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本の雑誌の坪内祐三

Yuzo Tsubouchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784860114435
ISBN 10 : 4860114434
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2020
Japan

Content Description

1991年から2020年まで「読書日記」以外に「本の雑誌」に書いた原稿、対談、座談会、その他三角窓口の投稿や近況コメントまで、本の雑誌の坪内祐三をすべて収録。

目次
いつまでも読書中 坪内祐三 1

雑誌の目次を見るのが大好きだ

【特集】坪内祐三ロング・インタビュー 30
【特集】この10年でいちばん面白かった本 明治文化が一冊でわかる労作 41
【特集】この連載に注目せよ! ベスト1は『文藝倶楽部』石橋思案の「本町誌」だ! 44
【特集】週刊誌の時代が再びやってきた! 『週刊新潮』、『週刊文春』そして『週刊公論』のこと 47
「週刊新潮」「週刊文春」創刊期編集者対談 手探りのスタートと転換期の英断 岩波剛vs田中健五 51
『文学雑誌』はまだ続いているのだろうか? 58
【特集】消えた出版社を探せ! 消えた出版社総まくり 函入り本を出すと出版社は消える? 高崎俊夫vs坪内祐三 60
【特集】400号スペシャルなんでもベスト10! 変わりゆく出版社と変わらない出版社 66
【特集】いま雑誌がエライ! いまどんな雑誌が売れているかベスト250 68
【特集】リトル・マガジンの秋! 私が気になる!リトル・マガジンカタログ 79

文学についてもいろいろ言いたい

【特集】昭和の文学が面白い! 突発番付編成委員会 昭和の雑文家番付をつくる! 亀和田武・坪内祐三・目黒考二 82
【特集】文豪とはなんだ? 「文豪」と編集者たち 91
【特集】太宰治は本当に人間失格なのか? 神保町チキンカツ対談 ダメ人間作家コンテスト! 西村賢太vs坪内祐三 94
おじさん三人組ツボちゃんと文壇バーに行く!その@〜そのB 101
【特集】追悼文は文学である! 追悼文をめぐるインタビュー三番勝負 古今東西追悼文を語りつくす!
 「江藤淳追悼号のこと」×細井秀雄 111
 「追悼にはものすごいドラマがある」×嵐山光三郎 115
 「追悼の伝統を貫く「映画芸術」が偉い!」×亀和田武 118
 吉行淳之介とその「世代」 122
【特集】知の巨人に挑む! 山口昌男先生のこと 126
【特集】マイナーポエットを狙え! 素晴らしいマイナーポエットを一人、失なってしまった   128
【特集】活字で自活! 不連続活字自活男対談 週刊誌の編集者は早急に「魚雷自身」を書かせなさい! 坪内祐三vs荻原魚雷  131

ずっと編集者でいたかった

【特集】角川春樹伝説! 角川春樹ロングインタビュー 死ぬまで現役の編集屋なのだ! 140
【特集】社史は面白い! 平成の社史ベスト1は『銀座伊東屋百年史』です 151
【特集】夏休み日記スペシャル 『木佐木日記』が文庫化されなかったのはなぜか? 156
【特集】いざ、編集長修行! 『時代を創った編集者101』の余白に 158
短期集中講座◉坪内祐三先生の名編集長養成虎の穴
 あしたのためにその@   滝田樗陰(中央公論)の巻「年に二十日、仕事より熱中できる趣味を持て!」  161
 あしたのためにそのA   池島信平(文藝春秋)の巻「名編集長たるもの愛人の一人や二人は持て!」  168
 あしたのためにそのB  目黒考二(本の雑誌)の巻「ジョンとポールのようなパートナーを持て!」 175
本の雑誌30年間スクラップ対談 鏡明の「連続的SF話」がとにかくすごい! 亀和田武vs坪内祐三 182
【特集】さらば、岡留安則! 岡留安則追悼座談会 下半身に人格が宿る! 亀和田武・坪内祐三・目黒考二 189
私のベスト3 一九九六年度│二〇一九年度 196

