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【HMVインタビュー】 神門

Tuesday, August 30th 2011

interview
--- 自らの名前『神門』をタイトルとしているところからも、この作品に対する思いが伝わりますが、実際に完成した感想をお聞かせ下さい。

あらゆる自分を詰め込めた、「これを聴いてもらえれば!」という渾身の一枚になりました。

--- 前作までと比較して、自分の中にある壁を一つ乗り越え、開けた様な作風を感じました。その辺り、ご自身で成長を感じる部分も大きいのでは?

日常生活での出来事を思うままにリリックにするという、根本で言えば、作風は一切変わっていません。ただ、その日常生活、ラップ生活の中でぶち当たっていた壁をいくつか乗り越えれて、その乗り越えたことを歌詞にしたので、リリック的には今までの苦悩の先を描けました。
作風の変化を挙げるのであれば、16小節という典型の形を意識することが多くなりました。例えば書いていて24小節になっても、そこからさらに16小節に絞り込むので、より曲の密度は増したかと思います。

--- 約2年ぶりのアルバムになりますが、神門さんにとってこの2年間はどのようなものだったのでしょうか?

東京でのワンマンライブがあったり、そのライブ映像のDVDのリリースがあったり、自分自身大きな転機ともなった「母ちゃん」のリリースもありましたし、あっという間の2年でした。

--- 「ノルマ地獄」(3rd)から「ギャラ天国」(本作)へ、「さて、どう生きようか?」(2nd)から「なら、こう生きよう」(本作)へと、神門さんの活動が1本で繋がっている事を感じさせる構成になっていると思いますが、ここに何かこだわりはありますか?

日々の生活でのことをそのまま歌っているので、そこは自ずと繋がっていきます。

--- 過去の自分を冷静に見て、現在の自分と比較する、という作業を繰り返してきたと思いますが、そのあたりはいかがですか?

あまり強くは意識していません。
過去の失敗、後悔も、それを悩んでいるのは今なので、現在が常に中心にあります。

--- 活動を続けていく中で、後輩も増えてきたと思いますが、自分の立ち位置のような事を考える事はありますか?

はい。あります。
でもまだ何も出来ていません。
頑張ります。

--- 今回のアルバムの中で、特に思い入れの強い楽曲を3曲選び、楽曲解説をして頂けますか?

『これでいいのだ』
ずっと書きたかったテーマです。
自分のだめなところとか、失敗したことを「このままじゃだめだ」と主張することで、悔い改めたり、前を向くのが常でしたが、あえて「これはこれでいいのだ」って開き直ることで前向きになるっていう。
ずっとずっと書きたかった曲です。

『信信』
「好きなら自分から振るな」っていう。
伝えたいことを伝えたいままにラップ出来ました。
ワンマンライブで初披露して、DVDリリース後に一番反響が大きかったことも嬉しかったです。

『なら、こう生きよう』
自分の中で節目となっている曲です。
まだまだ現在進行形で、まだまだ悩みは尽きませんが、今現在の一つの答え。
どの曲もそうですが、たくさんの人に聴いてもらいたい曲です。

--- 制作期間中、苦労したエピソードがあれば教えてください。

苦労といいますか、ミックスであったり、デザインなど中身のことであったり、今まで以上に細かいところが気になって、徹底的にこだわり抜いたので時間を用しました。
今までよりもはるかに余裕を持ってレコーディングをスタートさせたのですが、結局完成したのは締め切りギリギリでした。

--- 逆に、制作期間中、最もアガったエピソードは?

自分の中で音質が今まで以上に良くなった実感があって、仮で仕上がったデモ盤を初めて聴いた時は音のクリアさにものすごくアガりました。一曲目を聴き終わる前に、嬉しくてエンジニアさんに感謝のメールを入れました。

--- 最後に今後の予定を聞かせて下さい。

アルバムのリリースのタイミングもあって、遠くでのライブもたくさん決まってきています。 9月25日には自身のレーベル半袖バイブスレコード主催で地元神戸でリリースパーティーを開催しまして、そこで久々に一時間越えの90分ライブに臨みます。自分自身にとって確実に節目となる一日になると思います。

--- 有り難うございました。

ありがとうございました。

神門 『神門』 / 神門
[2011年09月07日 発売]
約2年振りニューアルバムその名も「神門」。自身の名をタイトルに掲げた自信作!純粋すぎるリリック、人間味丸出しの泥臭い歌詞、苦悩葛藤嫉妬全てを丸裸にし、人間として「こう生きたい」という欲求をただただリスナーにぶつけまくる神門の詩世界・・・あまりにもストレートで純粋ななリリックでライブでは号泣者続出神門の世界未体験な人へ・・・ そして、人生の道に迷っている人・・・このアルバムを聴けば何かの出口が見つかるかも・・・


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神門『神門』(HVRCD007)を期間中に購入されたお客様の中から抽選で3名様に『神門 直筆サイン入りポスター[プチメッセージ付(予定)]』をプレゼント!

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購入対象期間 (〜2011/9/21)
応募対象期間 ( 2011/9/6〜2011/9/28)
(当選は賞品の発送をもってかえさせていただきます)
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     神門
    『神門』

    2011年09月07日発売

    神門が約二年振りに最新アルバムを発表する。その名も「神門」。このタイトルに込められた意味合いや気概は、あえて説明する必要もないだろう。彼は虚勢を張るために言葉を使ったりしない。一人の人間が日常を通して選んできた言葉は、だからこそ生々しさを発揮している。その上、心に入り込んでなお熱量を失わない。『ノルマ地獄』(3rd)から『ギャラ天国』(本作)へ、『さて、どう生きようか?』(2nd)から『なら、こう生きよう』(本作)へ、今までの苦悩を乗り越え、その先にあったはずの未来を、本作では現在のものとして明示してくれる。そして、彼は現在のその場所に満ち足りる事なく、次の未来を見据えている。現在完了形の神門がいくつも込められた「神門」は、当然の事ながら濃密な一枚だ。そしてその濃密さはすんなりと心へ入ってくる。彼にしか実現不可能なこのバランスは、唯一無二と評価されてしかるべき強度を持っている。

    【HMV ONLINE / MOBILE オリジナル抽選特典】
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    [収録曲]
    01. 主人公
    02. ギャラ天国
    03. STILL'ING
    04. 信信
    05. 3days
    06. トレイン
    07. 希眺remix
    08. ピーズ
    09. これでいいのだ
    10. 成長X
    11. なら、こう生きよう
    12. 今から
    13. 願い(bonus track)

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     神門
    『24 X 35 X 23』

    発売中

    未録音音源集と一言では括れない音源化を望まれていた楽曲ばかり。

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     神門
    『栞』

    発売中

    2010年2月6日に渋谷O-nestにて行われたワンマンライブの模様を完全収録。新曲二曲を収録したシングルCDが付属。

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     神門
    『こころ』

    発売中

    話題を呼んだ1stアルバムから1年半。盟友DJ NAPEYプロデュースのもと作られた2ndアルバム。

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