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戦争は女の顔をしていない 1

keito koume

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784049129823
ISBN 10 : 4049129825
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Series
:

Content Description

「一言で言えば、ここに書かれているのはあの戦争ではない」……500人以上の従軍女性を取材し、その内容から出版を拒否され続けた、ノーベル文学賞受賞作家の主著。『狼と香辛料』小梅けいとによるコミカライズ。

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戦争の悲惨さがこれでもかと出ているお話。...

投稿日:2021/03/07 (日)

戦争の悲惨さがこれでもかと出ているお話。これでも最終的にソ連は勝ったのだからマシな方なのである。戦傷で行方不明になった戦友が30年ぶりに再開できた話が一番好きです。サラッと流されてるけどそれはどうよ?って思うシーンも結構あります。

hhi さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 美紀ちゃん

    女性の大変さがとてもよく書かれていてわかりやすかった。「同志少女よ、敵を撃て」もソ連対ドイツの戦争だった。これは短編集7つの話。洗濯部隊というのがあったのを初めて知る。洗濯機などないから手が大変なことに。戦争での女性の頑張りを知る。昔だからなのか?戦時中で物がなかったからなのか?両方なのか?とても不便で苦しく辛い体験ばかり。マンガで読みやすかった。

  • ちびbookworm

    角川BOOK WALKER で5/16まで無料配信中。読友さんに教えてもらった◆戦争参加した500数名の女性へのインタビュー集◆読後の疑問は、「この本が『ロシア』で出版できたのだろうか?」→原作の出版社、岩波HPで背景が紹介されていた◆「ベラルーシの独裁者ルカシェンコ大統領は彼女を「外国で著書を出版し祖国を中傷して金をもらっている」と非難し,長い間ベラルーシでは出版禁止」だったという◆戦時のロシアは「勇ましさ」と「戦争の正当さ」を主張しがち。本書は、埋もれていた従軍女性たちの戦談を掘り起こし光をあてた

  • yoshida

    第二次世界大戦の独ソ戦。戦争より帰還した女性達より聞き取りした作品。第二次世界大戦と言えば総力戦。また、ナチスの東方生存圏の確保はスラブ民族の奴隷化を意味する。約2700万人の犠牲を出しても、ソ連が屈服しなかったのは民族としての生存が脅かされたからだろう。狙撃兵として、洗濯部隊として、衛生兵として、飛行兵として、女性達も前線に向かう。これには共産主義の社会の影響もあるだろう。普通に暮らしていた女性が、過酷な戦地に立つ。初めは混乱するが徐々に順応する。帰還しても残るPTSDに現代にも通じる苦しみを感じる。

  • 六点

    ノーベル文学賞授賞作家、アレクシェーヴィチの代表作の「コミカライズ」である。原作を読んだ時も衝撃を受けたが、漫画化されても、漫画化されたことに因って更に衝撃を受ける。否、違う方向からさらに衝撃をうけるのだ。のっけからキエフが空襲を受けた時、スペインからの孤児が庭に塹壕を掘り始めるのを見て、その子がスペインに戻ることができたのは一体何時に事になったろうかなどと、スペインの長い「戦後」を思い憂鬱になる。ぜひ読むべし。あ、監修者の速水螺旋人の後書きも必読であることだよ。

  • みやしん

    うろ覚えで、ソヴィエト軍は前線に出た女性兵が最も多かったと。命の危機は男女を問わないが女性であるハンデに全く融通の利かない物資の平等具合と、その過酷な現実・なけなしの対処に現代日本男性である我が身では、思わず目を背けてしまう事を禁じ得ない。女である事を捨て、それでも根底にある「女性」としての矜持が読者の心を抉る。本巻では性暴虐の描写が無かった(原作にはあるのかも知れないが)事がせめてもの精神的ダメージを和らげてくれた。卓越したソヴィエト考証を持つ監修者の結びの段落が、本作を見る目に改めて活を入れてくれる。

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