西崎信太郎のインディR&B一直線！

Friday, April 30th 2010

いつもご覧いただきありがとうございます！
HMV渋谷店では更に違ったチョイスの店頭版「西崎信太郎のIndie R&B一直線」のフリーペーパーもございますので、是非お近くにいらした際はお立ち寄りください！私が監修するコンピアルバム『Urban Next』も絶賛発売中です！（次回更新は5月31日予定です！ご期待ください！）

text by 西崎信太郎（渋谷店ダンス＆ソウル担当）
SHB R&Bバイヤー　ブログ

TBSラジオ　「クラブ954」

HMVレコメンド・コーナーがあるTBSラジオのR&Bを中心に流す番組「クラブ954」！前半は邦楽を中心に、後半は洋楽のR&Bをオンエア！パーソナリティは一場麻美さんと白井京子さんです。

TBSラジオ「クラブ954」

今月の3枚！

KS / Tell A Friend
　最初にジャケットを見たときは2カットの同一人物かと思ったら、このKSはれっきとしたDuo。インパクトのあるビジュアル、パッと見て気付かれた方がいらっしゃったら相当なマニア。2003年に『Art Of Love』、2006年に『Unreleased』という怪しい？アルバムを残したボーカルグループPromyscの2人が結成したのがこのKS。Promysc自体、インディシーンではちょいと話題になったくらいボーカルグループが持つ一つの華「綺麗さ」では際立つものがあり、このKS体制になっても基本的な楽曲のアレンジの美しさなどは見劣りはせず。「大人のアーバンソウル」といった切り口ではTank級にセクシー度は高め。個人的には(3)、(11)、(16)辺りがオススメ。

Massari　/ Forever
インディ？ではないかも知れませんが、この場を借りてご紹介。知っている方は勿論既にご存知のカナディアンシンガーMassari。このアルバム『Forever』はデビュー作に続くセカンドアルバム。Geroge、Druよりもダンサブルでバウンシー、路線的にはShawn Desman的なイメージが近いのかも。声にもの凄く特徴があるシンガーで、1stのイメージは独特な民族調の斬新なトラックが印象的(Karl Wolfをもっと濃くした感じ)なナンバーが多めで、ここ日本でもクラバー達をロック。今作はより甘めなテイストを加えつつも、キラーチューンではこの独特な声がより攻撃的な武器に聞こえてくる。隠れてしまっている感が否めないのはプロモーションの差、というだけ。突如大化けする予感。特に(13)はKarl Wolf、Jay Seanにも負けないキラーチューン。

Roberto Crichlow / My Hearts Music
　マスに向けたいアーティスト故にジャケが非常に残念。ゴスペルシンガーのRoberto Crichlowの恐らくデビュー作ですが、正直、詳細は分かりません。ただ・・・内容が凄いです、これ。ゴスペルシンガーの持ち味である「力強さ」っていう部分の持ち味は大前提、しかしこの繊細かつ美しいメロディに初聴から「懐かしさ」まで感じてしまう程に、冒頭から特別な予感。「R&Bはしっとり派」、「R&Bはキャッチー派」の両者を満足させることが出来るバラエティに富んだ内容。(4)なんか完全にUnderdogs、クラシックネタで幕開けの(10)はRamziの「Fall In Love」を超える程にキャッチー。Mario、Omarion、Marques Houstonらがお好きな方に、Roberto Crichlowを是非とも聴いていただきたい。

　ちょっと待った！インディR&Bを聴く前に...

an Next - Indie R & B - Selected By Shintaro Nishizaki 　

大変長らくお待たせいたしました！このコーナーでもずっとお伝えしてきた私がコンパイルさせていただいたコンピアルバムがようやくリリースされる運びとなりました。要約すると「日本が生んだR&Bクラシック」的な内容で、世界に先駆け日本からブレイクしたアーティスト達を中心に収録させていただきました。「カッコイイR&B」を集約した集大成として、内容、ジャケットも素晴らしいものが完成したと思っております。是非チェックしてみてください！