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自意識のラストダンス

Yuuta Maeda (Timon D)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865284607
ISBN 10 : 4865284605
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

◆南海キャンディーズ・山里亮太さん帯推薦!
「僕以上に「自分なんて」って言ってる人に初めて会った。
絶望からの脱出方法じゃなくて、絶望の抱きしめ方を教えてくれる、そんな本」


「やればできる!」の隣で「やってもできない」と嘆く男がいた――
自意識と幸福の間で悩み苦しむ男が贈る、笑いと苦悩の赤裸々エッセイ爆誕!

野球の強豪校に進学し法科大学院にまで進んだ秀才、売れっ子芸人としてメディアにも引っ張りだこ。一見すると順風満帆の人生のようで、「やってもできない」と悩みもがく「僕」がいた。

悟りを開くほどの辛い練習・しごきの果てに甲子園一歩手前でサヨナラ負け、何事も人の数十倍はやる真面目な性格、極貧の駆け出し時代、相方は映り自分は見切れたTV番組、そしてその果ての円形脱毛症。

「そんなことないよ」と言われればさらに苦しくなり、自分も幸福もわからなくなる無限沼へ……。果たして前田は、「幸せ」を見つけることができるのか?


幸せの正体が掴めず、生きづらさに溺れ、もがき苦しみ、それでも前を向いて生きるために今日まで施策を繰り返してきた。
その見苦しい生活の末に円形脱毛症になり、胃潰瘍に苦しみ、現状を脱しようと幸せの正体を知るために海を渡り、世界一幸せである国と言われるフィンランドまで行き、見ず知らずの土地で言葉も通じない人たちと、踊りながら号泣することになる。
...(中略)...
もしかすると、読者諸兄姉にも魔都日本の迷宮で僕のような幸せに関して彷徨う子羊たちがいるかもしれない。その群れの一頭でも救うことのできる一助になれば幸いである。(「はじめに」より)


自意識と幸福の間で悩み苦しみ、人一倍努力してもなお幸せがわからない、現代人の業を一手に背負ったような苦悩を抱える著者が贈る、苦悩と笑いと感動の赤裸々エッセイ爆誕!


【目次】

はじめに
第一章 自意識過剰の僕が出来るまで
人生の終わり
人並みの人生を知る
モラトリアム
もう一度、夢を見てもいいかもしれない

第二章 始まりは高円寺にて
社会の底辺
再起
貧困生活を極める
光の先にあるのは

第三章 芸能魔界で捥けども
心身ともに赤信号なり
幸せへの試行錯誤
不幸の引き算
幸せの国

第四章 僕と出会うまでの7500キロ
おかしいのは僕だけ
ラストダンス
現地人になる
過去の自分との別れ
我が国、我が精神、我が命

おわりに


前田裕太(ティモンディ)
1992年8月25日生まれ、神奈川県出身。済美高から駒澤大を経て明治大学法科大学院中退。「やればできる」の台詞とポジティブなキャラクターが持ち味のボケ担当である高岸の相方として、2015年1月にティモンディを結成。

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みっこ

    いつも聴いてるpodcastをきっかけに知ったティモンディ前田さん。簡単な経歴は知っていたものの、改めてこんなに波瀾万丈とは。そしてなんだかずっと辛そう。レギュラー番組を持ち名の知れたテレビ番組に出演して、順調にお仕事されているはずなのに。一般的に考えすぎる人は行動が鈍くなり、行動力がずば抜けている人はあまり考えずに動くイメージだけど、前田さんは両方全力。そりゃ消費カロリーすごいよなと思う。どうすれば幸せになれるのか考え抜いた結果、世界一幸せな国と言われるフィンランドへ行くことに。→コメントへ

  • ぷりけ

    病気療養中の著者。 その後にこの本を読み始めたけど、ハゲができたことを面白おかしく書いているが,それほどの精神状態なのが、今は痛々しく感じて、今は彼のことがとても心配 内容は彼らしい文体で、字のフォントも通常の字体よりちょっとクセのあるフォント

  • きたさん

    済美で甲子園直前まで行ったこと、身体能力テストで全国1位になったこと、大学院に進学していたこと、読書家であること…など前田さんのティモンディの「じゃない方芸人」ではないエピソードを知っていたので、これほどまでに自己肯定感が低いことにとにかく衝撃を受けました。高校時代に素敵な出会い方をした本の影響があるのか、文章の折々に森見登美彦っぽさが感じられ、エッセイ集ではあるものの、純文学のような趣も感じられたのが印象的でした。内容が切実すぎるので、ある程度心身に余裕があるときに読んだ方が、得るものが多い気がします。

  • yunyon

    高校野球に3年間を捧げ、理不尽に耐えてつらい練習を乗り越えてきた人間でも、芸人や司法の勉強、どこまでも真摯に努力できる人が、こんなにも「幸せ」を探してしまうことに正直驚いた。そしてよくある鬱に対して「体を動かせ」とかのアドバイスなどが役に立たない人もいて、ホント万人に効くなんてものはないんだなって。「幸せ」は青い鳥で、気づけば自分の頭の上にいるもので、探しても…と思うが、こうやって、探しつくしてやっと答えにたどり着いたことがきっと幸せなんだろうな。ティモンディ、好きです。早く二人の姿が見たいです。

  • Jam

    斬鉄剣でも切れないもの…それは、こんにゃく。今はただ前田さんの心が平穏であることを願う。

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