MISSPRAY 2ndアルバム！

1.Introduction
このアルバム全体のイントロダクションとしての曲。何気なく過ぎていく短い一瞬の間にも 人は年をとり、死に近づいている。ただ、ネガティブな意味だけではなく その短い一瞬の積み重ねが記憶になり、記憶の積み重ねが個々の人間を作り上げていくものだから 落ち込んだときこそ目を見開いて、たくさんの素晴らしいものに気づいてほしい。 皆さんにとってこのアルバムを聞き終えるまでの時間が素敵な記憶となりますように。

2.Good Time,Goodbye
ツアーをして旅先で出会った仲間、ツアーの終わりにはお互いのホームに帰る別れの時が来る。 一緒にいられる限られた時間の中で時にはバカになり、時には真剣に語り合える。 最高の仲間に、最高の土地にめぐり合わせてくれた音楽に感謝しながら、お互いの旅路に戻る時、 寂しくも希望にあふれ、充実した不思議な感覚に襲われる一瞬の曲。 そんな別れ難い最高の仲間達のその声が、ホームに帰ってもMISSPRAYのチカラになっています。 美しいメロディーとコーラスワークにこだわりました。

3.Break Down The Clock
決められた時間、何も言わなくても理路整然と機能する社会の歯車に組み込まれながらも 時には絶対に起きられないようなヘビーな朝もある。一度きりの人生だから、時間なんか気にせずに ルールを壊してもいい瞬間だってあると思う。すべてを捨てる覚悟で楽しむことを 決意した最高にバカなやつらだけが持つ底なしのパワーをこの曲にこめました。 イントロの力強いリフやギターソロ、その後の展開など新しいことにも挑戦している一曲です。

4.Weekend's Gonna Kill Me
皆とともに歩いた街も大人になるにつれ、景色は変わり、少しづつ故郷を去る仲間達。 一人取り残された週末に騒ぐ街をみて羨望よりも怒りを感じる。 何に対しての怒りだろう。故郷を捨てた仲間か、無力な自分か。本当は心のどこかで答えはわかっているような。 無意味な苦悩に苛まれながら、孤独と焦燥感を孕んだそんな週末に殺されるような感覚。 やり場のない様々な思いをストレートにぶつけた曲。 サビのキャッチーなシンガロングは是非ライブでみんなと一緒に歌いたい！

5.You're The Fuckin' Nightmare
上司の、先生の、社会の指示に右にならえで皆が従う。それは本当に正しいことなのだろうか。 時には自分の判断で、本当にやりたいことをやってみてもいいんじゃないだろうか。 悩んでも、迷っても、くじけそうになっても、決して負けずに自分だけの道を突き進むこと。 10人が10人正しいと思える道なんてきっとないだろうから、せめて自分にとって正しい道を選択したい。 皆が持っているであろう不満や疑問になげかける曲。 爽快なサウンドとメロディーの絡みがこだわり。

6.Take A Fall
周りは敵だらけで、振り返ることも許されず、嘘と裏切りにまみれた街に生きる。 傷ついてボロボロの状態で、それでもまだ立ち上がり一歩も退かない。 最後まであきらめることを知らないそんな強き者の、誰にも告げることのない 心の中の言葉と、誰にも見せることのない心の中の情景。 へヴィーなリフからカッティングまで様々な色を見せるギターとメロディーが聴きドコロ！

7.Broken Heart
恋が終わったときの絶望感。前向きに生きようと思ってもどこかで何かが引っかかり続けている感覚。 ご飯がおいしいとか、何気ないことに感動できるようになるまでに時間はかかるかもしれない。 だけど多くの人が乗り越えてきたこの苦しみを、過去に経験した人に、今こういう状況にある人に 共感してもらえたら、少しでも前を向ける助けになったらと思って書きました。 イントロからドラムのおいしいフレーズ、ラストのサビから大サビへの転調まで飽きさせません。

8.Show Them The Way You Do
迷ったとき、悩んだとき、自分には生きる価値がないなんてあきらめないでほしい。 あなたが生きているだけで、その笑顔だけで幸せになれる人がいること。 誰もが苦しみの中でもがきながら生きている。その苦しみさえも無意味なものではないということ。 普段わすれがちな、本当に大事なことをこの曲で思い出してください。 煌びやかなベースフレーズとサビメロ、間奏のブレイクダウンと様々な展開を織り込んでます。

9.Die Tryin
過去にとらわれずに、生まれ変わった気持ちでもう一度挑戦してみよう。 年をとればやれることは限られてくるけれど、いつだって何かを始めていいんだ。 後悔しないように、常に前向きに貪欲に生きていこう。曲げたくない信念は捨てる必要なんかないから。 なんでもできるような恐ろしくポジティブな時の気持ちの高ぶりをいつでも味わえるように 曲としてパッケージしました。イントロフレーズとメロディーをダイナミックに仕上げました。

10.Love Is My Tragedy
突き抜けた感情にはどこか怪しい輝きがある。たとえそれがネガティブな方向にでも。 愛するものを失った男の心の中のそんな不思議な輝き、鈍く黒い光だけをピックアップして 音にしようと思いました。綺麗なものだけを切り取った映画のような心地を感じて頂ければ幸いです。 力強くも儚げなメロディー、へヴィーなイントロやブリッジ、アウトロの落としまでパワフルかつ感動的に まとめました。

11.Pretender,Believer
前作　Party Slacker　3曲目に収録のBeliever,Pretenderの対極をなす曲。 イントロからの平穏な日常の情景から、サビで一気に男が隠した本性を暴露する。心の裏と表を コードとメロディーの変化で表現しました。なにやら敵を増やしそうな歌詞の内容ですが、 モチーフは我々MISSPRAYではないのであしからず(笑) イントロのフレーズやキメのこだわりからラストはシンガロング、強い葛藤を表現するような サウンドと展開で攻めています。

12.Song About Life
気がつけばイイワケを考えている、自分が嫌になる瞬間。 逃げ道ばかり探してしまうときもあるだろうけど 人生には、人間にはやっぱり自分の夢をかなえるために、誰かを守るために底から沸いてくるような 不思議なパワーがあると思います。誰かと過ごした記憶が人生となり、自分の力になる。 キャッチーなメロディーと感動的なラストのコーラスワークに特にこだわっています。