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松下優也×HMVインタビュー(2)

Friday, September 10th 2010

interview
映画『ヒカリ、その先へ』公開記念!松下優也インタビュー


初主演映画となる「ヒカリ、その先へ」(10月23日新宿バルト9ほか限定ロードショー)の公開を記念して、松下優也さんにインタビューが実現!!<音楽舞踏会『黒執事』-その執事、友好>の主役として舞台にも立ち、『ミュージカル黒執事-千の魂と墜ちた死神』でも再主演、また、映画『時をかける少女』にも出演するなど、幅広く活動する松下さんに、音楽やライブついて貴重なお話を伺ってまいりました。

--- 映画では、松下さん演じる松下優也が夢をあきらめようとしている女の子に影響を及ぼす、というストーリーでしたが、松下さん自身が、誰かの音楽、または作品をきっかけに影響を受けた経験は?

たっくさんありますよ。落ち込んだときは音楽を聴くか、あとは映画なんかを観たり。そんな時に観る映画はアメリカのブラック・カルチャーのサクセス・ストーリーを描いた作品なんかで元気をもらうことが多いです。



松下優也


--- ブラックカルチャーというお話が今出ましたけど、R&Bやブラックミュージックは、いつ頃から聴き始めたんですか?

本格的にダンスと歌をやり始めたのが小学校6年生の頃なので、R&Bやブラックミュージックを聴き始めたのはその頃からですね。僕が小学校高学年くらいの時ってちょうどジャパニーズ・ヒップホップの頃でしたから、キングギドラとかKICK THE CAN CREWだとかケツメイシだとかがすごく流行ってて、中でもキングギドラはよく聴いてましたね。ダンスと歌を始める前はエアロスミスとかそういうロックも好きでしたよ。BON JOVIのライブも行ったりしてました。

--- その中で一番好きなアーティストは?

一番はマイケル(マイケル・ジャクソン)ですね。好きというか、一生尊敬し続けるアーティストです。中学1年、2年の頃あたりだったかな。92年の「ライブ・イン・ブカレスト」のDVDを観た時の衝撃は凄かったですね。っ言っても92年て僕が2歳の頃なんですけど(笑)。「オレが2歳の頃のマイケルってこんなライブやってたん!?すげぇー」みたいな。ヒップホップにも通じるなんか新しさみたいなものもありましたし、ステージングとか、歌、パフォーマンス、すべてにおいてガツンと刺さるものがありましたね。 ほかにも尊敬するアーティストはジャンル問わずたくさんいますよ。僕、JAY-Zの自伝持ってるんですけど、それ読むたびすごいパワーもらいますよ。「外道出身の俺たちにはラッパーで売れるかダンクシュート決めるしか道はねーんだ」みたいな一節とかは「かっけーー!!」って思いますし(笑)。最近の若手だとドレイクとかタイガとか、リル・ウェイン、ヤングマネーチームのラッパーが好きですね。タイガなんかは僕と1つしか変わらない年齢ですけど、ほんと、カッコイイなって思います。メジャー、マイナー問わず、日本のもけっこう聴きます。KREVAさんとか好きですよ。

---先ほどのお話で「落ち込んだ時は音楽を聴く」とおっしゃってましたが、松下さんもシンガーの夢を叶えるこれまでの過程で、挫折を経験されたことがあるってことでしょうか?

夢をあきらめるとか、追いかけるのを中断する、ってものではないですけど、壁にぶち当たるみたいな意味での挫折の繰り返しと連続ですね。今より上を目指してる限りやっぱり落ち込むこともありますし、落ち込むことで逆に頑張れる自分があったりして。挫折はしてますけどそのままで終わってないだけで、そんなことの繰り返しです。

--- 心がそこで折れないってことですね。まさに今回の映画はそうした松下さんのメッセージがこめられてる作品だと思うんですが、松下さんの言葉で、同じように夢を追いかけている人たちに何か伝えたいことがあれば、教えて下さい。

僕なんてまだ20年しか生きてきてないんで、こんなこと言うのもあれなんですけど、人生ってたった1回きりなんだし、なんか長いようで短くて、“いま”を繰り返していくだけじゃないですか。人生って人それぞれ何十年かあるわけですけど、「明日やろう」とか「そのうちまた」でやりたいことを先延ばしするってやっぱりもったいないって思うんですよね。今日この日、この年齢で、この時間っていう“今”が過ぎてしまったら、次にまた何かに生まれ変わりでもしない限り2度と戻ってこない瞬間瞬間の繰り返しだと思うんですね。だったら今日やれること、今思ってることやできることを見つけて楽しんだほうがいいと思うんですね。目指す夢は人それぞれですが、スポーツマンにしても、僕自身の夢にしても、カメラマン目指してても、悩みって突き詰めるとだいたい同じようなことで悩んでるんじゃないかな、って思います。 うまくなりたい、もっとこうなりたいとかもそうだし、夢があるない関わらず、悩みも挫折も必ずどこかで味わうものだろうし。挫折した時って確かにすごく苦しいんですけど、そうやって落ち込んでる自分で気付けてるってことがすごく大事なんだと思います。自分の欠点を知るきっかけにもなるわけだし、そこでネガティブなことを考え出したらキリがないと思うんですよね。どんな状況の時でも「その瞬間を楽しんで」欲しいなって思いますね。

