【今月のイチオシ】世界の終わり
Tuesday, April 6th 2010
![]() “世界の終わり”というアーティストHMV ONLINE x CINRA.NET presents 「今月のイチオシ」。今回イチオシするのは、“世界の終わり”というアーティスト。 この退廃的で挑戦的な“世界の終わり”というアーティスト名。 彼らが描き出すサウンドは、決して世界の終わりに向かった破滅的なものではない。 いや、むしろそれは、世界に対する希望と言ってもいいかもしれない。 資料を読むと、彼らは自分たちで工場の地下室を改装し、「club earth」というライブハウスを、自らの手で作り上げ、運営していると言う。 そこまでやってのける、突き抜けた彼らの勢いはドコから来るのか? 今回、CINRAサイドで彼らのインタビューを。 HMVサイドでは、「club earth」の着工風景を本人たちの解説を交えてドキュメンタリー風に紹介させて頂くことにした。 “世界の終わり”というアーティストについて。 彼らの底知れぬ器のデカさを感じて頂ければと思う。 ![]() 『EARTH』 / 世界の終わり
圧倒的な歌世界とともに突然現れた4人編成バンド。Vo深瀬を中心に2007年結成。 自分たちで工場の地下室を改装し、手作りで一から作り上げた空間「club earth」を拠点に活動する。 まるで、こどものように無垢であどけない天性の歌声と 既存のJ-POPを凌駕する果てしなくキャッチーなメロディー。 そして、それらのポップな楽曲からは想像できない率直で強烈な歌詞。 独特な視点で物事を捉える世界観と、一度耳にすると、 やわらかく、そして、根強く、こころに漲る楽曲の生命力。 苦しくなるほど、まっすぐで繊細な感受性に従った。 抑圧しきれない混沌とした感情を、ボーカル深瀬が世界と対峙して、素直な言葉を歌に閉じ込めた。 感情や思いを受け止めた歌は、生命を帯びる。 生きることへの矛盾、自問、苦しみ、悩みの末に、生まれた歌。 頭でっかちのからっぽの言葉、歌、ではない。 生と死。その問いに本気で向き合った果てに訪れた世界。 鋭敏でリアルな感覚が生んだ、剥き出しの歌は出会った人々の琴線を刺激する。 世界の終わり。 それは、新しい世界の始まりの歌。 収録楽曲
「clubEARTH」と“世界の終わり”私達はバンドを始める前にライブハウス「clubEARTH」を立ち上げました。普通に考えたら「順番が違う」と思うかもしれません。 でも私達の音楽にとって最も大切だったのは 音を鳴らすことよりも、機材が扱えることよりも 「仲間同士のコミュニュケーションが取れる事」でした。 それは世界の終わりのボーカル深瀬が楽曲に込めたメッセージを、 どういう形で表現したら伝わるのか考える為の、朝も夜もない莫大な時間。 世界の終わりは他のミュージシャン達がセッションで音を出しながら音楽を作るように のこぎりを引き、溶接をし、食事を作って共に眠る事で 共通言語を作り出し、阿吽の呼吸によって楽曲を生み出してきました。 私達にとってEARTHとは、「船」のようなものです。 何も出来なかった4人のクルー【世界の終わり】はEARTH号に乗って 世界を見る旅に出かけようと思っています。 4人だけでは解決出来ない問題にぶつかった時はいつも、仲間を増やしてきました。 これから出会うみんなも世界の終わりとEARTH号に一緒に乗って、世界を見にいきませんか。 「clubEARTH」着工
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