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友達以上探偵未満 角川文庫

Yutaka Maya

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041108451
ISBN 10 : 4041108454
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan

Content Description

三重県立伊賀野高校の放送部に所属する、伊賀ももと上野あおは共にミステリが大好き。ある日、部活動の取材で訪れた、ホテル主催のミステリーツアーで殺人事件に遭遇する。奇妙な現場は、芭蕉の俳句の見立て?探偵志望の2人は、ももの直感力とあおの推理力を生かし、事件を解決しようとするが…(「伊賀の里殺人事件」)。本格的な謎解きが堪能できる3篇を収録。女子高生探偵2人のキュートで切れ味鋭い、真剣推理勝負が開幕!

【著者紹介】
麻耶雄嵩 : 1969年、三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。京都大学在学中、推理小説研究会に所属し、『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビュー。『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞・第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。『さよなら神様』では「2015本格ミステリ・ベスト10」1位、第15回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 森オサム

    女子高生探偵の二人組が殺人事件を解決する、と言うファンタジーな設定の短編集。コミカルなセリフで進むライトな雰囲気では有るが、読者への挑戦状が挟まれる本格ミステリでした。全体を通してキャラ重視の作品なので、ウザいか楽しめるか、好みは分かれるかも。1話、2話はそう思いながら読んでいましたが、3話はガラリとテイストが変わります。この居心地の悪くなる様な嫌な感じ、これぞ麻耶作品、ブレません(笑)。とは言え、ダークさは他作品よりはまだマシな方ですが。読了後にタイトルの意味が分かった気がした、なるほどこれも悪くない。

  • よっち

    忍者と芭蕉の故郷、三重県伊賀市の高校に通う伊賀ももと上野あおは地元の謎解きイベントで殺人事件に巻き込まれる。 探偵好きの二人はももの直観力とあおの論理力を生かし事件を推理していく青春ミステリ。伊賀の里ミステリツアーでの殺人事件、二人が通う伊賀野高校で起きた殺人事件、ももとあおの出会いと夏合宿で起きた殺人事件。タイプが違う二人を中心に見立て殺人を解き明かしてゆく展開は読みやすいのに意外と本格的で、補い合っていい感じにバランスが取れている二人が出会い、挑戦することになった最初の事件もなかなか効いていましたね。

  • さくりや

    予想していたものとは違ったがまあまあ面白かった。この人アンチミステリ以外も書くんだー。伊賀の里ミステリーツアーとか、お堀幽霊とか、シチュエーションが凝っていた。「夏の合宿殺人事件」で、あおのももへの気持ちが吐露される訳だが、これがイマイチだった。えーあなたそんなマウント気質の見下し女だったの(10代に何言ってんのって話だが)。ももの夢に一途でライバルのあおにも素直に嫉妬したり尊敬したりする姿勢が良かっただけに、余計に。私はこの話をハッピーエンドだとは思えない。ロジックとトリックは良かった

  • 星野流人

    名探偵志望の女子高生であるももとあおが、3つの殺人事件に挑むミステリ作品。女子高生が主人公ですが、各話に謎解きの挑戦状が用意されており、ミステリ要素が強めでした。これからミステリを楽しんでいきたいという若い方が、最初に読んで挑むミステリにちょうどいい作品だと感じました。前2篇はミステリに重きを置いていますが、最後の「夏の合宿殺人事件」では友達以上探偵未満であるももとあおの関係性に焦点があたり、単なる謎解きに終わらない奥深さも感じました。そこで描かれるテーマがワトソンなのも、ミステリらしくて良かったですね

  • ももとあお。二人の女子高生探偵の活躍。最後であおがめっちゃももの事好きなんだと思って微笑ましく感じた。 #ニコカド2020

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