街と書店、酒と本こそが学校だ

【特集】神保町で遊ぼう 三十五年、いや半世紀神保町逍遙 212
【特集】帰ってきたぜ、神保町 神保町ナイトクルーズ二十年 216
私の本屋履歴書 あの頃、高田馬場の新刊書店 220
新刊本をチェックしに古本屋へ 222
【特集】ツボメグ丸一日書店で遊ぼう対談! 224
この先十年、町の古本屋は、 またどうなって行くのだろうか 240
高原書店について語ろう! 坪内祐三・広瀬洋一・三浦しをん・目黒考二 244
【特集】人はなぜ本を返さないのか! 「貸した本、借りた本」 252
SとMとWと私の関係 254
【特集】図書館を探検しよう! 「天国」を味わった「最後の人」が私だ 258
【特集】日記は読み物である! 五年前の日記帳から 261
【特集】本好きのための旅行ガイド 川崎長太郎、内田吐夢、小田原シングルライフ 265
【特集】カンヅメはすごい! いつか唐十郎流カンヅメをやってみたい 267

アメリカ文化と映画が青春だった

角川文庫のアメリカ文学が僕の大学だった 274
【特集】青坪アメリカを語る! 青山南vs坪内祐三 278
【特集】本とロックが人生だ!
ロックしている文学を私は一つしか知らない 288
【特集】初夏の海外文学祭り! リチャード・イエーツ『寂しさの十一のかたち』 293
【特集】映画天国! プロデューサースクリプターそして美術監督 296
【特集】集めろ、分冊百科! 『東映任侠映画』シリーズで 『博徒七人』の刊行を希望します 299
映画本それからそれ 303
【特集】映画天国! 西新宿シネマツアーおじさん三人組とツボちゃん、ワイズ出版に行く! 307
プロレス本60分一本勝負座談会 石橋毅史・伊野尾宏之・坪内祐三+高野秀行 310

活字があるから人生は楽しい

【特集】匿名なんか怖くない! 匿名コラムあれこれ 322
【特集】あとがき一本勝負! 「あとがき」の「日付」で自分を物語化するのはちょっと気持ち悪いね 326
【特集】別人28号を探せ!
 中野翠さんが私のデビュー作をゴーストしてくれた 329
 ゴーストの帝王・重松清に聞く! 331


【著者紹介】
坪内祐三 : 評論家。1958年5月8日東京生まれ。早稲田大学文学部、同大大学院修了。「東京人」編集部を経て、評論活動に入る。1990年に「本の雑誌」初登場。以降、本の雑誌のスタッフ・ライターを自任し、連載「坪内祐三の読書日記」のほか、特集等に原稿を大量に寄稿。座談会、対談にも数多出席した。2020年1月13日、心不全のため急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 阿部義彦

    ツボちゃんが本の雑誌に関わった全てが活字化されています。もちろん全てが文学、活字、古本、周りの事ばかり!実に楽しく幸せな時間を過ごせました。自分的にツボだったのは「昭和の雑文家番付をつくる」でした。また「消えた出版社」も良かったし、とにかくツボちゃんのおかげでこんなにも生き生きとした紙面になってたんだなあと再認識しました。その博覧強記な文章にももうお目にかかれないのですね。ご冥福をお祈りします。

  • Akito Yoshiue

    まとめて読むととても読み応えがある。

  • チェアー

    知識量がすごい。資料に当たる時の熱量が違うのだな。それは「知りたい」という欲求の強さでもある。だから「知っている」と言いながらまったく分かっていない人の文章を読むと、腹が立って仕方がないのだろう。何より、自分はその時代の空気を知っているんだ、と。

  • tetsubun1000mg

    月間書評専門誌「本の雑誌」のスタッフ・ライターを自任し「坪内祐三の読書日誌」の連載は23年にもなる書評家、文芸研究家。 本の雑誌の顔といってもいいようなツボちゃんだったがまだ信じられない感じがする。 この本は「本の雑誌」「別冊本の雑誌」の掲載分が全部紹介されている。明治から昭和の文学全般、雑誌、映画などの膨大な知識が検証される。 出版社系ではない独立した書評専門誌で2008年の経営危機まで40年位広告を入れなかった「暮らしの手帳」の様な雑誌の成り立ちがツボちゃんの好みだったんだろう。掲載文の量もすごい。

  • Inzaghico

    ああ、ツボちゃん、ほんとうにいなくなってしまったんだな。人ってあっけなくいなくなるんだな、暴漢に襲われたときも復活したのに。 坪内の文章はどれもツボなのだが、「昭和の雑文家番付」は、好みがぴったり一致する。番付を考えたのは坪内と亀和田武と目黒考二の3人だ。東は横綱が植草甚一、種村季弘、大関が山本夏彦、張出大関が小林信彦、山下洋輔だ。西は横綱が内田百閨A大関が吉田健一、張出大関が武田百合子、前頭が丸谷才一、金井美恵子、井上ひさし。村上春樹も西の前頭に入っている(笑)。

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