--- では最後に、今後の新たな目標や活動についてお聞かせ下さい。

黒執事のミュージカルのような舞台や、役者としての活動も機会があればぜひやって行きたいですし、音楽に関しては今以上にもっと自分の思い描くようなクオリティのいいものを目指して行きたいと思います。今年はライブが色々控えてます。そういう意味では2010年はライブの年ですね。僕主催のイベントやワンマンライブも11月にあるので、ぜひ沢山の方に観て頂けたらと思います。



松下優也



松下優也 映画公開情報

ヒカリ、その先へ
映画『ヒカリ、その先へ』
2010年10月23日
〜新宿バルト9ほか限定ロードショー

2008年のCDデビュー以来、俳優としても活躍中のアーティスト、松下優也が、本人役で映画初主演を果たす青春ストーリー。松下のシングル「4 Seasons」にインスパイアされた本作では、華やかなの日々の裏で二十歳の普通の青年として葛藤する松下が、プロの写真家を目指す少女と出会い、奮起する姿を描く。ヒロイン役に、NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」の倉科カナ。



松下優也 サイン入りポラプレゼント

抽選で2名様に松下優也さん直筆サイン入りポラロイド写真をプレゼント!


【応募方法】
「コメント欄」に、松下優也さん×HMVインタビューのご感想、または、HMVサイト内『ヒカリ、その先へ』関連記事についてのご感想、松下優也さんへの応援メッセージなどをお書き添え頂き、ご希望の賞品を選択後、必要項目をオンラインにて入力し、ご応募下さい。

応募締切 2010年10月31日(日)
※当選は賞品の発送をもってかえさせていただきます。

※1. 応募には会員登録が必要になります。(新規会員登録は⇒コチラ)。
※2. 会員登録のお済みの方は、詳細と応募フォームへ
  •  劇場版「ヒカリ、その先へ」 主題歌『4 Seasons』

  •  松下優也 アルバム『I AM ME』(EPIC レコードジャパン)

  •  松下優也 最新映像商品

  •  松下優也ディスコグラフィ

  • profile

    2008年11月のデビュー以来、音楽のみならず、ミュージカル「黒執事」で2年連続主演を務めるな ど、新たに活躍のフィールドを開花させたアーティスト・松下優也初主演による映画『ヒカリ、 その先へ』。今映画は、8月25日にリリースの両A面シングル収録の新曲「4 Seasons」から生まれた完全オリジナル作品。ヒロインとしてNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」の主役を務めた倉科カナがキャスティングされているほか、特別ゲストとして土岐田麗子、 青山レイラも出演。
    監督には、松下優也や数多くのアーティスト(加藤ミリヤ「Love is…」、平井堅「KISS OF LIFE」、BOOM BOOM SATELLIETES「PILL」ほか)のミュージックビデオを手がける江原慎太郎を迎えた、夢を追い続けるアーティストと、夢を見失って立ち止まった学生とが出会う、青春ストーリー。

    profile

    アーティストになる夢を掴み毎日がキラキラ輝く反面、二十歳の青年としての葛藤や孤独感を抱えている松下優也 が、写真家を目指し専門学校に通っている”きい“(20歳)と出会う。夢を見失いそうな”きい”にとって、”ユウ”(松下優也)の存在は、本物の「ヒカリ」が差すかのようだった。日々の現実に自信を失った”きい”の最後の願いをかなえる”ユウ”。
    ふたりが見るヒカリの先にあるキセキとは…


    Cast&Staff
    ■ 出演:松下優也/倉科カナ/ 土岐田麗子/青山レイラ/永岡祐/西田健一
    ■ 監督:江原慎太郎
    ■ 脚本: 溝井英一デービス
    ■ 特別協力:神戸コレクション、毎日放送「DRESS」
    ■ 制作プロダクション: オンブ
    ■ 企画・製作: ソニー・ミュージックエンタテインメント / エピックレコードジャパン
    ■ 配給:ソニー・ミュージックエンタテインメント
    ■ 主題歌: 松下優也 「4 Seasons」 (「神戸コレクション」公式ソング/毎日放送「DRESS」テーマソング)
    ■ DOR@MO 配信期間:2010 年8 月11 日(水)〜
    ■ 期間限定・無料
    ■ 配信サイト:http://www.doramo.jp/(PC、携帯共通 )
    ■ 視聴形式:ストリーミング、または制限付ダウンロード方式

    profile

    1990年生まれ、20歳。2008年11月、シングル「foolish foolish」でメジャー・デビュー。 ライヴ活動を積極的に行い、アルバム発売前にもかかわらずワンマンツアーは各地でソールドアウトを記録。 また昨年5月には、1万人以上を動員した大人気コミックの舞台化、<音楽舞闘会『黒執事』‐その執事、友好‐>の主役と して舞台初出演。今年の5月から、東名阪で2万人を動員する「ミュージカル黒執事-千の魂と堕ちた死神-」では再主演をつ とめた。その他、映画「時をかける少女」にも出演するなど活動の場を広げている。