『双星の陰陽師』の2代目OP曲「Re:Call」…
表題曲以外のカップリング曲として2曲目に「鏡のLabyrinth」、
3曲目に「真夏の花火と秘密基地」を収録したCDのみ盤。
表題曲「Re:Call」は、
『双星の陰陽師』の初代のOP曲が、インパクトの強い曲だったんで、
そういう相対比較からすると、どーしても、
ちょっと、インパクト的には、弱いなと感じる部分があるんだけど…。
個人的には、
ここ2年ほどのi☆Risのシングル曲ってのは、
全部『プリパラ』のOP曲だった曲ばかりだったんで、
『双星の陰陽師』の第14話から2代目OP曲に変わったのを視た時に、
あ!i☆Risが『プリパラ』以外のOP曲を歌ってる!!
みたいな、曲内容とは別の部分での驚きとインパクトがあった、
という感じ…まぁ、熱心なi☆Risのファンの人なら、
事前に、今度○○というアニメの新OP曲を歌う、ってことを知った上で、
ソレを視てるんだろうから、自分のような驚き方をする人は、
いないんだろうけど。
とりあえず、曲の中身としては、曲自体のインパクトとしては、
前回のOP曲に見劣りする部分はあるけれど、でもまぁ、
第14話は、物語前半(第1〜13話)を半分、振り返るような総集編的な、
そういうエピソードだったけれど、
第15話以降の話の流れを視ていれば、この2代目OP曲「Re:Call」は、
その物語後半の内容に即した曲になっているんだな、
という部分は、ある程度は感じられるので、そういう意味では、
それなりにしっかりと創られているな、という印象も、
ないではない。
けど、やっぱり、イマイチ感情移入はし辛いっていうか…
例えば初代OP曲「Valkyrie-戦乙女-」は、
完全に、紅緒視点で創られ歌われてる曲だったけど、
この「Re:Call」は、
歌詞を聴いてる感じでは、どちらかと言えば、ろくろ視点なのかな、
って感じの歌詞だけど…
でも、そうであれば、ろくろは「僕」とは言わないから…。
その、もしかしたら、
ろくろでも紅緒でも、どちら側ととらえてもOKなように、
創ろうとしたのかも、知れないけど…
だとしても、結果として、中途半端感だけが感じられてしまって、
心に響かないっていうか、
そういう感じになっている気がして、勿体無いというか…。
それは、i☆Risが悪いっていうよりは、
作詞作曲編曲をした人の責任なんじゃないか、って気がするんだけど…。
根本的な企画として、
その、芹澤優演じる音海繭良視点の想いを描いたような曲をi☆Risが6人で歌う、
っていうんであれば、もう少し、しっくりくる曲が、
出来たんじゃないのか?
みたいな…そもそも、ろくろ視点、または、
ろくろと紅緒共通的な視点からの曲、をi☆Risが6人で、っていう部分に、
根本的に無理があるっていうか、
作品OP曲としても、i☆Risとしても、双方の良さを十分には発揮出来てない、
そういう取り合わせに、なっちゃってるような…
とりあえず10回あまり聴いてみて、残念ながら、そういう印象が、
強い、かな…。
この曲内容であれば、アルバム内での一部収録曲でやってるような、
6人で、じゃなくて、メンバーの中の誰か1人が歌うとか、2人で歌うとか、
そういう感じにしたほうが、よりしっくりくるんじゃ、
ないのかな…と。
2曲目「鏡のLabyrinth」は、
表題曲の「Re:Call」よりは、i☆Risが6人で歌う良さが、
ちゃんと表れてる曲なんじゃないかな…
歌声的にも、ちゃんと6人夫々の色が出ているし…。
「それでも僕らは、歩いて行くんだ…」
という歌詞から始まる…
まぁ、こういう青春系応援歌のような曲は、これまでにも歌っているけど、
i☆Risの歌声的には、ぴたりとハマる系の曲って感じだよね。
3曲目「真夏の花火と秘密基地」は、
今回のシングルの収録曲の中では、コレが一番好きかな。
ポップで、爽やかなピュアさと若々しさが、
感じられる曲で、聴いていて、ある意味、童心に帰るような癒しも、
あるしね…。
正直、コレをシングルの表題曲にして、
「Re:Call」はカップリングの2曲目か3曲目、って扱いのほうが、
曲のクオリティって面からは妥当なんじゃないか、
と個人的には思ったり…。
余談というか…
i☆Risのシングルは、毎回、DVD付き盤とCDのみ盤とが出てる感じだけど、
自分は曲が聴ければいいというスタンスなので、
更に、DVD付き盤のCDの収録曲は2曲で、
CDのみ盤は3曲収録っていうパターンになってるんで、
値段が安くて1曲多く入っているから、必然的に毎回CDのみ盤を買う、
って感じなんだけど…
その、CDのみ盤だけに入っている3曲目、ってのが、
個人的には毎回、気に入る曲だっていうか…
「ミラクル☆パラダイス」の3曲目「Special Kiss」も
「ブライトファンタジー」の3曲目「ハチャメチャ x ストライク」も
「Goin’on」の3曲目「キラリ」も
「Ready Smile!!」の3曲目「Garnet」も、そして今回の
「Re:Call」の3曲目「真夏の花火と秘密基地」も…
3曲目に収録されてる曲が、何かの作品のタイアップ曲である、
っていう場合も時々はあるけど、それ以外の、
特に何かの作品のタイアップ曲とかになってない曲であっても、
けっこう毎回気に入って、
何度も繰り返し聴いてしまう曲が、多いな、っていうのが個人的な印象で、
その辺も、ここのところ、
i☆Risのシングルを毎回買ってる理由の1つに、なってるのかも…
個人的には、そんな感じ。
…そんなこんなで、今回のシングルは、正直、
ここ1年余り、i☆Risのシングルを続けて買っていたんで、
半分、その流れで惰性で、買ってしまったような感じもあったんだけど…
その、ここしばらくの『プリパラ』のOP曲とは違う、
『双星の陰陽師』の2代目OP曲が表題曲というシングル…の、
その表題曲は、イマイチ感がちょっとあったけど、
カップリング曲の2曲、特に3曲目のがよかったんで…トータル的には、
そこそこの満足度かな、と…個人的には、
そんな感じです。