどんなインパクトをもたらしたいと思いますか。あるいは、彼らの人生の中の、あなた達のアルバムを聴いている40分なりの時間の中に、どんな瞬間を生みたいと思いますか。
「僕は……っていうか僕達は、彼らに、『これは使い捨ての、すぐ忘れてしまうようなものじゃないんだ』、そういう風に感じてもらいたいね。だから、何度も何度も繰り返して聴きたくなる音楽だと思ってほしいし、(ダウンロードではなく)実物のCDなりレコードを持っていたい、歌詞だって全部読みたい、そんな風に感じさせたい。だから、聴き手に、このアルバムの世界の一部になってもらえたら、と。」
--はい。で、7月にはいよいよフジ・ロックで初来日です。あなた達の日本の印象を教えてください。
「うーん、なんて言えばいいか……とにかく、すごく興奮してるんだ。ってのも、僕は前々から日本には行きたいと思ってきたし、日本の若者文化、たとえば日本のファッションだとか、そうしたものが僕にはとても興味深くて、色々読みあさったり。うん、日本のユース・カルチャーは面白いなと思う」
--また、フジでのパフォーマンスに向けての抱負を。
「そうだな、フィードバック・ギターたっぷりのノーザン・ソウルってとこ。エキサイティングなものになると思うよ、とても。でも、うまく言葉で表現できないくらいに、日本に行ってプレイすることに、ものすごくエキサイトしてるんだ、ほんとにね」
--では最後に、日本のファンに向けてメッセージをください。
「そうだな、(ゆっくりと)僕達全員、日本に行って、みんなの前でライヴを演れるってことに、ものすごく興奮してます。で、みんなにもエンジョイしてもらいたいし、うん、僕達のことを心からウェルカムしてもらえればいいな、と。僕達も、みんなのことを同じように歓迎するからさ」
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輸入盤LP
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Heartbreaks
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-
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