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フランドン農学校の豚 ミキハウスの宮沢賢治絵本

nakaban

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784895881357
ISBN 10 : 4895881350
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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真正直に生きて、尚且つ生き難い人の世の無...

投稿日:2021/04/25 (日)

真正直に生きて、尚且つ生き難い人の世の無情と無関心に、さびしい憤りを抑える事が出来ません。人は何故、人をかくも容易く人を傷つけ、その行いを省みず無辜の者たちを葬って居る事か、、賢治の優しさと切なさが、まさに、一行一行に、滲み出ている傑作中の傑作、と云うことが出来るでしょう。全ての人が幸せになるまでは、けして自分の幸せはない、と考えていた賢治の、弱者へのひたむきな思いやりと優しさが見事に伝わって来ます。是非、ひとりでも多くの方に読まれ、その子へと伝えられ、他者への思いやりにあふれた人が世に溢れることを願って止みません。

izkeiske さん | 岡山県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ♪みどりpiyopiyo♪

    半月くらい間が空きましたが、宮沢賢治の知らないお話を読んでみよう週間の続きを♪ ■賢治の描く農学校には牧歌的なイメージを持っていたので この本もそんなつもりで読み始めたら…。そっか。農林学校出身で農学校の先生もしてた賢治は、当時の畜産についても身近に見知っていたんだね。■nakabanさんの絵は、未晒しの紙に絵筆のかすれを生かした様な素朴な感触が賢治の朴訥さを想起させ、黒を基調にした力強い絵が物語の奥行きを更に膨らませて、彼(ヨークシャイヤ)の心情が心にストレートに届きました。(絵 2016年)(→続

  • gtn

    運命論に抗うのは、この世に生を受けた者の当然の権利。しかし、それこそ死に値するほどの屈辱と煩悶が待っている。"命を大切にしましょう"と通り一遍のスローガンをいくら唱えても、苦しむ者には響かない。

  • Shoko

    図書館。怖かった。ひたひたと迫り来る死への恐怖は、人も豚も同じこと。ボロボロと涙を流す豚の姿が痛ましい。人間の言葉を理解しているからこそ、恐怖の念は強くなり、余計に酷なことと感じた。命をいただいているということを、普段 あまりにも意識せずにいることを思い出しました。

  • たらちゃん

    はじめに絵だけざっくり見ただけでは好ましくなかったけれど、読んだら豚の切なさと絵が結びついて印象的な本でした。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    今は『食育』というテーマで動物について本は多いけれど、宮沢賢治は100年以上前に向き合っていたという事、そしてこの話がノンフィクションだという事に驚いた。迫りくる死への恐怖を感じるのは人間だけと思っているエゴ。

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