ディキシーズの「ジーノ」30周年!
Tuesday, October 26th 2010

ディキシーズの傑作1st『若き魂の反逆児を求めて』が30周年記念盤で!
デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ(Dexys Midnight Runners : ※以下ディキシーズと略します)と言えば、真っ先に代表曲として挙げられるのは「Come On Eileen」で、代表作として80年育ちの多くが思い起こすのは、「Come On Eileen」を収録した同年発表の2ndアルバム『Too-Rye-Ay(当時の邦題は"女の泪はワザモンだ!")』だろうと思います。それぞれ80年代を代表する大名曲であり大名盤です。
しかし、今回、めでたく発売30周年記念エディションが登場した80年発表のこの1stアルバム『Searching For The Young Soul Rebels(邦題:若き魂の反逆児を求めて)』もそれに匹敵する名盤なので、もし『Too-Rye-Ay』しかお聴きになったことがない方には、この機会に是非お聴きいただきたいと思います。
実質的にはリーダーのケヴィン・ローランドのワンマン・バンドと言われており(メンバー交代もひっきりなし)、アルバムごとに音楽性やファッション・イメージをローランドの意向によって変えていくことになりますが、この1stアルバムで聞かせたのは、モッズやスカやパンクも吸収消化した、UK気質と漢気に溢れたホワイト・ソウルというかパンク・ソウル(でもすごくポップ)。
サウンドの要になっているのはホーン・セクションで、これがものすごくカッコいいんですが、それ以上に核となっているのは、やはり、強烈な個性(クセ)をもつケヴィン・ローランドのヴォーカルで、サウンドの風合いは多少は違えど、根本的な部分はどのアルバムでも別段変わってないように思うので、2ndが好きならこちらも違和感なく聴けるかと思います。
もちろん、このアルバムがいかに素晴らしいかを既にご存知の方も、アルバム未収録曲やシングルB面曲に加え、5曲の未発表音源と8曲の初CD化音源が収録されたボーナス・ディスクの為に買いなおしは必須だろうと思います。
ちなみにご存知かと思いますが、2ndアルバム『Too-Rye-Ay』のほうも、2007年にレアトラックやライブ音源を満載した発売25周年の2枚組みデラックス盤がリリースされていますので、買い忘れていた方は、この機会に一緒にいかがでしょうか。
知ってるおつもり?
ディキシーズは、The Killjoysという1976年にイギリス・バーミンガムで結成されたパンク/ニュー・ウェーヴ・バンドのメンバーだった、稀代の個性派ヴォーカリストであり奇才であり変人であるケヴィン・ローランドとケヴィン“アル”アーチャーを中心に、1978年に結成。
このThe Killjoysはレコード会社との契約に絡んだバンド内の意見の相違(ローランドへの反発)がもとで解散し、同時にパンク路線にも限界を感じていたケヴィンはソウル・ミュージック色を押し出したディキシーズを結成することとなります。
ちなみにバンド名にあるディキシーズ(DEXYS)は、2ndアルバム時のオーバーオール・ファッションのイメージもあり、アメリカの「ディキシーランド(DIXIE-LAND)」のことだと思われがちですが、つづりをよく見ればお判りの通り、それは全くの間違いで、Dexedrineというドラッグの名前の俗称。「ドラッグで一晩中踊り明かす」といったような意味のバンド名なのです。
アメリカではチャート上位に入った曲が「Come On Eileen」だけなので(日本でも)“一発屋”として扱われることが多いバンドですが、イギリスではいくつかのヒットを放っており、また、その初期2枚のアルバムの完成度・質の高さから言って、彼らを“一発屋"呼ばわりすると「判ってないね」と言われる可能性大です。
1980年、アメリカの往年のR&Bシンガー、ジーノ・ワシントンについて歌ったセカンド・シングル「Geno」が全英No.1のヒットとなり、その勢いのままデビュー・アルバム『Searching for the Young Soul Rebels』をリリース。これは全英アルバム・チャート6位まで上昇し、続くシングル「There, There, My Dear」も7位のヒットとなりますが、その後、ローランドと他のメンバーの対立により、ほとんどのメンバーが脱退してしまいます。※一時期在籍していたミック・タルボット(その後のスタイル・カウンシル)もこのとき脱退。
1982年、新たにメンバーを集めてバンドをリスタートしていたディキシーズはアルバム『Too-Rye-Ay』を発表。前作からさらに深まったソウル色に加え、新たなメンバーにフィドル(バイオリンのような楽器)やバンジョーを加えたことにより、アイリッシュ(ケルティック)色が濃く表れた、唯一無二の“ケルティック・ソウル"を聴かせました。
アルバムからの1stシングル「The Celtic Soul Brothers」は全英チャート45位止まりでしたが、いよいよ2ndシングル「Come On Eileen」が全英No.1を獲得(この曲は82年にイギリスで最も売れたシングルとなりました)。そして全米でも見事No.1となり、アルバムも全英2位/全米14位まで上昇する大ヒット。ちなみにイギリスでは3rdシングル「Jackie Wilson Said (I'm in Heaven When You Smile)」も5位まで上昇しています。
この「Jackie Wilson Said (I'm in Heaven When You Smile)」は、ヴァン・モリソン(北アイルランド出身のシンガー・ソングライター)が往年のアメリカのR&Bシンガー、ジャッキー・ウィルソンに捧げた曲のカヴァーだったのですが、ジーノ・ワシントンに捧げた「Geno」が1stアルバムのカラーを象徴していたのと同様、2ndではこの曲がアルバムの音楽性を象徴していたように思います。ご興味があれば、ヴァン・モリソンのオリジナル版もご一聴ください。
その後、バンドはメンバーチェンジもありつつ活動を続け、85年には、またイメージを変えた3rdアルバム『Don't Stand Me Down』をリリースするもセールス的には不発に終わり、バンドは解散。以降、再結成やローランドのソロ活動(1999年にクリエイション・レコードからリリースされた名曲のカバー集『My Beauty』はジャケットは最悪、内容は最高でした)などはあったものの、最近は表舞台での活動を見かけることはなかったのですが・・・
調べてみたら、ケヴィン・ローランドは(バンドは“DEXYS”と名前を縮めつつも)今も現役バリバリでした。
DEXYS OFFICIAL WEBSITE
MySpace 【Kevin Rowland And Dexys OFFICIAL】
for Bronze / Gold / Platinum Stage.
2枚組み30周年記念盤
Import
Searching For The Young Soul Rebels (30th Anniversary)
Dexys Midnight Runners
Price (tax incl.):
¥3,300
Member Price
(tax incl.):
¥2,871
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07年発売の2枚組み25周年記念盤
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Too Rye Ay
Dexys Midnight Runners
Price (tax incl.):
¥2,970
Member Price
(tax incl.):
¥2,584
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何となく通じる男気と気質を感じる面々
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Price (tax incl.): ¥2,629
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(tax incl.): ¥2,419Release Date:09/September/2008
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(tax incl.): ¥1,735Release Date:23/January/2008
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Member Price
(tax incl.): ¥1,283Release Date:13/February/2006
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